Veritas NetBackup™ デバイス構成ガイド
- デバイス構成の概要
- 第 I 部 オペレーティングシステム
- AIX
- HP-UX
- HP-UX の永続的な DSF のデバイスドライバとファイルについて
- 永続的な DSF の構成について
- HP-UX のレガシーデバイスドライバとファイルについて
- レガシーデバイスファイルの構成について
- Linux
- Solaris
- sg ドライバおよび st ドライバのインストールまたは再インストール
- Solaris のロボット制御について
- Solaris テープドライブ用デバイスファイルについて
- FT メディアサーバーを認識させるための Solaris SAN クライアントの設定
- Windows
- 第 II 部 ロボットストレージデバイス
- ロボットの概要
- Oracle StorageTek ACSLS ロボットについて
- デバイス構成の例
異なるソケット名を指定した acssel の使用
vm.conf ファイルに ACS_SEL_SOCKET エントリが含まれない場合、acssel は、デフォルトでソケット名 13740 で待機します。
このデフォルトは、次のいずれかの方法で変更できます。
vm.conf 構成ファイルを変更します。
vm.conf 構成ファイルを変更してデフォルトを変更する方法を参照してください。
環境変数を追加します。この方法では、1 台の ACS ロボットが構成され、SSI デフォルトソケット名が変更されていないと想定します。(vm.conf ACS_SEL_SOCKET のエントリはデフォルトを変更できます。)
環境変数を追加してデフォルトを変更する方法を参照してください。
acssel には、ソケット名を指定するためのコマンドラインオプションも存在します。ただし、acsssi ではイベントログ採取のソケット名を認識する必要があるため、環境変数を設定することをお勧めします。
vm.conf 構成ファイルを変更してデフォルトを変更する方法
- vm.conf ファイルを編集して ACS_SEL_SOCKET エントリを追加します。次に例を示します。
ACS_SEL_SOCKET = 13799
- 次のスクリプトを呼び出して、acsd、acsssi、acssel の各プロセスを停止します。(このスクリプトによって、すべての NetBackup プロセスが停止されます)。
/usr/openv/NetBackup/bin/bp.kill_all
- 次のスクリプトを呼び出して、NetBackup デーモンおよびプロセスを再起動します。
/usr/openv/NetBackup/bin/bp.start_all
環境変数を追加してデフォルトを変更する方法
- 次のスクリプトを呼び出して、acsd、acsssi、acssel の各プロセスを停止します。(このスクリプトによって、すべての NetBackup プロセスが停止されます)。
/usr/openv/NetBackup/bin/bp.kill_all
- 環境変数に目的のソケット名を設定し、エクスポートを実行します。次に例を示します。
ACS_SEL_SOCKET = 13799 export ACS_SEL_SOCKET
- イベントログ採取をバックグラウンドで起動します。
/usr/openv/volmgr/bin/acssel &
- 環境変数に、acsssi の ACS ライブラリソフトウェアホスト名を設定します。
CSI_HOSTNAME = einstein export CSI_HOSTNAME
- 次のように acsssi を起動します。
/usr/openv/volmgr/bin/acsssi 13741 &
- 必要に応じて、acstest ユーティリティまたは次のコマンドを使用して robtest を起動します。
/usr/openv/volmgr/bin/acstest -r einstein -s 13741
SCSI のアンロードを要求する場合、acstest コマンドラインにドライブパスを指定する必要もあります。
ACS ドライブが構成されている場合、robtest ユーティリティが自動的にドライブパスを指定します。
- 次のように ltid を起動します。これによって acsd が起動されます。-v オプションを指定して、詳細メッセージの出力を実行できます。
/usr/openv/volmgr/bin/ltid
初期化中に、acsd は
vm.conf
から SSI イベントログ採取のソケット名を取得し、acssel を起動する前に環境内で ACS_SEL_SOCKET を設定します。acsssi を手動で起動する場合、データ送信用に acsd で使用されているものと同じ SSI ソケットを使用する (そのソケット上で待機する) 必要があります。