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Storage Foundation for Oracle® RAC 7.3.1 管理者ガイド - Solaris

Last Published: 2018-01-17

Product(s): InfoScale & Storage Foundation (7.3.1)

I/O フェンシングの診断

この項では、I/O フェンシングに対して行われる診断、各診断で表示されるメッセージ、診断の詳しい説明について一覧表に示します。

メモ:

警告メッセージは、コンポーネントでの問題点またはクラスタの一般的な状態を伝えるものです。

問題の解決に関する推奨事項については、このマニュアルのトラブルシューティングの章を参照してください。

表: I/O フェンシング診断の一覧は I/O フェンシングに対して行われる診断の一覧です。

表: I/O フェンシング診断の一覧

診断の一覧	メッセージ (Message)	説明
VxFEN の動作状態に関連した診断	VxFEN は SCSI3 モードで構成されていません。（VxFEN is not configured in SCSI3 mode.） VxFEN はクラスタ内のすべてのノード上で起動していません。（VxFEN is not running on all nodes in the cluster.）	フェンシングが SCSI3 モードで設定され、クラスタのすべてのノードで実行中であるかどうかを診断します。
コーディネータディスク状態に関する診断	VxFEN は 1 つのみのコーディネータディスク上で起動しています。（VxFEN is running with only one coordinator disk.）ノードの損失時には、このディスクを失うことでクラスタの再構築を回避できます。（Loss of this disk will prevent cluster reconfiguration on loss of a node.） 3 つ以上のコーディネータディスクを設定することをお勧めします。 (Veritas recommends configuring a minimum of 3 coordinator disks.) VxFEN は偶数のコーディネータディスクで起動しています。（VxFEN is running with even number of coordinator disks.）奇数のコーディネータディスクが存在する必要があります。（There must be odd number of coordinator disks.） *OCDR プロシージャを使ってディスク disk name* を交換します。（Replace the disk disk name using OCDR procedure.）**	フェンシング用に設定されたコーディネータディスク数とディスクの状態を診断します。
コーディネータディスクでのキーの検証	*コーディネータディスク (disk name) は、ローカルノードに必要な鍵を持っていません。*（The coordinator disk (disk name) does not have the required key for the local node.）	I/O フェンシングで設定されるコーディネータディスクに、現在のノードのキーがあるかどうか診断します。
共有ディスクの SCSI3 write-exclusive 予約を検証	*共有ディスクの SCSI3 write-exclusive 予約がありません。 (disk_name)*（SCSI3 write-exclusive reservation is missing on shared disk (disk_name)）	共有ディスクが書き込み操作でノードにアクセスが可能かどうかを診断します。