Veritas NetBackup™ 5330 Appliance ハードウェア取り付けガイド
- ハードウェアの概要
- 取り付け前の要件
- ハードウェアの取り付け手順
- NetBackup 5330 高可用性構成のためのハードウェア設置手順
- 付録 A. 新しく拡張されたストレージシェルフのディスク容量の追加
プライマリシェルフまたは拡張シェルフの取り付け
この設置手順はいずれかのストレージシェルフに使えます。拡張シェルフが含まれるシステムの場合はこれらのシェルフを最初に取り付け、次にプライマリシェルフを取り付けます。
ラックの前面とラックの背面の間には、 最低でも 76 cm(30 インチ)の奥行きが必要です。
Veritas は、1 人がラックの背面、もう 1 人が前面で、2 人でレールを設置することを推奨します。また、3 人でストレージシェルフを持ち上げ、取り付けられたレールに配置することを推奨します。
警告:
ストレージシェルフをラックに取り付けるには
- 左右のレールを見つけます。
- プラスドライバを使って、レールの正面から 4 本のねじ、背面から 2 本のねじをはずします。ねじを横に置きます。
- 正面にある各レールのうち、端の長い方を特定します。
- 各レールの主要部分に対して垂直な棚を識別します。ストレージシェルフをラックのこれらの棚の上に置きます。
- スペーサを見つけて、レールのねじの近くに置きます。
メモ:
ストレージシェルフには、2 種類のスペーサが付属していることもあります。一部のスペーサは円形で、他のスペーサは正方形です。どちらの種類のスペーサも亜鉛めっき鋼です。どちらの種類のスペーサも使用法と機能は同じです。
- レールを前面と背面の RU に揃えるには、次の手順を実行します。
これから使用するラックの前面と背面にある RU を特定します。
メモ:
ラックの背面では、設置のために 2 つの下の RU を使います。ラックの前面では、3 つの RU すべてを使います。
マイナスドライバを使って、レールのねじを緩めます。
前面と背面のラックポストの内部にフィットするようにレールを伸ばします。
これから使う下側の背面の RU にある上の穴に、レールの背面にあるガイドピンを挿入します。
- レールの内側で平頭ねじを使って、ラックに合うようにそれを伸ばすか短くすることができます。
- また、ラックの背面を補強する必要がある場合、拡張ブラケットを使用することもできます。
上向き矢印を使って、ブラケットを取り付けるのはレールの背面の左であるか右であるかを決定します。
- ラックにレールを固定するには、次の手順を実行します。
2 本のねじの上に、それぞれ、スペーサを 1 つずつ置きます。 次の図は正方形と円形のスペーサを示しています。ストレージシェルフには、いずれかの種類のスペーサが付属しています。
円形のスペーサがある場合は、スペーサの隆起部分をラック正面からラックの穴に挿入します。スペーサは、レール取り付けの場合にねじの中心を位置決めします。次の図の上部に円形のスペーサの隆起側を表示します。
ラックの穴の後ろにレールを配置します。
ラックの前面で、1 つのスペーサと 1 本のねじをラックの 1 番下の穴に差し込みます。次に、別のスペーサとねじをラック内の 3 番目の RU の中央に差し込みます。
2 本の残りのねじは後でシェルフをラックに取り付けるときに使います。
ラックの背面で、1 つのスペーサと 1 本のねじを、一番下の 2 つの RU の中央の穴に差し込みます。
- レール内で平頭ねじをきつく締めます。レールは、移動するスペースのない状態で、きちんと合う必要があります。
- 前の手順を繰り返し、右側のレールを設置します。
- ストレージシェルフの設置準備をするには、次のように金属ハンドルをストレージシェルフの側面に取り付けます。
ハンドルの上部のタブをシェルフにあるスロットに押し込みます (1)。
ハンドルを傾けて、下部のタブを差し込みます (2)。
ハンドル全体をシェルフの側面に向かって押し込みます (3)。
ハンドルが所定の位置で固定されるように、引き上げます (4)。
- 両側に 1 人ずつ、前面に 1 人を配置し、慎重にストレージシェルフを持ち上げます。
- 拡張レールの後部にシェルフの後部を配置します。
- シェルフをラック内に部分的に滑り込ませ、2 つの背面の金属ハンドルを取り外します。
- ストレージシェルフの全面を真上に持ち上げ、しっかりとかみ合うまでラック内に完全に滑り込ませます。
- 前面にある 2 つの金属のハンドルを取り外します。
- 前の手順を繰り返し、プライマリストレージシェルフを設置します。
ラックの位置の決定 を参照してください。