Cluster Server 8.0.2 付属エージェントリファレンスガイド - Solaris

NFS を使った DiskGroup エージェントの使用

VxVM ボリュームのファイルシステムが NFS を使用して共有されている場合、クラスタノードにわたるすべてのボリュームのメジャー番号が一致していることを確認する必要があります。 vxio ドライバ番号を VCS クラスタ内のすべてのノードで一致させることで、ボリュームのメジャー番号をすべてのクラスタノードで一致させます。

NFS クライアントでは NFS サーバーによってエクスポートされたファイルシステムを含むブロックデバイスのメジャー番号とマイナー番号が認識されているため、NFS サーバーを高可用性にする場合、NFS サーバーとして動作可能なクラスタ内のすべてのノードで、ボリュームブロックデバイスのメジャー番号とマイナー番号が同じであることを確認することが重要になります。

vxio および vxspec ドライバに割り当てられている現在の値を確認するには、次を入力します。

# grep '^vx' /etc/name_to_major

次の出力が表示されます。

..
vxio 327
vxspec 328
..

システムで利用可能なメジャー番号を確認するには、/etc/name_to_major ファイルをチェックし、割り当てられていない番号を使用します。

vxio および vxspec ドライバにメジャー番号を再割り当てするには、次を入力します。

# haremajor -vx major-number-vxiomajor-number-vxspec

次に例を示します。

# haremajor -vx 338 339

haremajor 1.1

Using the following major number(s):
  338
  339
Do you want to continue [y/n]? y

Updating /etc/name_to_major

If there are any problems, you can backout the changes by restoring the
following files:

- /etc/name_to_major.off.3409

To complete re-majoring, reboot your machine with the following command:
reboot

詳しくは、haremajor コマンドのマニュアルページを参照してください。