データの増加とコストを制御
データに関する意思決定をサポート
増え続ける非構造化データに関する意思決定を、Data Insight と Enterprise Vault File System Archiving (EV FSA) を統合したファイルガバナンスソリューションで簡素化して、情報資産の価値を評価し、確かな情報に基づいてデータの保護と削除に関する意思決定を行えるようにします。Data Insight を使えば、情報を所有者、経過日数、アクセスに基づいて分類できます。分類後、ファイルシステムの特性を分析し、複数のユースケースを通して、無駄の排除とリスク緩和を実現します。
- 保持が必要なデータとその期間、削除しても問題ないデータを特定
- 機密データを検出し、移行中に保護を追加
- 古くなったファイルを検出対象から省き、レビューをスピードアップ
データアクセスガバナンスを実践
ユーザーに応じた適切なデータアクセスを確保
企業は、法規制や社内監査の要求に基づき、データの使用と権限ポリシーに関するコンプライアンスを遵守する必要があります。Data Insight を使えば、IT 部門に頼る必要なくアクセス制御のレビューや管理を行って、コンプライアンスを確保できます。また、ユーザーアクセスや権限のレビュープロセスを自動化し、規制コンプライアンスの要件に対応できます。
- どのデータにどのユーザーがアクセスしたかやデータ変更日時について、詳細な監査証跡を作成
- ポリシーやコンプライアンスに関する作業に取り組む必要のあるデータの所有者やカストディアンを識別
- データ所有者の識別とアクセス権限の可視化を活用して利用資格をレビュー
- 柔軟なクエリーインターフェースによって、ビジネスプロセスの統合や、サードパーティアプリケーションとワークフローのサポートを実現
ユーザーリスクを調査
悪質な行動と異常な行動を識別
異常な行動があっても多くは問題のないものですが、場合によっては、従業員、ベンダー、契約社員が、悪意のある行動か少なくとも不審な行動をとっている恐れがあります。Data Insight のビッグデータ分析は、ビッグデータクラスタで異常検出を行う先進的な機能とプロセスを提供します。管理者はこのプロセスを使い、ファイルとユーザーに関する数十億回もの活動をキャプチャし、ビッグデータ機能を使って傾向線を作成して異常値を洗い出すことができます。
- 非構造化データをユーザー中心の視点で把握
- 管理者は、特定のユーザーを対象としてファイル操作、アクセス、行動の傾向を監視して追跡できる
- アクセス権限の変更を検索および追跡して、アクセスとコンプライアンスのリスクに関するインサイト (知見) を把握
データの盗難と漏えいを防止
データに潜むリスクを明らかにする
ストレージコストに対応することは、企業データの増加に伴い発生する数多い課題のうちほんの 1 つにすぎません。ペタバイト規模の情報が全世界に散在していると、どこにリスクが潜んでおり、どのような法的責任や漏えいが発生する可能性があるかを把握することは困難です。情報を的確に把握できていないと、情報に潜在するリスクによって、サーバーやインフラのコストを上回る損失が発生する恐れがあります。
- リスクのあるデータを、分かりやすいユーザーリスクスコアで優先順位付け
- ユーザーリスクの調査書類を通じて、正当性と信頼性の情報にアクセスして潜在的な脅威を把握
- 高度なアルゴリズムで異常を識別し、ホットスポットを能動的に特定
新しい規制要件に対応
個人データの使用状況を可視化して監視
新しい一般データ保護規則 (GDPR) では、企業が EU 市民の個人データをどのように管理、処理、保存する必要があるかについて抜本的な改正が行われています。収集した個人データの使用に対する適切な制御や、これらの制御に準拠するための要件が規定され、違反に課せられる多額の罰金について定義されています。つまり、企業は、保持しているあらゆる個人データを識別し、リスクステータスを把握し、違反がないかを監視できる必要があるのです。
- コンプライアンス遵守に向けて、データにアクセスしたユーザーやアクセス日時、変更日時についての詳細な監査証跡を作成し、データアクセスの機密性と整合性を文書で実証
- データの所有者の特定、権限と詳細なアクセス履歴の把握など、効果的なデータ保護プロセスを実現
- ポリシー適用プロセスを自動化し、専門家がセルフサービスポータルで意思決定を支援