~ハイブリッド環境に対応した新たなソリューションの連携により、安心かつ効率的な データ保護 / ストレージ管理、高可用性、アプリケーションパフォーマンス向上を実現~
2016 年 9 月 27 日 – 情報管理ソリューションのリーダーであるベリタステクノロジーズ合同会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長 西村隆行、以下 ベリタス)は、企業のデジタル変革を支援するための、クラウド環境における新しいデータ管理ソリューションのビジョンを発表しました。これらのソリューションは広範囲にわたり、企業の包括的なデータ管理を支える 3 つの柱である「データの保護(data protection)」「データの可用性(data availability)」「データへの洞察(data insight)」の課題を解決します。ベリタスの新しいクラウド環境向けデータ管理ソリューションは、クラウドデータの価値を引き出しながら、コストやビジネスリスクを軽減できる新しい機能を備えているので、お客様はハイブリッドクラウドにおける IT 管理の複雑さに対処できるようになります。
データの保護(data protection)
多様なクラウド環境をサポートする効率的なバックアップとリカバリ
企業は、クラウドから、またはクラウドへデータをシームレスに移動することで、クラウド環境がもたらす運用効率や柔軟性を十分に発揮させようと考えています。ここで非常に重要なことは、クラウドの利用が増加した場合でも、データを確実に保護することです。「Veritas NetBackup 」の今後のリリースでは、すでに提供しているAmazon Web Services (AWS) や Google などのクラウドストレージ接続機能(クラウドコネクタ)のサポートに加えて、Microsoft Azure や OpenStack クラウドストレージへの接続機能も追加される予定です。
データの可用性(data availability)
OpenStack プライベートクラウド環境に向けたエンタープライズグレードの機能
OpenStack が柔軟性と俊敏性をもたらすとはいっても、企業がビジネスクリティカルなアプリケーションを OpenStack に配備するとなると、アプリケーションパフォーマンスの問題や、パブリッククラウドなどにおいて、プラットフォーム側でバックアップ等のメンテナンスが行われた際に発生するパフォーマンスの低下を考慮すると、クラウドへの移行を躊躇しがちです。ベリタスは、オープンソースコミュニティと連携をとり、OpenStack ユーザーがソフトウェアデファインドの考え方による恩恵を受けられるよう支援します。
新製品の「Veritas HyperScale for OpenStack 」は、ソフトウェアデファインドストレージ(SDS)ソリューションです。これを使用すれば、OLTP などのティア 1 / ティア 2 アプリケーションを 安心してOpenStack 環境に配備して、ストレージのサービス品質とアプリケーションレジリエンシーを確保できます。「Veritas HyperScale for OpenStack 」は、ポリシーベースのワークロード配備、バックアップの負担軽減、コンピュートリソースからのスナップショット作成が可能で、ストレージやネットワークに障害が発生した場合でもライブマイグレーションを実行できます。
画期的なソフトウェアデファインドのアプローチのアーキテクチャを採用する「Veritas HyperScale for OpenStack 」は、パフォーマンスにおいて高い費用対効果を実現しています。「Veritas HyperScale for OpenStack 」をプリプロダクション環境に導入することで、OpenStack での拡張性の実現に向けた取り組みを進めていただけます。
高いレジリエンシーとパフォーマンスを備えたソフトウェアデファインドストレージ
企業のデータは急激な増加を続けており、その多くはネットワーク接続ストレージ (NAS) を使用するように設計されたレガシーアプリケーションで生成されています。このため、ストレージコストが増大し、低遅延や同一データへのアクセスを必要とするようなデータ解析などの新しいアプリケーションでは、パフォーマンス不足の問題も発生します。
新製品「 Veritas Access」は、データの場所を問わず、オンプレミス、オフプレミス、Amazon Web Services (AWS)、新しい様々な OpenStack クラウドなど、データがどこにあっても、シームレスなアクセスを実現します。活用されていないデータがあれば、人手による操作不要で低コストのストレージやクラウドに移動し、コスト削減を実現できます。ポリシーエンジンが、ファイルのタイプや経過年数といったメタデータに基づいて、データを AWS などのパブリッククラウドへと自動的に移動します。データは必要に応じてすぐに戻すことができ、アクセス頻度の高い“ホット”データのみを高価なストレージに保存します。「Veritas Access」は通常の x86 ハードウェアなら機種を問わずにインストールできます。なお、本製品は、ベリタスとOEM契約をお持ちのベンダー様より、OEM製品として提供されます。
24 時間 365 日体制の企業業務に対応する、拡張性に優れたハイブリッドクラウドのレジリエンシー
企業は、収益、ブランド、評判を守るためには、これまで以上にビジネスレジリエンスを確保する必要があります。多くの企業は、イベントリカバリが必要な場合に 「NetBackup」の Auto Image Replication機能 を使用して、データを別のデータセンターに移動しています。
今後発表予定の「NetBackup」 の新しいリリースでは、「Veritas Resiliency Platform 2.1」を統合可能となり、 IT 部門は、何千台もの仮想マシンを対象とする複雑なリカバリのオーケストレーションを、シングルクリックで自動実行できるようになります。「Veritas Resiliency Platform」 により、マルチベンダー、マルチプラットフォームで構成される複雑なハイブリッドクラウド環境に対して統一されたレジリエンス戦略を適用できます。
データへの洞察 (data insight)
データ保護ソリューションに可視化を統合し、リスクとコストを削減
「Veritas NetBackup」 はハイブリッドクラウドを念頭に設計されており、データ保護、リカバリ、非構造化データの把握を行うための統合されたソリューションを提供することで、俊敏性と生産性を向上させます。企業は、データの価値や、場合によってはそれを保有するリスクを把握するために、データを可視化する必要があります。
「Veritas NetBackup」と「Veritas Information Map 」の組み合わせは、データの可視性とデータ保護を統合する業界初のソリューションであり、企業が直面する数多くの問題に対処して、未分類のダークデータを管理できます。
「Veritas Information Map」 は、「Veritas NetBackup」に統合して使用することができ、これによりデータの詳細が一目で把握できるようになるため、IT 部門は企業の非構造化データや企業全体のデータ環境に関する洞察を深めることが可能となります。さらに、バックアップポリシーを適切に割り当てることで、ビジネスに最も重要なデータの保護と保存も可能となります。これにより、企業は自社のビジネスにどのデータが重要なのかを適切に判断できるようになります。
以下のURLより、Information Mapでのデータ分析の操作を無料体験いただくことが可能です。
https://www.veritas.com/content/vforms/ja/jp/information-map-demo
無料体験版の「Veritas Information Map」 を NetBackup と組み合わせることで、最短で 24 時間後には、情報ストレージ最適化と情報リスクを軽減できる方法を素早く、簡単に見つけられるようになります。
ベリタスの CPO (最高製品責任者) である アナ・ピンチューク(Ana Pinczuk)は次のように述べています。
「企業のデータはさまざまな場所に保存されており、社内での管理や統制が困難なため、データを活用 する機会が失われています。デジタル変革の時代は情報がすべてであり、データは重要なビジネス資産です。データは爆発的な増加を続けており、その問題はハードウェアで対処できる範囲を超えています。唯一の解決策は、ITインフラから情報を抽象化するソフトウェア主導の方法をとることです。ベリタスのデータ管理ソリューションをご利用いただくことで、オンプレミスでもクラウドでも、異種混在環境におけるデータ保護、ビジネスレジリエンス、法規制対応を実現できます。」
以上
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Veritas Technologies LLC について
Veritas Technologies(ベリタステクノロジーズ)は、世界最大規模で最も複雑な環境にも対応できる情報管理ソリューション群を通じて、お客様が情報の力を最大限に活用することを可能にします。ベリタス製品は、Fortune 500のグローバル企業 86% を含む、あらゆる規模の組織にご利用いただいており、データ可用性の向上とインサイト(洞察)の提供によってお客様の競合優位性を高めています。ベリタステクノロジーズ合同会社は、ベリタスグループの日本法人です。
将来に関する記述: 製品の今後の予定についての将来に関する記述は予備的なものであり、未来のリリース予定日はすべて暫定的で、変更の可能性があります。今後の製品のリリースや予定されている機能修正についてはベリタスが継続的な評価を行なっており、実装されるかどうかは確定していません。ベリタスが確言したと考えるべきではなく、購入決定の理由とすべきではありません。
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