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Veritas NetBackup™ デバイス構成ガイド
Last Published:
2017-11-02
Product(s):
NetBackup (8.1)
- デバイス構成の概要
- 第 I 部 オペレーティングシステム
- AIX
- HP-UX
- HP-UX の永続的な DSF のデバイスドライバとファイルについて
- 永続的な DSF の構成について
- HP-UX のレガシーデバイスドライバとファイルについて
- レガシーデバイスファイルの構成について
- Linux
- Solaris
- sg ドライバおよび st ドライバのインストールまたは再インストール
- Solaris のロボット制御について
- Solaris テープドライブ用デバイスファイルについて
- FT メディアサーバーを認識させるための Solaris SAN クライアントの設定
- Windows
- 第 II 部 ロボットストレージデバイス
- ロボットの概要
- Oracle StorageTek ACSLS ロボットについて
- デバイス構成の例
テープドライブの AIX 非巻き戻しデバイスファイルの作成
NetBackup では、テープドライブと &ProductName SAN クライアントに非巻き戻しデバイスファイルを使います。システムの起動中に、AIX cfgmgr コマンドはシステムを使うために必要なすべてのデバイスを構成します。必要に応じて、非巻き戻しデバイスファイルを確認して作成するには、次の手順を使うことができます。
非巻き戻しデバイスファイルを確認して作成する方法
- 次のコマンドを実行して、システムの I/O コントローラを表示します。
/usr/sbin/lsdev -C | grep I/O
次の出力例では、SCSI コントローラ 1 (00-01) が論理識別子 scsi0 に割り当てられています。
scsi0 Available 00-01 SCSI I/O Controller
- 次のコマンドを実行して、システムの SCSI デバイスおよびファイバーチャネルデバイスを表示します。SCSI デバイスの場合は type に scsi を指定し、ファイバーチャネルプロトコルデバイスの場合は type に fcp を指定します。
/usr/sbin/lsdev -C -s type
次の例では、2 台のディスクドライブと 1 台のテープドライブを示します。
hdisk0 Available 00-01-00-0,0 400 MB SCSI Disk Drive hdisk1 Available 00-01-00-1,0 400 MB SCSI Disk Drive rmt0 Available 00-01-00-3,0 Other SCSI Tape Drive
テープドライブ用の既存のデバイスファイルは、出力に rmt0、rmt1 のように表示されます。前述の出力例では、rmt0 と表示されています。
- 目的のテープドライブのデバイスファイルが存在しない場合、次のコマンドを実行してそのファイルを作成します。
/usr/sbin/mkdev -c tape -s scsi -t ost -p controller -w id,lun
コマンドの引数は次のとおりです。
controller は、ドライブの SCSI アダプタの論理識別子 (scsi0、fscsi0 または vscsi1 など) です。
scsi_id は、ドライブ接続の SCSI ID です。
lun は、ドライブ接続の論理ユニット番号です。
たとえば、次のコマンドによって、SCSI アドレス 5,0 に存在するコントローラ scsi0 に接続される IBM 8MM ドライブ以外のデバイスファイルが作成されます。
mkdev -c tape -s scsi -t ost -p scsi0 -w 5,0
- これを検証するために、次の lsdev コマンドを実行して、SCSI デバイスファイルを表示します。
/usr/sbin/lsdev -C -s scsi hdisk0 Available 00-01-00-0,0 400 MB SCSI Disk Drive hdisk1 Available 00-01-00-1,0 400 MB SCSI Disk Drive rmt0 Available 00-01-00-3,0 Other SCSI Tape Drive rmt1 Available 00-01-00-5,0 Other SCSI Tape Drive
この出力では rmt1 デバイスファイルが作成されたことを示しています。
- FCP コントローラ上にデバイスファイルが存在しない場合、次のコマンドを実行してそのファイルを作成します。
/usr/sbin/cfgmgr -l device
device は手順 1 で表示されるコントローラ番号です。
- デバイスで可変モードと拡張ファイルマークが使用されるように構成されていることを確認します。chdev コマンドを次のように実行します (dev は、ドライブの論理識別子 (rmt1 など) です)。
/usr/sbin/chdev -l dev -a block_size=0 /usr/sbin/chdev -l dev -a extfm=yes
- NetBackup でドライブを手動で構成するには、次のデバイスファイルのパス名を入力します。
/dev/rmt1.1