Veritas NetBackup™ CloudPoint インストールおよびアップグレードガイド
- 第 I 部 CloudPoint のインストールおよび構成
- CloudPoint のインストールの準備
- Docker イメージを使用した CloudPoint の配備
- CloudPoint クラウドプラグイン
- CloudPoint ストレージアレイプラグイン
- CloudPoint アプリケーションエージェントとプラグイン
- Microsoft SQL プラグインの構成に関する注意事項
- Oracle プラグインの構成に関する注意事項
- MongoDB プラグインの構成に関する注意事項
- インストールと構成の処理について
- Linux ベースエージェントのインストールの準備
- Windows ベースエージェントのインストールの準備
- CloudPoint エージェントのダウンロードとインストール
- Linux ベースのエージェントの登録
- Windows ベースのエージェントの登録
- CloudPoint アプリケーションプラグインの構成
- 元のドライブのシャドウコピーを格納するための VSS の構成
- クラウド資産に対する NetBackup 保護計画の作成
- NetBackup 保護計画へのクラウド資産のサブスクライブ
- スナップショットのリストアについて
- Microsoft SQL Server のリストアの要件および制限事項
- Oracle のリストアの要件および制限事項
- MongoDB のリストアの要件および制限事項
- SQL AG データベースをリストアする前に必要な手順
- SQL データベースの同じ場所へのリカバリ
- 代替の場所への SQL データベースのリカバリ
- SQL Server スナップショットのリストア後に必要な追加手順
- SQL AG データベースをリストアした後に必要な追加手順
- Windows インスタンスが CloudPoint ホストとの接続性を失った場合、SQL スナップショットまたはリストアおよび個別リストア操作が失敗する
- 元のディスクがインスタンスから切断されていると、ディスクレベルのスナップショットのリストアが失敗する
- MongoDB スナップショットのリストア後に必要な追加手順
- Oracle スナップショットのリストア後に必要な追加手順
- AWS RDS データベースインスタンスをリストアした後に必要な追加手順
- CloudPoint のエージェントレス機能を使用した資産の保護
- NetBackup でのボリュームの暗号化
- 第 II 部 CloudPoint のメンテナンス
ホストユーザーアカウントへのパスワードなしの sudo アクセス権の付与
CloudPoint では、ホストのユーザーアカウントに、ホストに接続して操作を実行することを要求します。CloudPoint に提供するユーザーアカウントには、パスワードなしの sudo アクセス権を付与する必要があります。これは、エージェントレス機能を構成するすべてのホストに必要です。
メモ:
次の手順は一般的なガイドラインとして提供されています。パスワードなしの sudo アクセス権をユーザーアカウントに付与する方法について詳しくは、オペレーティングシステムまたは配布に固有のマニュアルを参照してください。
エージェントレス機能を構成するホストで次の手順を実行します。
CloudPoint に指定するホストのユーザー名が、
wheelグループに含まれることを確認します。root ユーザーとしてログオンし、次のコマンドを実行します。
# usermod -aG wheel hostuserID
ここで、hostuserID は、CloudPoint に提供するホストのユーザー名です。
変更を有効にするには、ログアウトして再度ログインします。
visudo コマンドを使用して、
/etc/sudoersファイルを編集します。# sudo visudo
/etc/sudoersファイルに次のエントリを追加します。hostuserID ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL/etc/sudoersファイルで、次のようにwheelグループのエントリを編集します。次の行エントリをコメントアウト (行の先頭に # 文字を追加) します。
#% wheel ALL = (all) ALL
次の行エントリのコメントアウトを解除 (行の先頭の # 文字を削除) します。
% wheel ALL = (ALL) NOPASSWD: ALL
変更は次のように表示されます。
## Allows people in group wheel to run all commands # %wheel ALL=(ALL) ALL ## Same thing without a password %wheel ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL
変更を
/etc/sudoersファイルに保存します。CloudPoint に指定したユーザーアカウントを使用して、ログアウトしてホストに再度ログオンします。
次のコマンドを実行して、変更が有効であることを確認します。
# sudo su
パスワードの入力を求めるメッセージが表示されない場合は、ユーザーアカウントにパスワードなしの sudo アクセス権が付与されています。
これで、CloudPoint エージェントレス機能の構成に進めます。