検索クエリーを入力してください
<book_title> を検索 ...
Veritas InfoScale™ 7.3.1 SmartIO for Solid-State Drives ソリューションガイド - Linux
Last Published:
2018-01-17
Product(s):
InfoScale & Storage Foundation (7.3.1)
- SFHA Solutions SmartIO の概要
- SmartIO 機能の使用: 使用例
- VxVM ボリュームで動作しているアプリケーションの SmartIO 読み込みキャッシュについて
- VxFS ファイルシステムで実行しているアプリケーションの SmartIO 読み取りキャッシュについて
- FSS によってエクスポートされた SSD デバイスでの SmartIO キャッシュについて
- VxFS ファイルシステムで実行しているアプリケーションの SmartIO ライトバックキャッシュについて
- VxFS ファイルシステムの読み取りキャッシュとライトバックキャッシュに対する複数の SmartIO キャッシュ領域について
- VxFS ファイルシステムの Oracle データベースの SmartIO キャッシュについて
- VxVM ボリュームのデータベースの SmartIO キャッシュについて
- SmartIO の管理
- トラブルシューティングとエラー処理
- 付録 A. コマンドリファレンス
ノードエラー後のライトバックキャッシュのリカバリ
writeback モードでは、SmartIO はデータをディスクに書き込む前にキャッシュに保存します。キャッシュされたデータを含むデバイスが失敗した場合には、システムがオンラインに復帰したときにキャッシュ領域に残っているデータをディスクにフラッシュする必要があります。 キャッシュされたデータをフラッシュするまで、ライトバックモードでキャッシュされるファイルデータの一部がディスクに存在しないことがあります。
ライトバックのダーティデータを含む SmartIO キャッシュは、フラッシュに利用できない場合もあります。たとえば、キャッシュ領域を含む SSD デバイスでエラーが発生する場合もあります。キャッシュデバイスがオンラインに復帰すると、そのようなファイルのダーティデータはフラッシュ処理からスキップされます。保留中のダーティデータを含むファイルにはアクセスできません。これらのファイルに対する削除を除くすべての I/O 操作は I/O エラー(EIO)を返します。
Syslog に次のエラーメッセージが表示されます。
Writeback cache recovery is failed for mounted_device with error error_code:
このようなファイルへのアクセスを復元する必要がある場合は、次の手順を実行します。
アクセスできないファイルへのアクセスの復元
- ファイルへのアクセスを復元するには、次のコマンドを使います。 このコマンドにはルート権限が必要です。
# sfcache restore-access -r {mount_point|directory|file}
次に例を示します。
# /usr/sbin/sfcache restore-access /testFS
クラスタファイルのシステムでは、クラスタの各ノードで sfcache restore-access コマンドを実行します。
- ファイルやディレクトリへのアクセスをリストアした後、マウントポイントのアクセスをリストアします。
# sfcache restore-access -r mount_point
次に例を示します。
# /usr/sbin/sfcache restore-access /testFS
- ファイルシステムに対するライトバックキャッシュを有効にするには、次のコマンドを使います。
# sfcache disable /testFS # sfcache enable /testFS