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NetBackup™ アップグレードガイド

Last Published: 2023-12-28

Product(s): NetBackup (10.3)

NetBackup データベースユーザー

NetBackup 10.2 アップグレードの一環として、NetBackup データベースは新しいデータベースに変換されます。このデータベースは、権限が制限されているユーザーアカウントで動作します。Linux の場合、このアカウントは root 以外のユーザーである必要があります。このアカウントは、各プライマリサーバー (またはクラスタ化されたプライマリサーバーの各ノード) 上にある必要があります。

メモ:

セキュリティのため、管理者またはスーパーユーザー権限を持つアカウントは作成しないでください。ユーザーを sudoer リストに追加しないでください。

このユーザーは、さまざまな方法を使用して作成できます。特定のいくつかの方法を示していますが、他の方法でも同じ目標を達成できる可能性があります。このユーザーには、デーモンを実行するための十分なアクセス権がある必要があります。このトピックに関する詳細情報を参照できます。

UNIX および Linux の場合のアップグレード要件を参照してください。

オペレーティングシステム固有のアカウントの要件に注意してください。

サービスアカウントが root である場合にのみ、Linux では別のデータベースユーザーアカウントが必要です。サービスアカウントが root 以外の場合は、追加のユーザーを作成する必要はありません。
Linux のクラスタ環境では、すべてのクラスタノードでローカルアカウントが一貫して定義されていることを確認します。UID は、ローカルアカウントごとに同じである必要があります。UNIX で LDAP アカウントを使うことができます。
Windows のクラスタ化されたプライマリサーバーでは、ドメインアカウントを使用する必要があります。非クラスタ環境ではドメインアカウントを使用できますが、必須ではありません。

これらの要件が満たされない場合、NetBackup プライマリサーバーのインストールは失敗します。Windows では、インストールプロセスの一部として、ユーザーアカウントのパスワードを指定するように求められます。

メモ:

アカウントに関連付けられたパスワードの期限が初期構成後に切れた場合、NetBackup はパスワードの期限が切れたことを通知しません。アカウントとパスワードはオペレーティングシステムが管理するため、この動作は正常であり、想定どおりです。

NetBackup カタログがアクティブである間は、NetBackup は正常に動作し続けます。

NetBackup の再起動を試みると、パスワードが期限切れのため再起動に失敗します。オペレーティングシステムの該当する領域に移動し、正しいパスワードを入力して、サービスを再起動します。

データベースユーザーアカウントを作成するには

ローカルユーザーを作成します。
- Linux の場合: useradd -c 'NetBackup database user account' username
- Windows の場合: C:\>net user usernamestrong_password /add
(該当する場合) Windows の場合のみ、［サービスとしてログオン］権限をユーザーに付与します。
- ［コントロールパネル］、［管理ツール］、［ローカルセキュリティポリシー］の順に進みます。
- ［セキュリティの設定］で、［ローカルポリシー］、［ユーザー権利の割り当て］の順にクリックします。
- ［サービスとしてログオン］を右クリックして［プロパティ］を選択します。
- ローカルユーザーを追加します。
- 変更を保存して［サービスとしてログオン］の［プロパティ］ダイアログボックスを閉じます。