<book_title> を検索 ...

Storage Foundation for Oracle® RAC 7.3.1 設定およびアップグレードガイド - Linux

Last Published: 2018-01-15

Product(s): InfoScale & Storage Foundation (7.3.1)

OCR と投票ディスク用ストレージの手動作成

Veritas クラスタファイルシステム上に OCR と投票ディスク用ストレージを作成できます。ボリュームとファイルシステムディレクトリのどちらを作成する場合でも、VCS 設定に追加して高可用性を実現できます。

以下の手順は、OCR と投票ディスクのための外部冗長性を前提としています。

CFS 上に OCR と投票ディスク用ストレージを作成するには

VxVM ディスクグループを作成します。

# vxdg -s init ocrvote_dgnamedisk_name2disk_name3

CVM マスターから、OCR と投票ディスクのミラーボリュームを作成します（たとえば、ocrvotevol）を作成します。
```
# vxassist -g ocrvote_dgname make ocrvote_volname 640M nmirrors=2
```
CVM マスターから、ボリューム（ocrvotevol）が含まれるファイルシステムを作成します。
```
# mkfs -t vxfs /dev/vx/rdsk/ocrvote_dgname/ocrvote_volname
```
各システムには、OCR と投票ディスクを含むファイルシステムをマウントするディレクトリ（たとえば、/ocrvote）を作成します。
```
# mkdir /ocrvote_mnt
```
各システムには、OCR と投票ディスクを含んでいるファイルシステムをマウントします。
```
# mount -t vxfs -o cluster /dev/vx/dsk/ocrvote_dgname/\
ocrvote_volnameocrvote_mnt
```
任意のシステムから、OCR と投票ディスクを含んでいるファイルシステムの権限を変更します。
次に例を示します。
```
# chown -R grid:oinstall ocrvote_mnt
```
可用性を向上させるためにストレージリソースを VCS 設定に追加します。
VCS 設定へのストレージリソースの追加を参照してください。