Veritas NetBackup™ AdvancedDisk ストレージソリューションガイド
- AdvancedDisk の概要
- AdvancedDisk のライセンス
- AdvancedDisk の構成
- NetBackup AdvancedDisk ストレージ暗号化のキー管理の構成
- AdvancedDisk ストレージサーバーの構成
- AdvancedDisk ディスクプールの構成
- AdvancedDisk ストレージユニットの構成
- ストレージライフサイクルポリシーの作成
- AdvancedDisk の管理
- AdvancedDisk ストレージサーバーの管理
- AdvancedDisk ディスクプールの管理
- 詳しい AdvancedDisk ストレージの使用状況情報の表示
- AdvancedDisk のトラブルシューティング
NetBackup AdvancedDisk ストレージの暗号化のキー管理について
NetBackup はキーマネージメントサービス (KMS) を使って、ディスクストレージのデータ暗号化用のキーを管理します。KMS は NetBackup マスターサーバーベースの対称キー管理サービスです。 サービスは、NetBackup マスターサーバー上で実行されます。 KMS 機能を使うために追加のライセンスは必要ありません。
NetBackup は、AdvancedDisk ストレージの暗号化キーを管理するのに KMS を使います。
AdvancedDisk ストレージのデータ暗号化についてを参照してください。
KMS データベースに必要となる暗号化キーを次の表で説明します。
表: KMS データベースに必要な暗号化キー
キー | 説明 |
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ホストマスターキー (Host Master Key) | ホストマスターキーはキーデータベースを保護します。ホストマスターキーはパスフレーズと ID を必要とします。KMS はキーを生成するのにパスフレーズを使います。 |
キーの保護キー (Key Protection Key) | キーの保護キーは、キーデータベースの個別のレコードを保護します。キーの保護キーはパスフレーズと ID を必要とします。KMS はキーを生成するのにパスフレーズを使います。 |
ストレージサーバーとボリューム組み合わせのそれぞれに必要となる暗号化キーを次の表で説明します。
表: ストレージサーバーおよびボリュームの各組み合わせに必要な暗号化キー
キー | 説明 |
---|---|
キーグループ | キーグループのキーはそのキーグループを保護します。ストレージサーバーとボリュームの組み合わせごとにキーグループが必要になり、各キーグループのキーにはパスフレーズが必要です。 キーグループ名は、次のとおりに記述されるストレージ形式を使用する必要があります。 AdvancedDisk ストレージの場合には、次のようにストレージをホストするオペレーティングシステムによって形式は異なります。
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キーレコード | 作成する各キーグループはキーレコードを必要とします。キーレコードはストレージサーバーとボリュームのデータを保護する実際のキーを格納します。 |
NetBackup AdvancedDisk ストレージ暗号化のキー管理の構成を参照してください。
KMS について詳しくは、『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。