Veritas Backup Exec 管理者ガイド

Backup Exec サーバーをアップグレードまたはインストールする前に、インスタントリカバリ済みの仮想マシンを Backup Exec から削除または移行してください。アップグレードおよびパッチアップグレードがブロックされるのは、Backup Exec サーバーまたは Hyper-V サーバーで Backup Exec 16 Feature Pack 1 より前のバージョンが実行されていて、かつこれらのサーバー上でインスタントリカバリ済みの仮想マシンが実行されている場合のみです。Backup Exec サーバーや Agent for Hyper-V がインストールされているサーバーでインスタントリカバリ済みの仮想マシンが実行されている場合は、これらのサーバーでアンインストールを実行することはできません。

多数のインスタントリカバリされた仮想マシンが同時に実行されている場合は、Backup Exec サーバーのパフォーマンスが低下する可能性があります。使用環境内で実行されているインスタントリカバリ済みの仮想マシンを定期的に確認する必要があります。もう必要のない仮想マシンは削除し、そうでない場合は、仮想マシンをホストに移行して、Backup Exec サーバーから仮想マシンを削除するようにしてください。

移行はネットワーク帯域幅を使用します。他のプロセスの帯域幅要件が低い状態の間に、移行を実行することが必要です。

インスタントリカバリ済みの仮想マシンを移行する場合は、インスタントリカバリ済みの仮想マシンがリカバリされた元の場所とは別の Hyper-V ホスト上のパスを使用する必要があります。

同じホストの仮想マシンで実行している Backup Exec が設定された Hyper-V ホストで作成されたインスタントリカバリ済みの仮想マシンには、Backup Exec の仮想マシンのディスクもホストするボリュームをリカバリ先に設定しないでください。