Veritas Backup Exec 管理者ガイド

集中管理サーバーから管理対象 Backup Exec サーバーをプッシュインストールする方法

1. 集中管理サーバーで［Backup Exec］ボタンをクリックし、［構成と設定］を選択します。
2. ［他のサーバーにエージェントと Backup Exec サーバーをインストールする］を選択します。
3. インストールウィザードで、［追加］をクリックし、［1 台のコンピュータを追加する］または［複数のコンピュータを同一の設定で追加する］の順に選択します。
4. ［Veritas Backup Exec］を選択し、［次へ］をクリックします。
5. ［リモートコンピュータ］フィールドで、追加する管理対象 Backup Exec サーバーの名前を入力するか、サーバーを探すために［リモートコンピュータを参照する］をクリックします。
6. ［リストに追加する］をクリックします。

   このオプションは、手順 3 で［1 台のコンピュータを追加する］を選択した場合は必要ありません。

7. ［リモートコンピュータログオンクレデンシャル］で、フィールドを次のように設定します。

   ユーザー名	リモートコンピュータの管理者権限が付与されているアカウントのユーザー名を入力します。
   パスワード	リモートコンピュータの管理者権限が付与されているアカウントのパスワードを入力します。
   ドメイン	リモートコンピュータが属するドメインを選択します。

8. ［次へ］をクリックします。
9. 次のいずれかの方法を選択して、ライセンスキーを入力します。

   資格 ID を手動で入力する方法	［資格 ID の入力］フィールドに販売証明書に記載された資格 ID を入力し、［追加］をクリックします。
   ベリタスライセンスファイルをインポートする方法	［SLF のインポート］をクリックし、.slf ファイルの場所に移動します。
   評価版をインストールする方法	資格 ID を入力したり、ライセンスファイルをインポートしたりしないでください。次の手順に進みます。

10. ［次へ］をクリックします。
11. 資格 ID が検証されたら、［次へ］をクリックします。
12. インストールする機能のリストで、［Backup Exec］を展開して［管理対象 Backup Exec サーバー］を選択します。
13. 次のいずれかを実行します。

    Backup Exec ファイルのインストール先ディレクトリを変更する	［インストール先フォルダ］フィールドに、ディレクトリの名前を入力します。
    デフォルトのディレクトリを使用する (推奨)	次の手順に進みます。

    マウントポイントを削除すると Backup Exec がアンインストールされるため、インストール先ディレクトリとしてマウントポイントを選択しないことをお勧めします。

14. ［次へ］をクリックします。
15. Backup Exec システムサービスに使用する管理者アカウントのユーザー名、パスワードおよびドメインを入力し、［次へ］をクリックします。
16. ［SQL Server の選択］パネルで、Backup Exec データベースを保存する場所を選択し、［次へ］をクリックします。
17. ［集中管理サーバー］フィールドで、この管理対象 Backup Exec サーバーを管理する集中管理サーバーの名前を入力します。

    管理対象 Backup Exec サーバーと集中管理サーバーには NetBIOS コンピュータ名のみを使用します。サーバー名として完全修飾ドメイン名か IP アドレスは入力できません。

18. ストレージデバイスとデータの管理方法を決定するためのオプションを次から選択します。

    管理対象 Backup Exec サーバーの設定オプションを参照してください。

    集中管理 Backup Exec サーバー	このオプションは、集中管理サーバーでこの Backup Exec サーバー、そのストレージデバイス、メディア、ジョブの委任を管理できるようにする場合に選択します。このオプションでは、この Backup Exec サーバーと他の管理対象 Backup Exec サーバーでストレージデバイスを共有できるようにもなります。
    復元用のカタログとバックアップセットへの無制限アクセス	このオプションは、この管理対象 Backup Exec サーバーで集中的に保存されるすべてのカタログへの無制限のアクセスを可能にする場合に選択します。このオプションでは、この管理対象 Backup Exec サーバーで共有するストレージデバイスのバックアップセットからデータをリストアできるようにもなります。 このオプションは、［集中管理 Backup Exec サーバー］オプションが選択されている場合にのみ選択できます。これらのオプションを両方とも選択すると、集中管理サーバーでこの管理対象 Backup Exec サーバーを詳細に管理できるようになります。
    ローカルの管理対象 Backup Exec サーバー	このオプションは、集中管理サーバーでこの管理対象 Backup Exec サーバーを監視し、リストアジョブを作成できるようにする場合に選択します。ただし、サーバーとそのデバイス、メディア、バックアップジョブはローカルで管理されます。

19. ［次へ］をクリックします。
20. 使用する Veritas デバイスドライバを選択し、［次へ］をクリックします。
21. Backup Exec がリモートコンピュータを検証した後、次のいずれかの方法でリストを変更できます。

    手動で 1 つのリモートコンピュータを追加する方法	［追加］をクリックし、次に［単一のサーバーを追加］をクリックします。
    手動で複数のリモートコンピュータを追加する方法	［追加］をクリックし、次に［同じ設定で複数のサーバーを追加］をクリックします。
    コンピュータの既存のリストをインポートして複数のリモートコンピュータを追加する方法	［インポートおよびエクスポート］をクリックして、次のオプションの 1 つを選択します。 選択されたリストからリモートコンピュータの名前を Backup Exec で追加できるように［ファイルからのインポート］を選択します。 この Backup Exec サーバーに発行するように設定されているすべてのリモートコンピュータの名前を Backup Exec で追加できるよう、［この Backup Exec サーバーに公開されているサーバーのインポート］を選択します。 リモートコンピュータのリストに対するリモートコンピュータログオンクレデンシャルを入力する必要があります。
    インストールするように選択した製品、またはこのインストールのために選択した他のプロパティを変更する方法	変更するリモートコンピュータを選択して、［編集］をクリックします。
    リストからリモートコンピュータを削除する方法	削除するリモートコンピュータを選択して、［削除］をクリックします。
    リモートコンピュータと関連付けられているリモートコンピュータのログオンクレデンシャルのリストを保存する方法	［将来のリモートインストールセッションのためにサーバーのリストを保存］にチェックマークが付いていることを確認します。 このオプションを設定すると、これらのリモートコンピュータに Backup Exec またはオプションを次回インストールするときに、リモートコンピュータすべての名前とそのクレデンシャルが自動的に追加されます。
    リモートコンピュータのこのリストを XML ファイルに保存する方法	［インポートおよびエクスポート］をクリックし、次に ［ファイルにエクスポート］をクリックします。 XML ファイルを保存するための場所を選択できます。このオプションは複数の Backup Exec サーバーに同じリストを使いたい場合に有用です。リストをインポートするとき、リモートコンピュータのログオンクレデンシャルを入力し直さなければなりません。
    検証の間に見つかったエラーを修正する方法	コンピュータ名を右クリックし、［エラーの修正］をクリックします。
    Backup Exec が無効なリモートコンピュータを再検証できるようにする方法	コンピュータ名を右クリックし、［環境チェックの再試行］をクリックします。

22. すべてのコンピュータが検証されたら、［次へ］をクリックします。
23. Backup Exec のインストールの概要を確認し、［インストール］をクリックします。
24. ［次へ］をクリックして、次に［完了］をクリックします。

    リモートコンピュータを再起動していない場合は、変更した内容をシステムに反映するために、ここで再起動する必要があります。