Enterprise Vault™ ユーティリティ
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- EVDominoExchangeMigration ツールの実行
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- Permissions Browser
- Policy Manager (EVPM)
- Policy Manager 初期設定ファイルのセクションとキー名
- Policy Manager 初期設定ファイルの例
- プロビジョニング API による Policy Manager スクリプトの実行について
- ResetEVClient
- Vault Store Usage Reporter
EVDuplicateCleaner の設定
EVDuplicateCleaner を実行する前に、これに伴う設定ファイルの編集が必要です。
EVDuplicateCleaner を設定するには
- Windows エクスプローラで、Enterprise Vault のプログラムフォルダ(通常は、
C:\Program Files\Enterprise Vault
)に移動します。 - Windows のメモ帳などのプレーンテキストエディタで
EVDuplicateCleaner.exe.config
ファイルを開きます。 - 次の設定値を設定します。
DirDBSQLServer
必須。Enterprise Vault のディレクトリデータベースをホストする SQL Server のコンピュータ名を指定します。
MaxAllowedFailures
省略可能。 EVDuplicateCleaner の処理を止めるまでに発生することができるエラーの最大数を指定します。 デフォルトでは、エラーの数は無制限に設定されています。
SavesetChunkSize
省略可能。 EVDuplicateCleaner が Enterprise Vault ディレクトリデータベースへの呼び出しごとにフェッチする必要がある潜在的な重複の数を指定します。 デフォルトは 10000 です。
この値を増加すると、EVDuplicateCleaner が行うディレクトリデータベースへの呼び出しの数を減らすことができ、これにより処理時間が高速化されます。 その一方で、フェッチされた項目のために、より大きいチャンクサイズ、より多くのメモリが必要になります。
ErrorToLogFile
省略可能。 ログファイルにエラーを記録するかどうかを指定します。 デフォルトでは、EVDuplicateCleaner はエラーをログに記録します。
MaxDuplicateSavesetsToReport
省略可能。 EVDuplicateCleaner がレポートモードで動作する場合に処理できる重複保存セットの最大数を指定します。 デフォルトは 100000 です。
TryToOverrideDumpster
省略可能。 重複した保存セットをただちに削除するか、Enterprise Vault の「ダンプスター」に一時的に保存するかどうかを指定します(有効にした場合)。 デフォルトでは、EVDuplicateCleaner は重複した保存セットをただちに削除することを試みます。
ダンプスターは Enterprise Vault で「ごみ箱」のように動作します。つまり、削除された項目を完全に削除するまで一定期間保持します。 ダンプスターを有効にするには、管理コンソールの[サイトプロパティ: アーカイブの設定]タブの[ユーザーが削除したアイテムの回復を有効にする]を選択します。
SkipLegacySavesets
省略可能。 Enterprise Vault 2007 またはこれ以前のバージョンで作成したレガシーの保存セットを無視するかどうかを指定します。 デフォルトでは、EVDuplicateCleaner はこれらの保存セットを無視しません。
レガシーの保存セットが存在しないことがわかっている場合は、これらを無視するように選択することにより、処理時間を高速化できます。
SQLCommandTimeout
省略可能。 タイムアウトになる前に EVDuplicateCleaner が発行する各 SQL クエリが動作できる最大秒数を指定します。 デフォルトは 300 です。EVDuplicateCleaner を実行するときに、「Timeout expired」エラーを経験する場合、この値を増やすだけにすることをお勧めします。
- ファイルを保存して閉じます。