Veritas Backup Exec 管理者ガイド

デフォルトのクラウドストレージ設定の変更

Backup Exec でデフォルトのクラウドストレージ設定が有効になり、Backup Exec メディアサーバーからクラウドストレージプロバイダへの複数の接続をネットワークが処理できない場合に表示されるストレージ読み書きエラー数が削減されるようになりました。

クラウドへのこのような接続は、クラウドから情報を読み取り、クラウドに情報を書き込むためのものです。これは、Backup Exec が開くことができる最大接続数です。

現在は、読み取りおよび書き込み接続に対して接続範囲の最大値がデフォルトで設定されています。設定値に伴うネットワークや帯域幅の問題が原因で定期的にバックアップエラーが発生する場合に限り、この値を変更することをお勧めします。このような場合は、Backup Exec で Backup Exec CloudConnect Optimizer を実行すると使用環境のバックアップジョブに適した書き込み接続数を確認できます。

Backup Exec CloudConnect Optimizer を実行すると、ジョブログに特定の種類のクラウドサーバーにおける書き込み接続数の推奨値が表示されます。この値は、Backup Exec CloudConnect Optimizer の［今後のジョブには推奨する書き込み接続数を使用する］チェックボックスにチェックマークを付けると Backup Exec 設定に更新されます。

Veritas Backup Exec™ CloudConnect Optimizer の設定を参照してください。

Backup Exec でサポートされているクラウドストレージサーバーのタイプごとに、読み取りおよび書き込み接続の値を変更できます。クラウドデバイスでバックアップジョブまたはリストアジョブが実行されている場合は、ネットワークおよび帯域幅の問題が発生しているときのみ読み取りおよび書き込み接続の値を変更することをお勧めします。クラウドストレージのベストプラクティスは次の URL で参照できます。

https://www.veritas.com/support/ja_JP/article.000108140