Storage Foundation for Oracle® RAC 7.3.1 設定およびアップグレードガイド - Linux

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Product(s): InfoScale & Storage Foundation (7.3.1)
  1. 第 I 部 SF Oracle RAC の設定
    1. SF Oracle RAC の設定の準備
      1.  
        このマニュアルについて
      2. I/O フェンシングの必要条件
        1.  
          I/O フェンシングに必要なコーディネータディスクの条件
        2.  
          CP サーバーの必要条件
      3. I/O フェンシング設定の計画について
        1.  
          ディスクベースの I/O フェンシングを使った典型的な SF Oracle RAC クラスタの設定
        2.  
          サーバーベースの I/O フェンシングを使った標準的な SF ORACLE RAC クラスタ設定
        3.  
          推奨される CP サーバーの設定
        4.  
          SF Oracle RAC のサーバーベースのフェンシングを設定するための準備
    2. スクリプトベースのインストーラを使った SF Oracle RAC の設定
      1. スクリプトベースのインストーラを使った SF Oracle RAC のコンポーネントの設定
        1. SF Oracle RAC クラスタの設定
          1.  
            クラスタ名の設定
          2.  
            プライベートハートビートリンクの設定
          3.  
            クラスタの仮想 IP の設定
          4. セキュアモードでの SF Oracle RAC の設定
            1.  
              SF Oracle RAC クラスタの信頼関係の設定
          5. ノード別のセキュアクラスタノードの設定
            1.  
              最初のノードの設定
            2.  
              残りのノードの設定
            3.  
              セキュアクラスタ設定の完了
          6.  
            VCS ユーザーの追加
          7.  
            SMTP 電子メール通知の設定
          8.  
            SNMP トラップ通知の設定
          9.  
            グローバルクラスタの設定
        2.  
          SF Oracle RAC 設定ファイルの作成
        3.  
          SF Oracle RAC プロセスの停止と起動
      2. installer を使ったディスクベース I/O フェンシングの設定
        1.  
          VxVM ディスクとしてのディスクの初期化
        2.  
          コーディネータディスクとして使うディスクの特定
        3. I/O フェンシング用の共有ディスクの確認
          1.  
            ASL(Array Support Library)の確認
          2.  
            ノードに同じディスクへのアクセス権限があることを確認する
          3.  
            vxfentsthdw ユーティリティを使ったディスクのテスト
        4.  
          installer を使ったディスクベースの I/O フェンシングの設定
        5.  
          installer を使ってディスクベースのフェンシングの既存のコーディネーションポイント上のキーまたは登録を更新する
      3. installerを使ったサーバーベース I/O フェンシングの設定
        1.  
          installer を使ってサーバーベースのフェンシングの既存のコーディネーションポイント上のキーまたは登録を更新する
        2. installer を使ったサーバーベースのフェンシングに対する既存のコーディネーションポイントの順序の設定
          1.  
            既存のコーディネーションポイントの順序の決定について
          2.  
            installer を使って既存のコーディネーションポイントの順序を設定する
      4.  
        SFDB の設定
    3. SF Oracle RAC の自動設定の実行
      1.  
        応答ファイルを使った SF Oracle RAC の設定
      2.  
        SF Oracle RAC を設定するための応答ファイル変数
      3.  
        SF Oracle RACを設定するためのサンプル応答ファイル
      4.  
        応答ファイルを使った I/O フェンシングの設定
      5.  
        ディスクベースの I/O フェンシングを設定するための応答ファイルの変数
      6.  
        ディスクベースの I/O フェンシングを設定するための応答ファイルの例
      7.  
        応答ファイルを使用した CP サーバーの設定
      8.  
        CP サーバーを設定するための応答ファイル変数
      9.  
        SFHA クラスタで CP サーバーを設定するためのサンプル応答ファイル
      10.  
        サーバーベースの I/O フェンシングを設定するための応答ファイルの変数
      11.  
        サーバーベースの I/O フェンシングを設定するためのサンプル応答ファイル
  2. 第 II 部 インストール後の作業と設定作業
    1. インストールの検証
      1.  
        ノードでのインストール後チェックの実行
      2.  
        VCS 設定ファイルを使った SF Oracle RAC インストールの確認
      3. LLT、GAB、クラスタの動作の検証
        1.  
          LLT の確認
        2.  
          GAB の検証方法
        3.  
          クラスタの検証方法
        4.  
          クラスタノードの検証
    2. 追加のインストール後の作業と設定作業の実行
      1.  
        SF Oracle RAC の環境変数設定
      2.  
        セキュアモードで動作するクラスタの LDAP 認証の有効化について
      3. SFDB ツールの認証の設定について
        1.  
          SFDB ツール認証のための vxdbd の設定
      4.  
        Volume Replicator の設定
      5.  
        SORT Data Collector 実行による設定情報の収集
  3. 第 III 部 SF Oracle RAC のアップグレード
    1. SF Oracle RAC のアップグレード計画
      1.  
        アップグレードについて
      2.  
        サポートされているアップグレードパス
      3.  
        バックアップの作成
      4.  
        Oracle リソースを使って設定されたシステムで SF Oracle RAC を 7.3.1 にアップグレードする場合の注意事項
      5.  
        インストールバンドルを使ったフルリリース(ベース、メンテナンス、ローリングパッチ)と個々のパッチの同時インストールまたは同時アップグレード
    2. 製品インストーラを使った SF Oracle RAC の完全アップグレードの実行
      1.  
        完全アップグレードについて
      2.  
        SF Oracle RAC 7.3.1 への完全アップグレードを実行する準備
      3. SF Oracle RAC 7.3.1 へのアップグレード
        1.  
          Veritas インストールプログラムによる SF Oracle RAC のアップグレード
        2.  
          SFDB のアップグレード
    3. 応答ファイルを使った SF Oracle RAC の自動完全アップグレードの実行
      1.  
        応答ファイルを使った SF Oracle RAC のアップグレード
      2.  
        SF Oracle RAC をアップグレードするための応答ファイルの変数
      3.  
        SF Oracle RAC をアップグレードするためのサンプル応答ファイル
    4. SF Oracle RAC の段階的アップグレードの実行
      1.  
        段階的アップグレードについて
      2. バージョン 6.1 以降のリリースからの SF Oracle RAC の段階的アップグレードの実行
        1.  
          手順 1: クラスタの前半でアップグレード前のタスクを実行する
        2.  
          手順 2: クラスタの前半をアップグレードする
        3.  
          手順 3: クラスタの後半でアップグレード前のタスクを実行する
        4.  
          手順 4: クラスタの前半でアップグレード後のタスクを実行する
        5.  
          手順 5: クラスタの後半をアップグレードする
        6.  
          手順 6: クラスタの後半でアップグレード後のタスクを実行する
    5. SF Oracle RAC のローリングアップグレードの実行
      1.  
        ローリングアップグレードについて
      2.  
        SF Oracle RAC 7.3.1 へのローリングアップグレードを実行する準備
      3.  
        製品インストーラを使ったローリングアップグレードの実行
    6. アップグレード後のタスクの実行
      1.  
        Oracle RAC ライブラリと SF Oracle RAC ライブラリを再リンクする
      2.  
        現在のディスクグループへのバックアップブートディスクグループの再結合
      3.  
        アップグレードに失敗した場合にバックアップブートディスクグループに戻す
      4.  
        製品ライセンスレベルの設定または変更
      5.  
        DAS ディスク名をリセットして FSS 環境のホスト名を含める
      6.  
        ディスクレイアウトバージョンのアップグレード
      7.  
        CVM マスターノードは VCS で管理される VVR リソースのログ所有者の役割を引き受ける必要がある
      8.  
        クォータの切り替え
      9.  
        ディスクグループバージョンのアップグレード
  4. 第 IV 部 Oracle RAC のインストールとアップグレード
    1. Oracle RAC をインストールする前に
      1.  
        Oracle RAC の重要なプリインストール情報
      2.  
        Oracle RAC のインストールの準備について
      3. SF Oracle RAC インストーラを使った、または手動による Oracle RAC のインストールの準備
        1.  
          Oracle で使われるパブリック仮想 IP アドレスの特定
        2.  
          カーネルパラメータの設定
        3.  
          Oracle が必要とする RPM とパッチがインストールされていることの確認
        4.  
          ユーザー nobody が存在することを確認します。
        5.  
          SF Oracle RAC インストーラの起動
        6. Oracle RAC のユーザーとグループの作成
          1.  
            SF Oracle RAC スクリプトベースのインストーラを使った Oracle ユーザーとグループの作成
          2.  
            Oracle ユーザーとグループの手動による作成
        7. OCR と投票ディスク用ストレージの作成
          1.  
            SF Oracle RAC のスクリプトベースのインストーラを使った OCR と投票ディスク用のストレージの作成
          2. OCR と投票ディスク用ストレージの手動作成
            1.  
              VCS 設定へのストレージリソースの追加
          3.  
            OCR と投票ディスクの最小限のリソース依存関係の設定
        8. Oracle RAC 11.2.0.1 のプライベート IP アドレスの設定
          1. プライベート IP アドレスと PrivNIC リソースの設定
            1.  
              SF Oracle RAC のスクリプトベースのインストーラを使ったプライベート IP アドレスと PrivNIC の設定
            2.  
              プライベート IP アドレスと PrivNIC リソースの手動設定
          2. プライベート IP アドレスの情報と MultiPrivNIC リソースの設定
            1.  
              SF Oracle RAC のスクリプトベースのインストーラを使った MultiPrivNIC とプライベート IP アドレスの情報の設定
            2.  
              MultiPrivNIC とプライベート IP アドレスの手動での設定
          3.  
            PrivNIC と MultiPrivNIC についての VCS 設定の確認
        9. Oracle RAC 11.2.0.2 以降のバージョンのプライベート IP アドレス設定
          1.  
            リンク集計または NIC 結合の使用
          2. Oracle HAIP(High Availability IP)の使用
            1.  
              SF Oracle RAC のスクリプトベースのインストーラを使った HAIP の固定 IP アドレスの設定
            2.  
              手動による HAIP の固定 IP アドレスの設定
        10.  
          すべてのプライベートネットワークインターフェース上でマルチキャストが機能することの確認
        11.  
          Oracle Clusterware/Grid Infrastructure と Oracle データベースのホームディレクトリの手動での作成
        12.  
          ユーザー相当の権限の設定
        13.  
          RHEL 6 にインストールする Oracle RAC 11.2.0.3 の Oracle cvu_config ファイルの更新
    2. Oracle RAC のインストール
      1.  
        Oracle RAC のインストールについて
      2. Oracle Clusterware/Grid Infrastructure ソフトウェアのインストール
        1.  
          SF Oracle RAC スクリプトベースインストーラを使った Oracle Clusterware/Grid Infrastructure のインストール
        2.  
          Oracle Universal Installer を使った Oracle Clusterware/Grid Infrastructure のインストール
      3.  
        GPnP プロファイルの LLT リンクの設定
      4. Oracle RAC データベースソフトウェアのインストール
        1.  
          SF Oracle RAC スクリプトベースのインストーラを使った Oracle RAC データベースのインストール
        2.  
          Oracle Universal Installer を使った Oracle RAC データベースのインストール
      5.  
        Oracle Clusterware/Grid Infrastructure とデータベースのインストールの検証
    3. Oracle RAC の自動インストールの実行
      1.  
        応答ファイルを使った Oracle RAC のインストールについて
      2.  
        インストール前に
      3.  
        Oracle RAC のインストール
      4.  
        Oracle RAC 用の応答ファイル変数の定義
      5.  
        Oracle RAC をインストールするためのサンプル応答ファイル
    4. Oracle RAC のインストール後のタスクの実行
      1.  
        Oracle RAC パッチまたはパッチセットの追加
      2. CSSD リソースの設定
        1.  
          SF Oracle RAC のスクリプトベースのインストーラを使った CSSD リソースの設定
        2.  
          CSSD リソースの手動設定
      3.  
        Oracle Clusterware/Grid Infrastructure の自動起動の回避
      4. SF Oracle RAC ライブラリと Oracle RAC との再リンク
        1.  
          SF Oracle RAC のスクリプトベースのインストーラを使った SF Oracle RAC ライブラリと Oracle RAC との再リンク
        2. SF Oracle RAC ライブラリと Oracle RAC の手動での再リンク
          1.  
            Veritas メンバーシップライブラリのリンク
          2.  
            ODM ライブラリのリンク
      5.  
        CSS misscount 設定の更新
      6.  
        Oracle RAC データベースの作成
      7. Oracle RAC 用の VCS サービスグループの設定
        1.  
          サポートされるデータベース管理の種類
        2. サービスグループの設定例
          1.  
            VCS Oracle エージェントを含むサービスグループの設定例
          2.  
            VCS Oracle エージェントを含まないサービスグループの設定例
        3.  
          従来の Oracle データベース用の VCS サービスグループの手動設定
        4.  
          コンテナ Oracle データベース用の VCS サービスグループの手動設定
        5.  
          障害後のデータベース再起動の管理
        6.  
          VCS ログファイルの場所
      8.  
        データベースの自動起動の回避
      9.  
        既存の PrivNIC または MultiPrivNIC のリソースの削除
      10.  
        通信用の権限の削除
    5. Oracle RAC のアップグレード
      1.  
        サポートされているアップグレードパス
      2.  
        Oracle RAC 10g または Oracle RAC 11g からのアップグレードの準備
      3.  
        Oracle RAC バイナリのアップグレード
      4. Oracle RAC データベースの移行
        1.  
          アップグレード後のタスクの実行
  5. 第 V 部 ノードの追加と削除
    1. SF Oracle RAC クラスタへのノードの追加
      1.  
        クラスタへのノードの追加について
      2.  
        クラスタにノードを追加する前に
      3. Veritas InfoScale インストーラを使ったクラスタへのノードの追加
        1. インストーラを使って Oracle RAC をインストールするための新しいノードの準備
          1.  
            新しいノードでの Oracle ユーザーおよびグループの作成
          2.  
            Oracle Clusterware の PrivNIC リソースの設定
          3.  
            Oracle Clusterware と Oracle UDP IPC の MultiPrivNIC リソースの設定
      4. 手動によるクラスタへのノードの追加
        1.  
          新しいノードの VxVM の起動
        2.  
          新しいノードのクラスタプロセスの設定
        3. セキュアモードで動作するノードの設定
          1.  
            sys5 ノードでの認証ブローカーの設定
        4.  
          新しいノードでのフェンシングの起動
        5.  
          新しいノードの追加後
        6. 新しいノードでのサーバーベースのフェンシングの設定
          1.  
            vxfen サービスグループへの新しいノードの追加
        7.  
          新しいノードの CVM と CFS の設定
        8.  
          新しいノードへの ClusterService グループの設定
        9. 新しいノードに Oracle RAC をインストールするための手動での準備
          1.  
            Oracle Clusterware の PrivNIC リソースの設定
          2.  
            Oracle Clusterware と UDP IPC 用の MultiPrivNIC リソースの設定
          3.  
            新しいノードにおける VCS の起動
          4.  
            新しいノードでの Oracle Clusterware/Grid Infrastructure と Oracle データベースのホームディレクトリの作成
      5. SF Oracle RAC 応答ファイルを使ったクラスタへのノードの追加
        1.  
          SF Oracle RAC クラスタにノードを追加するための応答ファイルの変数
        2.  
          ノードを SF Oracle RAC クラスタに追加するための応答ファイルの例
      6. 新しいノードで Oracle RAC 11.2.0.2 以降のバージョンの IP アドレスを設定する
        1.  
          リンク集計または NIC 結合の使用
        2.  
          Oracle HAIP(High Availability IP)の使用
      7.  
        Oracle RAC への新しいノードの追加
      8.  
        SFDB ツールに対して認証を使っているクラスタへのノードの追加
      9.  
        ノード追加後の SFDB(Storage Foundation for Databases)リポジトリの更新
      10.  
        ノードをクラスタに追加するための設定ファイルの例
    2. SF Oracle RAC クラスタからのノードの削除
      1.  
        クラスタからのノードの削除について
      2.  
        クラスタからのノードの削除
      3.  
        既存のノードでの VCS 設定ファイルの変更
      4.  
        削除されたノードへの参照を削除するために既存のノードの CVM (Cluster Volume Manager) の設定を変更する
      5.  
        CP サーバーからのノード設定の削除
      6.  
        削除するノードからセキュリティのクレデンシャルを削除する
      7.  
        ノード削除後の SFDB(Storage Foundation for Databases)リポジトリの更新
      8.  
        クラスタからノードを削除するための設定例ファイル
  6. 第 VI 部 ディザスタリカバリ環境の設定
    1. ディザスタリカバリ環境の設定
      1.  
        SF Oracle RAC 用のディザスタリカバリオプション
      2.  
        キャンパスクラスタのハードウェア必要条件
      3.  
        グローバルクラスタでサポート対象のレプリケーションテクノロジ
      4.  
        ディザスタリカバリのためのキャンパスクラスタの設定について
      5.  
        SF Oracle RAC のグローバルクラスタ環境の設定について
      6.  
        VVR(Volume Replicator)を使ったパラレルグローバルクラスタのレプリケーション設定について
  7. 第 VII 部 インストールの参考情報
    1. 付録 A. インストールスクリプト
      1.  
        インストールスクリプトオプション
      2.  
        postcheck オプションの使用について
    2. 付録 B. インストール用のチューニングパラメータファイル
      1.  
        インストーラまたは応答ファイルを使ったチューニングパラメータファイルの設定について
      2.  
        インストール、設定、アップグレード用のチューニングパラメータの設定
      3.  
        他のインストーラ関連操作を行わないチューニングパラメータの設定
      4.  
        非統合型応答ファイルを指定したチューニングパラメータの設定
      5.  
        チューニングパラメータファイルの準備
      6.  
        チューニングパラメータファイルのパラメータ設定
      7.  
        チューニングパラメータ値のパラメータ定義
    3. 付録 C. サンプルインストールと設定値
      1.  
        インストールワークシートと設定ワークシートについて
      2. SF Oracle RAC ワークシート
        1.  
          Cluster Server コンポーネントの情報
        2.  
          I/O フェンシングの情報
        3.  
          SF Oracle RAC ユーザー情報の追加
        4.  
          グローバルクラスタ情報
      3.  
        Oracle RAC ワークシート
      4.  
        VVR ワークシートを使って複製されたクラスタ
      5.  
        SRDF ワークシートを使ってレプリケートされたクラスタ
      6.  
        Oracle Clusterware/Grid Infrastructure のインストールに必要な情報
      7.  
        Oracle データベースのインストールに必要な情報
    4. 付録 D. 設定ファイル
      1.  
        VCS 設定ファイルについて
      2.  
        LLT と GAB の設定ファイルについて
      3.  
        I/O フェンシングの設定ファイルについて
      4. 設定ファイルの例
        1.  
          sfrac02_main.cf ファイル
        2.  
          sfrac03_main.cf ファイル
        3.  
          sfrac04_main.cf ファイル
        4.  
          sfrac05_main.cf ファイル
        5.  
          sfrac06_main.cf ファイル
        6.  
          sfrac07_main.cf ファイルと sfrac08_main.cf ファイル
        7.  
          sfrac09_main.cf ファイルと sfrac10_main.cf ファイル
        8.  
          sfrac11_main.cf ファイル
        9.  
          sfrac12_main.cf ファイルと sfrac13_main.cf ファイル
        10.  
          sfrac14_main.cf ファイル
        11.  
          sfrac15_main.cf ファイルと sfrac16_main.cf ファイル
        12.  
          sfrac17_main.cf ファイル
        13. CP サーバーの設定ファイルの例
          1.  
            VCS を実行するシングルノードでホストされる CP サーバーの main.cf ファイルの例
          2.  
            2 ノード SFHA クラスタでホストされる CP サーバーの main.cf ファイルの例
          3.  
            CP サーバーの設定(/etc/vxcps.conf)ファイル出力のサンプル
    5. 付録 E. セキュアシェルまたはリモートシェルの通信用の設定
      1.  
        製品インストール前のセキュアシェルまたはリモートシェル通信モードの設定について
      2.  
        パスワードなし ssh の手動設定
      3.  
        installer -comsetup コマンドを使用した ssh および rsh 接続の設定
      4.  
        pwdutil.pl ユーティリティを使用した ssh および rsh 接続の設定
      5.  
        ssh セッションの再起動
      6.  
        Linux の rsh の有効化
    6. 付録 F. 自動ストレージ管理
      1.  
        SF Oracle RAC 環境の ASM について
      2.  
        SF Oracle RAC での ASM の設定
      3. SF Oracle RAC 環境での ASM の設定
        1.  
          ASM のデータベースストレージの作成
        2.  
          ASM ディスクグループとインスタンスの作成
        3.  
          ASM 設定の確認
        4.  
          ASM のデータベースインスタンス用の VCS サービスグループの設定
      4. SF Oracle RAC 環境の Flex ASM の設定
        1.  
          Flex ASM のストレージの作成
        2.  
          Flex ASM 設定の確認
        3.  
          Flex ASM 向け ASM のデータベースインスタンス用の VCS サービスグループの設定
    7. 付録 G. テストデータベースの作成
      1.  
        テストデータベースの作成について
      2. Oracle 用データベースの作成
        1.  
          CFS へのデータベースストレージの作成
    8. 付録 H. 高可用性エージェントの情報
      1. エージェントについて
        1.  
          SF Oracle RAC に含まれる VCS エージェント
        2.  
          SF Oracle RAC に含まれる Oracle 用の VCS エージェント
      2. CVMCluster エージェント
        1.  
          CVMCluster エージェントのエントリポイント
        2.  
          CVMCluster エージェントの属性定義
        3.  
          CVMCluster エージェントタイプの定義
        4.  
          CVMCluster エージェント設定例
      3. CVMVxconfigd エージェント
        1.  
          CVMVxconfigd エージェントのエントリポイント
        2.  
          CVMVxconfigd エージェントの属性定義
        3.  
          CVMVxconfigd エージェントのタイプの定義
        4.  
          CVMVxconfigd エージェントの設定例
      4. CVMVolDg エージェント
        1.  
          CVMVolDg エージェントのエントリポイント
        2.  
          CVMVolDg エージェントの属性定義
        3.  
          CVMVolDg エージェントタイプの定義
        4.  
          CVMVolDg エージェントの設定例
      5. CFSMount エージェント
        1.  
          CFSMount エージェントのエントリポイント
        2.  
          CFSMount エージェントの属性定義
        3.  
          CFSMount エージェントのタイプの定義
        4.  
          CFSMount エージェント設定例
      6. CFSfsckd エージェント
        1.  
          CFSfsckd エージェントのエントリポイント
        2.  
          CFSfsckd エージェントの属性定義
        3.  
          CFSfsckd エージェントのタイプの定義
        4.  
          CFSfsckd エージェントの設定例
      7. PrivNIC エージェント
        1.  
          PrivNIC エージェント関数
        2. PrivNIC エージェントの属性
          1.  
            PrivNIC エージェントのオプション属性
        3.  
          PrivNIC エージェントの状態
        4.  
          PrivNIC エージェントでのサービスグループ設定例
        5.  
          PrivNIC リソースのタイプ定義
        6.  
          PrivNIC リソースの設定例
      8. MultiPrivNIC エージェント
        1.  
          プライベート相互接続の高可用性の管理
        2.  
          MultiPrivNIC エージェント関数
        3.  
          MultiPrivNIC エージェントの必須属性
        4.  
          MultiPrivNIC エージェントの状態
        5.  
          MultiPrivNIC エージェントを持つサービスグループの設定例
        6.  
          MultiPrivNIC リソースのタイプの定義
        7.  
          MultiPrivNIC リソースの設定例
      9. CSSD エージェント
        1.  
          CSSD エージェント関数
        2.  
          CSSD エージェントの属性
        3.  
          CSSD エージェントの状態
        4.  
          Oracle Grid Infrastructure 処理の監視を一時的に無効にする
        5.  
          CSSD エージェントでのサービスグループ設定例
        6.  
          CSSD リソースのタイプ定義
        7.  
          CSSD リソースの設定例
      10. Oracle 用の VCS エージェント
        1. Oracle エージェント関数
          1.  
            PDB の起動オプションと停止オプション
          2.  
            コンテナデータベース(CDB)の起動モードに基づくプラグ可能なデータベース(PDB)の推奨起動モード
          3.  
            従来のデータベースおよびコンテナデータベース内の Oracle エージェントに対する監視オプション
          4.  
            プラグ可能なデータベースの監視
          5.  
            Cluster Server agent for Oracle の Info エントリポイント
          6.  
            Cluster Server agent for Oracle の Action エントリポイント
        2. Oracle エージェントのリソースタイプ定義
          1.  
            Oracle エージェントの属性定義
          2.  
            ポリシー管理データベースの Sid 属性について
        3.  
          Netlsnr エージェント関数
        4. Netlsnr エージェントのリソースタイプ定義
          1.  
            Netlsnr エージェントの属性定義
        5.  
          ASMDG エージェント関数
        6. ASMDG エージェントのリソースタイプ定義
          1.  
            ASMDG エージェントの属性定義
      11. CRSResource エージェント
        1.  
          CRSResource エージェント関数
        2.  
          CRSResource エージェントの状態
        3.  
          CRSResource エージェントの属性
        4. CRSResource エージェントを使う場合の VCS サービスグループの依存関係
          1.  
            CRSResource エージェントが障害を処理するしくみ
          2. CRSResource エージェントの間違った設定
            1.  
              シナリオ 1: システムの起動時に CRSResource で障害が起きる
            2.  
              シナリオ 2: リソースがオフラインになったときに CRSResource で障害が起きる
        5.  
          CRSResource エージェントのリソースタイプ定義
        6.  
          CRSResource エージェントの設定例
    9. 付録 I. SF Oracle RAC 配備シナリオ
      1.  
        UDP IPC と PrivNIC エージェントを含む SF Oracle RAC クラスタ
      2.  
        UDP IPC と MultiPrivNIC エージェントを含む複数のデータベース用の SF Oracle RAC クラスタ
      3.  
        分離された Oracle トラフィックと MultiPrivNIC エージェントを含む SF Oracle RAC クラスタ
      4.  
        NIC 結合、UDP IPC、PrivNIC エージェントを含む SF Oracle RAC クラスタ
      5. サーバーベース I/O フェンシングを設定する場合の構成図
        1.  
          3 台の CP サーバーによって機能する 2 つの一意なクライアントクラスタ
        2.  
          高可用性 CPS と 2 台の SCSI-3 ディスクによって機能するクライアントクラスタ
        3.  
          リモート CP サーバーと 2 台の SCSI-3 ディスクによって機能する 2 ノードキャンパスクラスタ
        4.  
          高可用性 CP サーバーと 2 台の SCSI-3 ディスクによって機能する複数のクライアントクラスタ
    10. 付録 J. RDMA 上での LLT の使用
      1.  
        RDMA 上での LLT の使用
      2.  
        クラスタ環境の RoCE または InfiniBand ネットワーク上の RDMA について
      3.  
        アプリケーション間のより高速の相互接続のための LLT での RDMA 機能のサポートについて
      4.  
        RDMA 上の LLT の使用: サポート対象の使用例
      5. RDMA 上の LLT の設定
        1.  
          RDMA 上の LLT に対するサポート対象ハードウェアの選択
        2.  
          RDMA、InfiniBand またはイーサネットドライバおよびユーティリティのインストール
        3. イーサネットネットワーク上の RDMA の設定
          1.  
            RoCE(RDMA over Converged Ethernet)の有効化
          2.  
            RDMA と Ethernet ドライバの設定
          3.  
            Ethernet インターフェースでの IP アドレスの設定
        4. InfiniBand ネットワーク上の RDMA の設定
          1.  
            RDMA と InfiniBand ドライバの設定
          2.  
            OpenSM サービスの設定
          3.  
            InfiniBand インターフェース上の IP アドレスの設定
        5. システムパフォーマンスのチューニング
          1.  
            CPU 周波数のチューニング
          2.  
            ブートパラメータ設定のチューニング
        6. RDMA 上の LLT の手動設定
          1.  
            /etc/llttab ファイルのブロードキャストアドレス
          2.  
            /etc/llttab ファイルの link コマンド
          3.  
            UDP ポートの選択
          4.  
            LLT でのサブネットマスクの設定
          5.  
            設定例: 直接接続リンク
        7.  
          /etc/llttab 内の RDMA 上の LLT の例
        8.  
          LLT 設定の確認
      6. RDMA 上の LLT のトラブルシューティング
        1.  
          RDMA NIC に関連付けられた IP アドレスがノード再起動時に自動的に設定されない
        2.  
          Ping テストが InfiniBand インターフェース上で設定されている IP アドレスに対し失敗する
        3.  
          ノード再起動後、デフォルトでは Virtual Protocol Interconnect(VPI)を持つ Mellanox カードが InfiniBand モードで設定される
        4.  
          LLT モジュールが開始しない

Oracle RAC 用の応答ファイル変数の定義

以下の Oracle タスク用の Oracle RAC の変数定義を表形式でまとめます。

Oracle ユーザーとグループの作成

表: Oracle ユーザーとグループを作成するための変数を参照してください。

OCR と投票ディスク用ストレージの作成

表: OCR と投票ディスク用のストレージを作成するための変数を参照してください。

HAIP のプライベート IP アドレスの設定

(Oracle RAC 11g リリース 2 以降のバージョンの場合)

表: HAIP のプライベート IP アドレスの設定のための変数を参照してください。

VCS 下のプライベート IP アドレスと MultiPrivNIC リソースの設定

(Oracle RAC 11.2.0.2 以前のバージョンの場合)

表: VCS 下のプライベート IP アドレスと MultiPrivNIC リソースを設定するための変数を参照してください。

Oracle Clusterware のインストール

表: Oracle Clusterware をインストールするための変数を参照してください。

Oracle データベースのインストール

表: Oracle データベースをインストールするための変数を参照してください。

CSSD リソースの設定

表: CSSD リソースを設定するための変数を参照してください。

Oracle RAC ライブラリの再リンク

表: Oracle RAC ライブラリを再リンクするための変数を参照してください。

メモ:

複数のセクションで定義されている変数もあります($CFG{oracle_user} など)。すべてのタスクが 1 つインストール操作として実行される場合は、これらの変数を繰り返し定義する必要はありません。ただし、これらのタスクを個別に実行する場合は、各タスクの表で説明しているように、すべての必須変数が応答ファイルに指定されていることを確認してください。

表: Oracle ユーザーとグループを作成するための変数 に、Oracle ユーザーとグループを作成するために使われる変数の一覧を示します。

表: Oracle ユーザーとグループを作成するための変数

変数

リスト/スカラー

説明

$CFG{create_oracle_user_group}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、Oracle ユーザーとグループが作成されることを示します。

値 0 は、Oracle ユーザーとグループが作成されないことを示します。

$CFG{grid_user}

スカラー

必須

グリッドユーザー名を定義します。

$CFG{oracle_user}

スカラー

必須

Oracle ユーザー名を定義します。

$CFG{oracle_uid}

スカラー

必須

Oracle ユーザーのユーザー ID を定義します。

$CFG{oracle_group}

スカラー

必須

Oracle ユーザーのプライマリグループを定義します。

$CFG{oracle_gid}

スカラー

必須

Oracle ユーザーのグループ ID を定義します。

$CFG{oracle_user_home}

スカラー

必須

Oracle ユーザーのホームディレクトリの絶対パスを定義します。

$CFG{oracle_secondary_group}

リスト

オプション

Oracle ユーザーのセカンダリグループのリストを定義します。

$CFG{oracle_secondary_gid}

リスト

オプション

Oracle ユーザーのセカンダリグループ ID のリストを定義します。この変数の要素の順序は、変数 $CFG{oracle_secondary_group} の要素と同じ順序である必要があります。

表: OCR と投票ディスク用のストレージを作成するための変数 に、OCR と投票ディスク用のストレージを作成するために使われる変数の一覧を示します。

表: OCR と投票ディスク用のストレージを作成するための変数

変数

リスト/スカラー

説明

$CFG{create_ocr_vote_storage}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、OCR と投票ディスク用のストレージが作成されることを示します。

値 0 は、OCR と投票ディスク用のストレージが作成されないことを示します。

$CFG{enable_mirroring}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、OCR と投票ディスク用のストレージがミラー化されることを示します。変数 $CFG{ocrvotedisks} の入力値として 2 つのディスクを提供します。

値 0 は、OCR と投票ディスク用のストレージがミラー化されないことを示します。

$CFG{ocrvotedgoption}

スカラー

必須

次のいずれかの値を定義します。

  • 0: OCR と投票ディスクストレージ用に新しい非 FSS ディスクグループが作成されることを示します。

  • 1: OCR と投票ディスク用のストレージの作成に既存の非 FSS ディスクグループが使われることを示します。

  • 2: OCR と投票ディスクストレージ用に新しい FSS ディスクグループが作成されることを示します。

  • 3: OCR と投票ディスク用のストレージの作成に既存の FSS ディスクグループが使われることを示します。

メモ:

既存のディスクグループを使うことを選択する場合は、$CFG{ocrvotedgname} 変数を使って、少なくとも 2 つのディスク(ミラー化のため)がある既存のディスクグループの名前を指定します。

メモ:

ディスクグループを作成することを選択する場合は、次の変数を設定する必要があります。$CFG{ocrvotedisks}$CFG{ocrvotedgname}

$CFG{ocrvotescheme}

スカラー

必須

OCR と投票ディスク用に使うストレージスキームを定義します。

値 1 はクラスタファイルシステムを示します。

値 0 は CVM RAW ボリュームを示します。

$CFG{enable_sep_filesys}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、OCR と投票ディスクが別個のファイルシステムにあることを示します。次の変数の値を提供します。$CFG{ocrvolname}$CFG{ocrvolsize}$CFG{votevolname}$CFG{votevolsize}$CFG{ocrmount}$CFG{votemount}

値 0 は、OCR と投票ディスクが同じファイルシステムにあることを示します。変数 $CFG{ocrvotevolname} を使用した単一ボリューム名、変数 $CFG{ocrvotemount} を使用した単一マウントポイント、および変数 $CFG{ocrvotevolsize} を使用したサイズを提供します。

$CFG{ocrvotedisks}

リスト

必須

OCR と投票ディスク用に使う共有ディスクのリストを定義します。

メモ:

FSS ディスクグループの作成を選択すると、属性にノード情報が含まれるようになります。たとえば、$CFG{ocrvotedisks}=[qw(node_1:disk_1 node_2:disk_2...)] となり、ここで node_x はディスクが物理的に接続されるノードを示します。

$CFG{ocrvotedgname}

スカラー

必須

OCR と投票ディスク用に使うディスクグループの名前を定義します。

$CFG{ocrvotevolname}

スカラー

必須

OCR と投票ディスクのボリューム名を定義します。この変数は、ストレージスキームを 1(クラスタファイルシステム)に設定した場合にのみ使う必要があります。

$CFG{ocrvotevolsize}

スカラー

必須

OCR と投票ディスクのボリュームのサイズを定義します。この変数は、ストレージスキームを 1(クラスタファイルシステム)に設定した場合にのみ使う必要があります。

$CFG{ocrvotemount}

スカラー

OCR と投票ディスクを同じファイルシステムに配置するように選択した場合に必要です。

CFS マウントポイントへの絶対パスを定義します。この変数は、ストレージスキームを 1(クラスタファイルシステム)に設定した場合にのみ使う必要があります。

$CFG{ocrmount}

スカラー

OCR と投票ディスクを別個のファイルシステムに配置するように選択した場合に必要です。

OCR の CFS マウントポイントへの絶対パスを定義します。この変数は、ストレージスキームを 1(クラスタファイルシステム)に設定した場合にのみ使う必要があります。

$CFG{votemount}

スカラー

OCR と投票ディスクを別個のファイルシステムに配置するように選択した場合に必要です。

投票ディスクの CFS マウントポイントへの絶対パスを定義します。この変数は、ストレージスキームを 1(クラスタファイルシステム)に設定した場合にのみ使う必要があります。

$CFG{ocrvolname}

スカラー

必須

OCR のボリューム名を定義します。この変数は、ストレージスキームを 0(CVM RAW ボリューム)に設定した場合にのみ使う必要があります。

$CFG{ocrvolsize}

スカラー

必須

OCR ボリュームのサイズを定義します。この変数は、ストレージスキームを 0(CVM RAW ボリューム)に設定した場合にのみ使う必要があります。

$CFG{votevolname}

スカラー

必須

投票ディスクのボリューム名を定義します。この変数は、ストレージスキームを 0(CVM RAW ボリューム)に設定した場合にのみ使う必要があります。

$CFG{votevolsize}

スカラー

必須

投票ディスクボリュームのサイズを定義します。この変数は、ストレージスキームを 0(CVM RAW ボリューム)に設定した場合にのみ使う必要があります。

$CFG{oracle_user}

スカラー

必須

Oracle ユーザー名を定義します。

$CFG{oracle_group}

スカラー

必須

Oracle ユーザーのプライマリグループを定義します。

表: HAIP のプライベート IP アドレスの設定のための変数 に、HAIP のプライベート IP アドレスの設定に使われる変数の一覧を示します。

表: HAIP のプライベート IP アドレスの設定のための変数

変数

リスト/スカラー

説明

$CFG{host}{haip}

スカラー

必須

ノード上の HAIP に設定する IP アドレスを定義します。

クラスタ内の各ノードでこの変数を繰り返します。たとえば、クラスタに 2 つのノードがある場合は、各ノードにこの変数を指定する必要があります。

次に例を示します。

$CFG{sys1}{haip} = "192.168.12.1"
$CFG{sys2}{haip} = "192.168.12.2"

$CFG{host}{hostname_for_ip}

スカラー

必須

ノード上の HAIP に設定する IP アドレスのプライベートノード名を定義します。

クラスタ内の各ノードでこの変数を繰り返します。たとえば、クラスタに 2 つのノードがある場合は、各ノードにこの変数を指定する必要があります。

次に例を示します。

$CFG{sys1}{hostname_for_haip} = 
"sys1-haip";
$CFG{sys2}{hostname_for_haip} = 
"sys2-haip";

$CFG{nic_netmask}

スカラー

必須

プライベートネットワークのネットマスクを定義します。

$CFG{nic_add_ip_to_files}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、/etc/hosts ファイルに IP アドレスを追加することを示します。

値 0 は、IP アドレスがすでにファイル内に存在する可能性があることを示します。

表: VCS 下のプライベート IP アドレスと PrivNIC リソースを設定するための変数 に、VCS 下のプライベート IP アドレスと PrivNIC リソースの設定に使われる変数の一覧を示します。

表: VCS 下のプライベート IP アドレスと PrivNIC リソースを設定するための変数

変数

リスト/スカラー

説明

$CFG{config_privnic}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、Oracle Clusterware 用に PrivNIC とプライベート IP アドレスの情報が設定されることを示します。

値 0 は、Oracle Clusterware 用に PrivNIC とプライベート IP アドレスの情報が設定されないことを示します。

$CFG{privnic_resname}

スカラー

必須

main.cf ファイルに PrivNIC リソース名を定義します。

$CFG{privnic_interface_priority}

文字列

必須

フェールオーバーの実行時に使われる NIC を決定する優先度を定義します。優先度は降順で設定します。

たとえば、次の優先度の設定は、フェールオーバーの実行時に eth2 が指定した優先度になることを示します。

$CFG{privnic_interface_priority}="eth2 eth3";

$CFG{host1}{privnicip}

スカラー

必須

ノード上の PrivNIC リソースに設定する IP アドレスを定義します。

クラスタ内の各ノードでこの変数を繰り返します。たとえば、クラスタに 2 つのノードがある場合は、各ノードにこの変数を指定する必要があります。

次に例を示します。

$CFG{sys1}{privnicip}
="192.168.12.1"
$CFG{sys2}{privnicip}
="192.168.12.2"

$CFG{nic_reuseip}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、/etc/hosts ファイル内の既存の IP アドレスが使われることを示します。

値 0 は、IP アドレスが再利用されないことを示します。

$CFG{host}{hostname_for_ip}

スカラー

必須

PrivNIC リソース用の IP アドレスのプライベートノード名(hostname_for_ip)と、このリソースが設定されるノード(system)を定義します。

クラスタ内の各ノードでこの変数を繰り返します。たとえば、クラスタに 2 つのノードがある場合は、各ノードにこの変数を指定する必要があります。

次に例を示します。

$CFG{sys1}{hostname_for_ip}
="sys1-priv"
$CFG{sys2}{hostname_for_ip}
="sys2-priv"

$CFG{nic_netmask}

スカラー

必須

プライベートネットワークのネットマスクを定義します。

$CFG{nic_add_ip_to_files}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、/etc/hosts ファイルに IP アドレスを追加することを示します。

メモ:

NIC リソースの IP アドレスがこれらのファイルにまだ存在しないことを確認するか、$CFG{nic_reuseip} 変数と $CFG{nic_reusealias} 変数を設定してください。そうしないと、ネットワーク設定手順は失敗します。

値 0 は、IP アドレスがすでにファイル内に存在する可能性があることを示します。

$CFG{nic_reconfigure_existing_resource}

スカラー

オプション

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、main.cf ファイルの既存の PrivNIC リソースが削除され、再設定されることを示します。

値 0 は、main.cf ファイルの既存の PrivNIC リソースが再利用されることを示します。

$CFG{nic_reusealias}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、プライベート IP アドレスのホスト名エイリアスが存在するかどうかを判断するために、インストーラが /etc/hosts ファイルをチェックしないことを示します。インストーラはホスト名エイリアス情報がファイル内に存在することを前提とします。エイリアス情報がファイル内に存在することを確認してください。

値 0 は、ホスト名エイリアス情報が /etc/hosts ファイル内に存在するかどうかをインストーラがチェックすることを示します。エイリアス情報がファイル内に存在することを確認してください。存在しない場合、インストールは失敗します。

表: VCS 下のプライベート IP アドレスと MultiPrivNIC リソースを設定するための変数 に、VCS 下のプライベート IP アドレスと MultiPrivNIC リソースの設定に使われる変数の一覧を示します。

表: VCS 下のプライベート IP アドレスと MultiPrivNIC リソースを設定するための変数

変数

リスト/スカラー

説明

$CFG{config_multiprivnic}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、Oracle Clusterware 用に MultiPrivNIC とプライベート IP アドレスの情報が設定されることを示します。

値 0 は、Oracle Clusterware 用に MultiPrivNIC とプライベート IP アドレスの情報が設定されないことを示します。

$CFG{multiprivnic_resname}

スカラー

必須

main.cf ファイルに MultiPrivNIC リソース名を定義します。

$CFG{nic_add_ip_to_files}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、/etc/hosts ファイルに IP アドレスを追加することを示します。

メモ:

NIC リソースの IP アドレスがこれらのファイルにまだ存在しないことを確認するか、$CFG{nic_reuseip} 変数と $CFG{nic_reusealias} 変数を設定してください。そうしないと、ネットワーク設定手順は失敗します。

値 0 は、IP アドレスがすでにファイル内に存在する可能性があることを示します。

$CFG{host1}{NIC1}{multiprivnicip}

リスト

必須

MultiPrivNIC リソースの IP アドレスのリストを定義します。

メモ:

クラスタの各ノードと各インターフェース用のプライベート IP アドレスを設定する必要があります。

たとえば、クラスタに sys1 と sys2 という 2 つのノードがある場合は、次のように定義します。

$CFG{sys1}{eth1}
{multiprivnicip}="192.168.12.1";
$CFG{sys1}{eth2}
{multiprivnicip}=="192.168.2.1";
$CFG{sys2}{eth1}
{multiprivnicip}="192.168.12.2";
$CFG{sys2}{eth2}
{multiprivnicip}="192.168.2.2";

$CFG{host1}{NIC1}{hostname_for_ip}

リスト

必須

ノード(system)上のインターフェース(inf)用の MultiPrivNIC リソースに設定する IP アドレスのプライベートノード名(hostname_for_ip)のリストを定義します。

メモ:

クラスタの各ノードと各インターフェース用のプライベート IP アドレスを設定する必要があります。

たとえば、クラスタに sys1 と sys2 という 2 つのノードがある場合は、次のように定義します。

$CFG{sys1}{eth1}
{hostname_for_ip}="sys1-priv";
$CFG{sys1}{eth2}
{hostname_for_ip}="sys1-priv1";
$CFG{sys2}{eth1}
{hostname_for_ip}="sys2-priv";
$CFG{sys2}{eth2}
{hostname_for_ip}="sys2-priv1";

$CFG{nic_netmask}

スカラー

必須

プライベートネットワークのネットマスクを定義します。

$CFG{nic_reconfigure_existing_resource}

スカラー

オプション

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、main.cf ファイルの既存の MultiPrivNIC リソースが削除され、再設定されることを示します。

値 0 は、main.cf ファイルの既存の MultiPrivNIC リソースが再利用されることを示します。

$CFG{nic_reuseip}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、/etc/hosts ファイル内の既存の IP アドレスが使われることを示します。

値 1 は、/etc/hosts ファイルまたは /etc/inet/ipnodes ファイル内の既存の IP アドレスが使われることを示します。

値 0 は、IP アドレスが再利用されないことを示します。

$CFG{nic_reusealias}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、プライベート IP アドレスのホスト名エイリアスが存在するかどうかを判断するために、インストーラが /etc/hosts ファイルをチェックしないことを示します。インストーラはホスト名エイリアス情報がファイル内に存在することを前提とします。エイリアス情報がファイル内に存在することを確認してください。

値 0 は、ホスト名エイリアス情報が /etc/hosts ファイル内に存在するかどうかをインストーラがチェックすることを示します。エイリアス情報がファイル内に存在することを確認してください。存在しない場合、インストールは失敗します。

表: Oracle Clusterware をインストールするための変数 に、Oracle Clusterware のインストールに使われる変数の一覧を示します。

表: Oracle Clusterware をインストールするための変数

変数

リスト/スカラー

説明

$CFG{install_oracle_clusterware}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、Oracle Clusterware が設定されることを示します。

値 0 は、Oracle Clusterware が設定されないことを示します。

$CFG{oracle_user}

スカラー

必須

Oracle ユーザー名を定義します。

$CFG{oracle_group}

スカラー

必須

Oracle ユーザーのプライマリグループを定義します。

$CFG{oracle_base}

スカラー

必須

Oracle RAC インストールのベースディレクトリを定義します。

$CFG{crs_home}

スカラー

必須

Oracle Clusterware ホームディレクトリを定義します。

この変数の値は、Oracle Clusterware 応答ファイルの「ORACLE_HOME」変数の値と同じである必要があります。

$CFG{crs_installpath}

スカラー

必須

Oracle Clusterware インストールバイナリの絶対パスを定義します。

$CFG{oracle_version}

スカラー

必須

Oracle RAC バイナリのバージョン(11.2.0.3.0 など)を定義します。インストール中に別の Oracle RAC バージョンが検出された場合、この定義は上書きされます。

$CFG{crs_responsefile}

スカラー

必須

Oracle Clusterware 応答ファイルの絶対パスを定義します。

表: Oracle データベースをインストールするための変数 に、Oracle データベースのインストールに使われる変数の一覧を示します。

表: Oracle データベースをインストールするための変数

変数

リスト/スカラー

説明

$CFG{install_oracle_database}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、Oracle RAC データベースが設定されることを示します。

値 0 は、Oracle RAC データベースが設定されないことを示します。

$CFG{oracle_user}

スカラー

必須

Oracle ユーザー名を定義します。

$CFG{oracle_group}

スカラー

必須

Oracle ユーザーのプライマリグループを定義します。

$CFG{oracle_base}

スカラー

必須

Oracle RAC インストールのベースディレクトリを定義します。

$CFG{crs_home}

スカラー

必須

Oracle Clusterware ホームディレクトリを定義します。

この変数の値は、Oracle Clusterware 応答ファイルの「ORACLE_HOME」変数の値と同じである必要があります。

$CFG{db_home}

スカラー

必須

Oracle RAC データベースのホームディレクトリを定義します。

この変数の値は、Oracle RAC データベース応答ファイルの「ORACLE_HOME」変数の値と同じである必要があります。

$CFG{db_installpath}

スカラー

必須

Oracle RAC データベースインストールバイナリの絶対パスを定義します。

$CFG{oracle_version}

スカラー

必須

Oracle RAC バイナリのバージョン(11.2.0.3.0 など)を定義します。インストール中に別の Oracle RAC バージョンが検出された場合、この定義は上書きされます。

$CFG{db_responsefile}

スカラー

必須

Oracle データベース応答ファイルの絶対パスを定義します。

表: CSSD リソースを設定するための変数 に、CSSD リソースの設定に使われる変数の一覧を示します。

表: CSSD リソースを設定するための変数

変数

リスト/スカラー

説明

$CFG{config_cssd_agent}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、CSSD エージェントが Oracle RAC のインストール後に設定されることを示します。

値 0 は、CSSD エージェントが Oracle RAC のインストール後に設定されないことを示します。

$CFG{reconfigure_cssd_resource}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、SF Oracle RAC インストーラが main.cf ファイルから既存の CSSD リソースを削除してから再設定することを示します。

値 0 は、SF Oracle RAC インストーラがリソースの削除と再設定を行わないことを示します。インストーラは、リソースが存在するというメッセージを表示してタスクを終了します。

表: Oracle RAC ライブラリを再リンクするための変数 に、Oracle RAC ライブラリの再リンクに使われる変数の一覧を示します。

表: Oracle RAC ライブラリを再リンクするための変数

変数

リスト/スカラー

説明

$CFG{relink_oracle_database}

スカラー

必須

ブール値 0 または 1 を定義します。

値 1 は、SF Oracle RAC ライブラリが Oracle RAC のインストール後に Oracle RAC データベースと再リンクされることを示します。

値 0 は、SF Oracle RAC ライブラリが Oracle RAC のインストール後に Oracle RAC データベースと再リンクされないことを示します。

$CFG{oracle_user}

スカラー

必須

Oracle ユーザー名を定義します。

$CFG{oracle_group}

スカラー

必須

Oracle ユーザーのプライマリグループを定義します。

$CFG{crs_home}

スカラー

必須

Oracle Clusterware ホームディレクトリを定義します。

この変数の値は、Oracle Clusterware 応答ファイルの「ORACLE_HOME」変数の値と同じである必要があります。

$CFG{db_home}

スカラー

必須

Oracle RAC データベースのホームディレクトリを定義します。

この変数の値は、Oracle RAC データベース応答ファイルの「ORACLE_HOME」変数の値と同じである必要があります。

$CFG{oracle_version}

スカラー

必須

Oracle RAC バイナリのバージョン(11.2.0.3.0 など)を定義します。インストール中に別の Oracle RAC バージョンが検出された場合、この定義は上書きされます。