ニュースリリース

JFEスチール、ベリタスのバックアップソフトウェアNetBackupの採用で ストレージの有効活用とバックアップ時間の大幅短縮を実現

バックアップ管理サーバの一元的な管理により、仮想環境におけるバックアップ運用負荷の低減を実現

2017 年 7 月 21 日 - マルチクラウドデータ管理のリーダーであるベリタステクノロジーズ合同会社(本社:東京都港区、以下ベリタス)は、本日、JFEスチール株式会社(以下、JFEスチール)が、「Veritas NetBackup」を採用したことを発表しました。JFEスチールは、ベリタスの独自機能であるAccelerator(アクセラレーター)による永久増分バックアップと重複排除機能の活用により、バックアップ時間の大幅短縮と同時に、増加を続ける仮想サーバに対するバックアップの一元管理も実現しました。

2003年にNKKと川崎製鉄が経営統合して誕生したJFEスチール株式会社は、世界トップクラスの生産規模と高い技術開発力を有する鉄鋼事業を推進しています。同社のIT改革推進部は、「ITによる業務改革の推進」というミッションのもと、業務で蓄積される情報を重要な経営資源と捉え、そこに蓄積されている膨大なデータを活用するために全社で統一のBI (ビジネス・インテリジェンス)ツールを構築しています。この情報資産を維持していくために、同社ではデータバックアップを重視してきました。しかし、情報資産の利活用が促進されるのに比例して、データ量は増加の一途にありました。

IT改革推進部 基盤グループリーダーの酒田 健氏が当時の課題を振り返ります。

「日々のデータが増加したことで、時間内にデータのバックアップを取得できない事態も発生していました。バックアップ時間が超過して、後続のDB更新処理に影響が発生するケースや、BIツールのデータ開示、受注実績、現品情報、履歴情報などのサービス開始に間に合わないために夜間バックアップを中断することもありました。さらに、障害回復時の手順も煩雑になっていました。」

こうした問題を解決するために同社が採用したのが、VERITAS NetBackupです。その採用のポイントは、永久増分バックアップと重複排除、それに今後も増加するサーバの一元管理を可能にする拡張性でした。酒田氏は、その効果を次のように話しています。

「第三者による検証では、これまで約5時間かかっていた1.8TBのフルバックアップ時間が、永久増分を付加した仮想マシン単位のバックアップで、初回は3時間強かかったものの、データを200GB更新した後の2回目は約35分で完了するようになりました。旧物理環境と比較すると、約10倍の高速化を実現しました。NetBackupを導入するまでは、朝までに夜間バックアップが終わらないかもしれないという不安を抱え、運用でカバーしてきましたが、NetBackupの導入によりバックアップのスピードが改善され安心感を得ることができました。」

同社がNetBackupにもう一つ期待していたのは、バックアップサーバの統合でした。合併当時は、本社だけではなく工場や事業所などにも、数多くのサーバが分散し、それぞれ個別にデータをバックアップしていました。そこで発生する運用と管理の手間を解消するために、まずは分散していたサーバを物理的に統合し、その後、仮想環境を構築して、それらに対してバックアップを構成していましたが、バックアップ管理サーバが分散してしまい、管理が煩雑になっていたといいます。VERITAS NetBackupの導入は、バックアップ時間を短縮しただけではなく、仮想環境におけるバックアップの運用も大幅に改善しました。

「IT改革推進部では、年に一回、東西の製造拠点を活かして、災害を想定した復旧訓練を実施しています。その訓練でも、NetBackupは満足できるリストア性能を示してくれました」と酒田氏は、導入の成果を高く評価しています。

今回の導入について、ベリタス、テクノロジーセールス&サービス本部、常務執行役員本部長の高井隆太は次のように述べています。

「NetBackup は拡張性の高いデータ保護ソリューションであり、企業はビジネスを中断することなく、ペタバイト規模のデータを効率的に保護し、データをすばやく検索して即座にリカバリすることができます。こうした優れた弊社製品の機能が認められ、JFEスチール様の課題に対応できたことを喜ばしく思います。」

NetBackupの最新版である「NetBackup 8.0」は、ベリタスの提唱する「360度データ管理」ソリューションの中核であり、仮想環境、物理環境はもとより、クラウド上のデータも単一製品での統合保護が可能になります。各ソフトウェア機能を統合することにより、データ管理に関する全方位ニーズに応えます。本導入事例の詳細につきましては、こちらのURLをご参照ください。
https://www.veritas.com/ja/jp/customer-success/jfe-steel-corporation
https://www.veritas.com/content/dam/Veritas/docs/customer-success/CS-jfe-JP.pdf

以上

■Veritas Technologies LLC について
https://www.veritas.com/ja/jp/
情報は、企業にとって最も大切な資産です。Veritas Technologies は、”The truth in Information” の理念のもと、情報を究めようとするすべての企業を支援します。ベリタスのプラットフォームを利用するお客様は、どんなクラウドベンダーに縛られることもなく、デジタル変革の実現、マルチクラウドデータ管理の推進、さらにデータ保護、ワークロード移行、ストレージ最適化、コンプライアンス対策など、これからのIT とビジネスに関わるさまざまな課題の解決を目指すことができます。現在、Fortune 500 企業の 86% が、ベリタスのソリューションでデータ管理を徹底し、競争優位を実現しています。ベリタステクノロジーズ合同会社は、ベリタスグループの日本法人です。

*Veritas、Veritasロゴ は、Veritas Technologies LLC または関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
*その他製品名等はそれぞれ各社の登録商標または商標です。

将来に関する記述: 製品の今後の予定についての将来に関する記述は予備的なものであり、未来のリリース予定日はすべて暫定的で、変更の可能性があります。今後の製品のリリースや予定されている機能修正についてはベリタスが継続的な評価を行なっており、実装されるかどうかは確定していません。ベリタスが確言したと考えるべきではなく、購入決定の理由とすべきではありません。

 

  ニュースに戻る