Veritas NetBackup™ デバイス構成ガイド
- デバイス構成の概要
- 第 I 部 オペレーティングシステム
- AIX
- HP-UX
- NetBackup の構成を開始する前に (HP-UX)
- HP-UX のロボット制御について
- HP-UX デバイスアドレス指定スキームについて
- NetBackup の HP-UX テープドライブ用デバイスファイルの要件
- HP-UX の永続的な DSF のデバイスドライバとファイルについて
- 永続的な DSF の構成について
- HP-UX のレガシーデバイスドライバとファイルについて
- HP-UX 上の SAN クライアント用デバイスファイルの作成
- レガシーデバイスファイルの構成について
- HP-UX の SPC-2 SCSI RESERVE について
- HP-UX の SPC-2 SCSI RESERVE の無効化
- SAN の HP-UX EMS テープデバイスモニターの無効化について
- HP-UX コマンドの概略
- Linux
- Solaris
- 開始する前に (Solaris)
- NetBackup sg ドライバについて
- NetBackup sg ドライバがインストールされているかどうかの確認
- Oracle StorEdge Network Foundation HBA ドライバの特別な構成
- ファイバーチャネル HBA ドライバの関連付けについて
- 複数のドライブパスを使用するための Solaris 10 x86 の構成
- sg ドライバおよび st ドライバのインストールまたは再インストール
- Solaris で 6 GB 以上の SAS HBA を構成する
- Solaris ドライバのアンロードの回避
- Solaris のロボット制御について
- Solaris テープドライブ用デバイスファイルについて
- FT メディアサーバーを認識させるための Solaris SAN クライアントの設定
- Solaris の sg ドライバのアンインストール
- Solaris コマンドの概略
- Windows
- 第 II 部 ロボットストレージデバイス
- ロボットの概要
- Oracle StorageTek ACSLS ロボットについて
- デバイス構成の例
テープドライブのレガシーパススルーパスの概要
NetBackup では、テープドライブの構成に /dev/rmt デバイスファイルが必要ですが、ドライブアクセス用のパススルーデバイスファイルが使用されます。
メディアサーバーでは、適切な /dev/rmt テープドライブ用デバイスファイルが存在する場合、パススルーデバイスファイルが NetBackup によって自動的に作成されます。NetBackup では、/dev/sctl ディレクトリにパススルーデバイスファイルが作成されます。
NetBackup によって既存のパススルーパスが修正または削除されることはありません。
NetBackup では、システムにインストールされているアダプタカードの形式は検出されません。したがって、NetBackup では、パススルーをサポートしないアダプタカードに接続するテープドライブに対するパススルーパスが作成されます。これらのパススルーパスにより問題が発生することはありません。
NetBackup はテープドライブの操作時にパススルーデバイスファイルを使用しますが、NetBackup でドライブを設定する場合は、/dev/rmt デバイスファイルを指定します。NetBackup は、その後、適切なパススルーデバイスファイルを使用します。
通常、ドライブのパススルーパスを作成する必要はありません。ただし、その作成手順を参考までに示します。
NetBackup SAN クライアントは、レガシーパススルーデバイスファイルを必要とします。
HP-UX 上の SAN クライアント用デバイスファイルの作成を参照してください。
メモ:
パススルーパスは、HP 28696A - Wide SCSI や HP 28655A - SE SCSI などの HP-PB アダプタではサポートされていません。
テープドライブ用パススルーデバイスファイルの作成を参照してください。
HP-UX の永続的な DSF のデバイスドライバとファイルについてを参照してください。