Veritas InfoScale™ 8.0 ソリューションガイド - Linux

システムの移行を準備するには

1. ソースデータベースで archivelog モードを有効にします。

   • データベースインスタンスが開かれている場合は、停止します。

   • マウントオプションを指定してインスタンスを再起動します。

     SQL> startup mount
     ORACLE instance started.

   • archivelog モードを有効にします。

     SQL> alter database archivelog;
     Database altered.

   • データベースを開きます。

     SQL> alter database open;
     Database altered.

2. ボリュームに VxFS ファイルシステムを作成し、マウントします。

   • VxFS ファイルシステムをマウントする場合: 詳しくは、『Storage Foundation Cluster File System High Availability 管理者ガイド』を参照してください。

   • CFS 管理用の RAC 環境に対して、クラスタ全体のマウントポイントを作成します。詳しくは、『Storage Foundation Cluster File System High Availability 管理者ガイド』を参照してください。

     メモ:

     ファイルシステムのサイズが、ソースデータベースと同等の大きさであることを確認します。

3. パスワードなしの SSH をソースシステムとターゲットシステムのルートユーザー間に設定します。
4. Oracle ホームディレクトリにある PERL バイナリを使用して、ターゲットシステム上に perl モジュール DBD::ORACLE をインストールします。

   手順については、Perl のマニュアルを参照してください。

5. 次のように、環境変数 ORACLE_HOME および LD_LIBRARY_PATH を設定します。

   # export ORACLE_HOME=path of oracle_home
   # export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib:$ORACLE_HOME

6. 次の情報がすぐわかるようにしておいてください。

   • ターゲットシステムの Oracle ベースディレクトリパス

   • ソースデータベースの名前

   • ソースデータベースの任意のインスタンスの名前

   • ターゲットデータベースの名前

   • すべてのターゲットデータベースインスタンスの名前

   • ソースデータベースホストの名前

   • すべてのターゲットインスタンスのホスト名

   • VxFS マウントポイント

   • リカバリファイルの宛先のパス

   • ソースデータベースのシステムユーザーおよび sys ユーザーのパスワード

   • 設定ファイルの絶対パス。