Veritas Access 管理者ガイド

ファイルシステムの階層にミラーを追加するには

• ファイルシステムの階層にミラーを追加するには、次のように入力します。

  Storage> tier addmirror fs_namepool1[,disk1,...] 
  [protection=disk|pool]

  fs_name	ミラーを追加するファイルシステムを指定します。指定したファイルシステムが存在しない場合、エラーメッセージが表示されます。
  pool1[,disk1,...]	指定した階層ファイルシステムでミラーとして使用されるプールまたはディスクを指定します。名前をカンマで区切って複数のプールまたはディスクを指定できます。ただし、カンマと名前の間にスペースを含めないでください。 ディスクはプールの一部である必要があります。それ以外の場合、エラーメッセージが表示されます。
  protection	保護レベルを指定しない場合、disk がデフォルトの保護レベルです。 指定できるオプションは次のとおりです。 disk - disk を保護フィールドに対して入力すると、個別のディスクにミラーが作成されます。ディスクは同じプール内に存在していなくてもかまいません。 pool - pool を保護フィールドに対して入力すると、個別のプールにミラーが作成されます。十分な領域がない場合、ファイルシステムは作成されません。

ファイルシステムの階層からミラーを削除するには

• ファイルシステムの階層からミラーを削除するには、次のように入力します。

  Storage> tier rmmirror fs_name

  ここで、fs_name には、ミラーを削除する階層ファイルシステムの名前を指定します。

  例:

  Storage> tier rmmirror fs1

  このコマンドは、ミラーの削除操作に別のレベルの詳細を指定します。このコマンドを使用すると、プール名またはディスク名によって削除するミラーを指定できます。

  ディスクは、指定したプールの一部である必要があります。

指定したプールまたはディスクをスパン処理する階層からミラーを削除するには

• 指定したプールまたはディスクをスパン処理する階層からミラーを削除するには、次のように入力します。

  Storage> tier rmmirror fs_name [pool_or_disk_name]

  fs_name	ミラーを削除するファイルシステムの名前を指定します。指定したファイルシステムが存在しない場合、エラーメッセージが表示されます。
  pool_or_disk_name	階層ファイルシステムのミラーがスパン処理するプールまたはディスクを指定します。

  Storage> tier rmmirror コマンドの構文は、プールとディスクの両方で同じです。Storage> fs rmmirror fs1 abc を使用してミラーを削除しようとすると、Veritas Access は最初に名前 abc を使用してプールを確認し、続いてそのプールをスパン処理するミラーを削除します。abc という名前のプールがない場合、Veritas Access は abc ディスク上にあるミラーを削除します。abc という名前のディスクがない場合は、エラーメッセージが表示されます。