Veritas NetBackup™ 5330 Appliance ハードウェア取り付けガイド

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Product(s): Appliances (3.1.1 (5330))
Platform: 5330
  1. ハードウェアの概要
    1.  
      NetBackup 5330 計算ノードの概要
    2.  
      NetBackup 5330 計算ノードの PCIe カードの構成
    3.  
      NetBackup 5330 計算ノードのイーサネットポートの構成
    4.  
      NetBackup 5330 のストレージシェルフとディスクドライブ
    5.  
      NetBackup 5330 のケーブルおよびコネクタ
    6.  
      シリアル番号の場所
    7.  
      最初に読むべきセクション
    8.  
      ハードウェアシナリオについて
    9.  
      NetBackup 5330 ハードウェア設置手順について
    10.  
      IPMI 構成について
    11.  
      その他の NetBackup 5330 製品マニュアル
  2. 取り付け前の要件
    1.  
      NetBackup 5330 ハードウェアのパッケージの内容
    2.  
      NetBackup 5330 ハードウェア設置用のお客様提供の項目
    3.  
      プライマリシェルフまたは拡張シェルフの開梱
    4.  
      計算ノードの開梱
    5.  
      ラックの位置の決定
    6.  
      SAS2 ケーブルの長さの決定
    7.  
      52xx および 5330 での IPMI 構成の前提条件
  3. ハードウェアの取り付け手順
    1.  
      ハードウェアの設置シナリオ
    2.  
      プライマリシェルフまたは拡張シェルフの取り付け
    3.  
      プライマリシェルフまたは拡張シェルフへのディスクドライブの取り付け
    4.  
      計算ノードの取り付け
    5.  
      ファイバーチャネル (FC) ポートへの SFP の取り付け
    6.  
      プライマリシェルフへの NetBackup 5330 計算ノードの接続
    7.  
      拡張シェルフのプライマリシェルフへの接続
    8.  
      新しい拡張シェルフを追加する前のソフトシャットダウンの実行
    9.  
      新しい拡張シェルフの既存の拡張シェルフと既存のプライマリシェルフへの接続
    10.  
      電源コードをハードウェアに接続する
    11.  
      ハードウェアをオンにして動作を検証する
    12.  
      NetBackup Appliance シェルメニューでの IPMI ポートの構成
    13.  
      Veritas リモート管理インターフェースにアクセスして使用する
  4. NetBackup 5330 高可用性構成のためのハードウェア設置手順
    1. NetBackup 5330 高可用性構成のためのハードウェア設置シナリオ
      1.  
        高可用性構成の新規配備の設置手順
      2.  
        既存のシステムを高可用性構成に転換するための設置手順
    2.  
      プライマリストレージシェルフへのパートナーノードの接続
    3.  
      HA 通信のための 2 つのノードの接続
    4.  
      高可用性構成のハードウェアの設置の検証
  5. 付録 A. 新しく拡張されたストレージシェルフのディスク容量の追加
    1.  
      新しい拡張シェルフにディスク容量を追加するための要件
    2.  
      NetBackup Appliance Web コンソールからの拡張ストレージシェルフのディスク容量の追加
    3.  
      NetBackup Appliance シェルメニューでの拡張ストレージシェルフのディスク容量の追加

IPMI 構成について

インテリジェントプラットフォーム管理インターフェース (IPMI) は、ホストシステムの CPU、ファームウェア、オペレーティングシステムとは関係なく管理、監視機能を提供します。 アプライアンス用の IPMI サブシステムを構成できます。IPMI サブシステムに接続するために、アプライアンスの背面パネルのリモート管理ポートを使用することができます。

次の図は、NetBackup 5330 アプライアンスの背面パネルのリモート管理ポート (または IPMI ポート) を示します。

IPMI は、予想外の停電によって接続済みのシステムが終了する場合に役立ちます。 電源のリストア後にアプライアンスにアクセスできない場合、ラップトップまたはデスクトップコンピュータを使ってリモートでアプライアンスにアクセスすることができます。この場合、オペレーティングシステムやログインシェルではなくハードウェアへのネットワーク接続が使われます。 これによって、電源が切断されたり、応答しなくなったり、オペレーティングシステムが存在しない場合であってもアプライアンスを制御、監視できます。

次の図に、IPMI がどのように働くかを示します。

次に、IPMI の主な用途の一部を示します。

  • 電源が切断されたまたは応答しないアプライアンスを管理します。 IPMI を使うと、リモートからアプライアンスの電源オン、オフ、または再起動を実行することができます。

  • 帯域外の管理を提供し、支店、リモートのデータセンターなど、アプライアンスへのローカルの物理アクセスが不可能または望ましくない状況を管理します。

  • 通常のネットワークインターフェースが使用できない場合は、IPMI を使用してリモートで NetBackup Appliance シェルメニューにアクセスします。

    メモ:

    IPMI インターフェースを使って NetBackup Appliance シェルメニューにのみアクセス可能です。 IPMI インターフェースを使って NetBackup Appliance Web コンソールにアクセスすることはできません。

  • ISO リダイレクトを使って IPMI インターフェースからアプライアンスを再イメージングします。

  • アプライアンスのハードウェア健全性をリモートから監視します。

  • キーボード、モニター、マウス (KVM) ソリューションなど煩雑なケーブル配線やハードウェアを避けてアプライアンスにアクセスします。