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Storage Foundation for Oracle® RAC 7.3.1 管理者ガイド - Solaris

Last Published: 2018-01-17

Product(s): InfoScale & Storage Foundation (7.3.1)

SF Oracle RAC クラスタ内の Oracle Clusterware の診断

この項では、Oracle Clusterware に対して行われる診断、各診断で表示されるメッセージ、診断の詳しい説明について一覧表に示します。

メモ:

警告メッセージは、コンポーネントでの問題点またはクラスタの一般的な状態を伝えるものです。

問題の解決に関する推奨事項については、このマニュアルのトラブルシューティングの章を参照してください。

表: Oracle Clusterware モジュールの診断の一覧は Oracle Clusterware モジュールに対して行われる診断の一覧です。

表: Oracle Clusterware モジュールの診断の一覧

診断の一覧	メッセージ (Message)	説明
CRS の動作状態の検証	CRS は起動していません。（Oracle Clusterware is not running.）	Oracle Clusterware が動作中であるかどうかを確認します。
CSSD リソースの動作状態の検証	VCS 下で CSSD リソースは構成されていません。（No CSSD resource is configured under VCS.） *CSSD リソース name* は起動していません（The CSSD resource** name is not running.）	CSSD リソースが VCS 下で設定されているか、またそのリソースがオンラインかどうかを診断します。
CRS で使われる NIC と LLT 下で設定された NIC との比較	*LLT リンクの llt_nic1, llt_nic2および Oracle Clusterware リンクの crs_nic1, crs_nic2* 間の不一致。**（Mismatch between LLT links llt_nic1, llt_nic2 and Oracle Clusterware links crs_nic1, crs_nic2.）	Oracle Clusterware で使われるプライベート相互接続が LLT リンク（llt nics）と同じであることを診断します。
CRS で使われる NIC と PrivNIC で監視された NIC との比較	*Oracle Clusterware リンクの crs nics* および PrivNIC リンクの private nics間の不一致。** （Mismatch between Oracle Clusterware links crs nics and PrivNIC links private nics.）	Oracle Clusterware で使われるプライベート相互接続（crs nics）が、PrivNIC リソース（private nics）によって監視されるかどうかを診断します。
CRS 用に設定されたノードと llt コマンドによるノード一覧との比較	*CRS ノードの crs nodes* および LLT ノードの llt nodes 間の不一致。**（Mismatch between CRS nodes crs nodes and LLT nodes llt nodes.）	Oracle Clusterware のインストール中に設定されたホスト名が、LLT コマンド lltstat -nvv の実行時に表示されるホスト名の一覧に一致しているかどうかを診断します。