Cluster Server 8.0.2 付属エージェントリファレンスガイド - Solaris
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- ネットワークエージェントについて
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- IPMultiNICB と MultiNICB エージェントについて
- IPMultiNICB エージェント
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- MultiNICB エージェントの設定例
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- Zone エージェント
- インフラエージェントとサポートエージェント
- エージェントのテスト
- レプリケーションエージェント
Zpool エージェントの属性
表: 必須属性
必須属性 | 説明 |
---|---|
PoolName | ZFS ストレージプール名の名前。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー デフォルト: なし 例: tank |
AltRootPath | etc/zfs/zpool.cache ファイルが作成されないようにする必要のある代替ルートパスを指定します。 この値を指定すると、クラッシュ後の再起動時に、ノードは ZFS ストレージプールを自動的にインポートしません。 ZFS ストレージをインポートしなければ、同時性違反とファイルシステムの破損を防ぐことができます。 AltRootPath 属性の値を指定しない場合、VCS は回避策として $AltRootPath を "/" に設定します。 この回避策により、ZFS コマンド zpool import -R $AltRootPath$PoolName は zpool.cache ファイルを作成しません。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー デフォルト: / 例: /mnt |
ChkZFSMounts | ChkZFSMounts 属性を使用すると、mountpoint プロパティが legacy に設定されていない場合に、ZFS ストレージプールのすべてのファイルシステムが適切にマウントされているかどうかがチェックで判断されます。 デフォルト値が有効になります(1 に設定されます)。 データ形式と値のタイプ: ブール - スカラー デフォルト: 1 |
表: オプションの属性
オプションの属性 | 説明 |
---|---|
FailMode | FailMode 属性では、致命的なプール障害が発生したときにシステムの動作を制御します。 この属性の値は、ZFS ストレージプールをインポートするときに failmode オプションとして使われます。 許可される値は wait、continue、panic です。
この属性について詳しくは、zpool のマニュアルページを参照してください。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー デフォルト: continue 例: panic メモ: プールの下位ディスクへのストレージ接続消失を効果的に検出するために、FailMode は panic に設定することをお勧めします。 |
ForceOpt | この属性が有効になっている(値が 1)ときに次のコマンドが失敗すると、コマンドは -f オプションで再度呼び出されます。
この属性について詳しくは、zpool のマニュアルページを参照してください。 データ形式と値のタイプ: ブール - スカラー デフォルト: 1 例: 1 |
ForceRecoverOpt | この属性が有効になっている(値が 1)ときに zpool import コマンドが失敗すると、zpool import コマンドは -F オプションで再度呼び出されます。 この属性について詳しくは、zpool のマニュアルページを参照してください。 データ形式と値のタイプ: ブール - スカラー デフォルト: 0 例: 1 |
DeviceDir | zpool import コマンドがデバイスまたはファイルを検索するディレクトリまたはブロックデバイスファイルを指定します。各ディレクトリまたはブロックデバイスファイルは -d オプションを使って zpool import コマンドに渡されます。ディレクトリまたはブロックデバイスファイルのパスは絶対パスとして存在する必要があります。詳しくは、zpool のマニュアルページを参照してください。 zpool インポートに要する時間を短縮するために、ブロックデバイスファイルのパスを指定するか、またはディレクトリ内に zpool を構成するデバイスへのリンクを作成し、そのディレクトリパスを DeviceDir 属性に提供します。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - ベクトル デフォルト: なし 例 1: "/dev/vx/dmp" 例 2: "/dev/vx/dmp/disk_1s2" |
ZoneResName | 非グローバルゾーンで Zpool リソースが必要な場合に、ZoneResName 属性を使用します。 この場合、ZoneResName 属性に Zone リソースの名前を指定します。 データ形式と値のタイプ: 文字列 - スカラー デフォルト: なし 例: zone1 |