Veritas NetBackup™ CloudPoint インストールおよびアップグレードガイド
- 第 I 部 CloudPoint のインストールおよび構成
- CloudPoint のインストールの準備
- Docker イメージを使用した CloudPoint の配備
- CloudPoint クラウドプラグイン
- CloudPoint ストレージアレイプラグイン
- CloudPoint アプリケーションエージェントとプラグイン
- Oracle プラグインの構成に関する注意事項
- スナップショットのリストアについて
- SQL Server スナップショットのリストア後に必要な追加手順
- CloudPoint のエージェントレス機能を使用した資産の保護
- NetBackup でのボリュームの暗号化
- 第 II 部 CloudPoint のメンテナンス
エージェントホストが突然再起動された場合に CloudPoint エージェントが CloudPoint サーバーへの接続に失敗する
この問題は、CloudPoint エージェントがインストールされているホストが突然停止した場合に発生することがあります。ホストが正常に再起動した後でも、エージェントは CloudPoint サーバーとの接続の確立に失敗し、オフライン状態になります。
エージェントログファイルには、次のエラーが記録されます。
flexsnap-agent-onhost[4972] MainThread flexsnap.connectors.rabbitmq: ERROR - Channel 1 closed unexpectedly: (405) RESOURCE_LOCKED - cannot obtain exclusive access to locked queue ' flexsnap-agent.a1f2ac945cd844e393c9876f347bd817' in vhost '/'
この問題は、エージェントホストが突然シャットダウンされた場合でも、エージェントと CloudPoint サーバー間の RabbitMQ 接続が終了していないために発生します。エージェントホストでハートビートポーリングが失われるまで、CloudPoint サーバーはそのエージェントを利用できないことを検出できません。RabbitMQ 接続は、次のハートビートサイクルまで開いたままになります。次のハートビートポーリングがトリガされる前にエージェントホストが再ブートすると、エージェントは CloudPoint サーバーとの新しい接続の確立を試行します。ただし、以前の RabbitMQ 接続がすでに存在するため、新しい接続の試行はリソースのロックエラーで失敗します。
この接続エラーが発生すると、エージェントはオフラインになり、ホストで実行されたすべてのスナップショット操作およびリストア操作が失敗します。
回避方法:
エージェントホストで Veritas CloudPoint Agent サービスを再起動します。
Linux ホストで、次のコマンドを実行します。
# sudo systemctl restart flexsnap-agent.service
Windows ホストの場合:
Windows サービスコンソールから
Veritas CloudPoint™ Agent
サービスを再起動します。