Veritas Access 管理者ガイド

OpenStack コントローラノードで新しい共有バックエンドを作成するには

1. OpenStack コントローラノードで、OpenStack Manila の /etc/manila/manila.conf ファイルに次の構成エントリを追加します。

   • DEFAULT セクションでは、次のように追加します。

     #####
     enabled_share_backends=va-share1
     #####

     エントリ generic1 がすでにある場合は、va-share1 エントリをカンマの後に追加します。例:

     enabled_share_backends = generic1,va-share1

   • /Etc/manila/manila.conf ファイル内のすべてのセクションの末尾に、次の構成エントリを追加します。

     #####
     [va-share1]
     share_driver= manila.share.drivers.veritas.veritas_isa.VeritasShareDriver
     driver_handles_share_servers = False
     share_backend_name = va-share1
     va_server_ip = 10.182.96.179
     va_port = 14161
     va_fstype = simple
     va_user = master
     va_pwd = password
     va_pool = pool1
     #####

     次の表では、オプションについて説明します。

     share_backend_name	共有バックエンドの名前。この名前は、共有バックエンドごとに異なる場合があります。
     share_driver	OpenStack Manila ドライバの名前。
     va_server_ip	Veritas Access クラスタのコンソールの IP アドレス。
     va_port	14161 Manila ドライバが接続されている Veritas Access のポート。
     va_fstype	指定したプールで作成されるファイルシステムの種類。simple を設定できます。
     va_user	Root ユーザーの名前。
     va_pwd	ルートパスワード。
     va_pool	ファイルシステムの作成元の Veritas Access の既存のストレージプール。

     OPENSTACK> manila configure コマンドを使用して、OpenStack コントローラノードで実行する必要がある構成オプションを表示します。

2. OpenStack Manila サービスを再起動します。

   再起動は Veritas Access ではなく OpenStack コントローラノードで行われます。