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- Policy Manager (EVPM)
- Policy Manager 初期設定ファイルのセクションとキー名
- Policy Manager 初期設定ファイルの例
- プロビジョニング API による Policy Manager スクリプトの実行について
- ResetEVClient
- Vault Store Usage Reporter
Policy Manager 初期設定ファイルの [NSFDefaults] セクション
このセクションは、Policy Manager を使って NSF ファイルの内容を Enterprise Vault に移行する場合は必須です。
このセクションを使って、NSF 移行に適用されるデフォルト設定を指定します。初期設定ファイルの [NSF] セクションで、個々の NSF ファイルに対応するこれらのデフォルト設定を上書きできます。
[NSFDefaults] セクションでオプションのキー名の値を指定しない場合は、Policy Manager によって、デフォルト設定として「デフォルト」とマーク付けされている値が使われます。
省略可能。Policy Manager で、NSF ファイル内の期限が切れていないカレンダーアイテムを移行するかどうかを制御します。期限が切れていないカレンダーアイテムを移行するように選択した場合、ユーザーはそれらのアイテムを修正する前に復元する必要があります。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False (デフォルト)
省略可能。正常な移行の後に NSF ファイルを圧縮するかどうかを制御します。
設定可能な値は次のとおりです。
True (デフォルト)
False
省略可能。同時 NSF 移行の最大数を設定します。この設定は、MigrationMode が Process に設定された場合にのみ有効です。
設定可能な値は次のとおりです。
1 (デフォルト) から 5 までの範囲の整数
省略可能。正常な移行の後に NSF ファイルを削除するかどうかを制御します。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False (デフォルト)
省略可能。 デフォルトでは、対応するメールファイルの ACL に設定された十分なアクセス権が Domino アーカイブユーザーにない場合、NSF ファイルは EVPM によって処理されません。このデフォルトの動作を上書きするには、このキー名を True に設定します。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False (デフォルト)
省略可能。 デフォルトでは、対応するメールファイルの ACL に設定されたマネージャアクセス権が Domino アーカイブユーザーにない場合、NSF ファイルは EVPM によって処理されません。このデフォルトの動作を上書きするには、このキー名を True に設定します。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False (デフォルト)
省略可能。 デフォルトでは、関連付けされたメールファイルを使用できない NSF ファイルの内容は EVPM によって移行されません。このデフォルトの動作を上書きするには、このキー名を True に設定します。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False (デフォルト)
省略可能。 デフォルトでは、標準以外のテンプレートに基づく NSF ファイルは EVPM によって移行されません。標準テンプレートのリストは、すべてのストレージサーバー上の次のレジストリキーにある DominoMailTemplates というレジストリ文字列値によって決まります。
HKEY_LOCAL_MACHINE \SOFTWARE \Wow6432Node \KVS \Enterprise Vault \Agents
このデフォルトの動作を上書きして、標準以外のテンプレートに基づく NSF ファイルの内容を移行するには、このキー名を True に設定します。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False (デフォルト)
省略可能。Policy Manager で、NSF ファイルのごみ箱フォルダから削除済みアイテムを移行するかどうかを制御します。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False (デフォルト)
省略可能。 移行対象フォルダの名前を設定します。 このフォルダがまだ存在していない場合は、Policy Manager によってこのフォルダが、それぞれのユーザーのメールファイルの[フォルダ]ビューの下に作成されます。その後に、Policy Manager によってショートカットと移行済みの内容がこのフォルダに配置されます。
設定可能な値は次のとおりです。
フォルダ名。 [NSF items]など。フォルダ名を指定しない場合は、Policy Manager によって、デフォルト名の Notes Archive が使われます。
省略可能。 複数の NSF ファイルを持っているユーザーの場合は、NSF ファイルのフォルダ構造をマージするか、ユーザーのメールファイルに個別に維持するかが MergeNSFFolders によって制御されます。
設定可能な値は次のとおりです。
True (デフォルト)。複数の NSF ファイルに含まれているフォルダ構造をマージします。たとえば、1 人のユーザーに属する 2 つの NSF ファイルの両方に、Personal というフォルダが含まれているとします。 Policy Manager によって、これらのフォルダの内容のショートカットが、ユーザーのメールファイルの中の、マージされた Personal フォルダに配置されます。
False。 複数の NSF ファイルからのフォルダ構造を個別に維持します。 ユーザーのメールファイルでは、それぞれの NSF ファイル用に新しいフォルダが作成されて、その内容のショートカットがフォルダに配置されます。
必須。Policy Manager をレポートモードと処理モードのどちらで実行するかを制御します。
設定可能な値は次のとおりです。
Report。 Policy Manager は、初期設定ファイルの [NSF] セクションに一覧表示された各 NSF ファイルをチェックし、ファイルの内容を移行できるかどうかを判断します。Policy Manager は、移行の準備が整っていないすべてのファイルが含まれている新しい初期設定ファイルを作成します。新しい初期設定ファイルでは、移行できない NSF ファイルの [NSF] セクションに、エントリ DoNotProcess=True が追加されています。この設定により、Policy Manager は、次回、処理モードで実行されるときにファイルの処理を試行できなくなります。
新しい初期設定ファイルには、元のファイルと同じ名前に重複のないように番号が追加されます。たとえば、元のファイルが
NSFMigration.ini
であれば、新しいファイルはNSFMigration_1.ini
のようになります。Process。Policy Manager は、[NSF] セクションに一覧表示された NSF ファイルからアイテムを移行して、概略レポートと詳細レポートを生成します。Policy Manager は、新しい初期設定ファイルの書き込みも実行します。ファイルの移行を妨げていた問題を修正した後は、新しいファイルを使って、失敗したファイルを移行できます。各 NSF ファイルには、新しい初期設定ファイル内の [NSF] セクションに追加された JobStatus エントリがあります。たとえば、正常に移行されたファイルは、JobStatus=Processed が [NSF] セクションに追加されています。Policy Manager は、新しい初期設定ファイルを使って次の移行を実行するときに、これらのファイルの移行を試行しません。
新しい初期設定ファイルには、元のファイルと同じ名前に重複のないように番号が追加されます。たとえば、元のファイルが
NSFMigration.ini
であれば、新しいファイルはNSFMigration_1.ini
のようになります。
必須。移行時にアイテムに適用されるデフォルトの保持カテゴリの名前を指定します。
設定可能な値は次のとおりです。
保持カテゴリ名
保持カテゴリ ID
省略可能。正常な移行の後に Policy Manager で隠し属性を NSF ファイルに設定するかどうかを制御します。このオプションは、NSF 移行ウィザードとの互換性のために用意されていて、スクリプト化された移行ではほとんど使われません。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False (デフォルト)
省略可能。正常な移行の後に Policy Manager で読み取り専用属性を NSF ファイルに設定するかどうかを制御します。この設定により、ユーザーは移行後に新しいアイテムを NSF ファイルに追加できなくなります。
設定可能な値は次のとおりです。
True
False (デフォルト)
省略可能。移行後に Policy Manager でどのように NSF ファイルの内容を操作するかを制御します。
設定可能な値は次のとおりです。
MailFileShortcuts (デフォルト)。 移行されたアイテムへのショートカットを作成し、ショートカットをユーザーのメールファイルに配置します。
NSFShortcuts。移行されたアイテムへのショートカットを作成し、ショートカットを NSF ファイル内に残します。
NoShortcuts。移行されたアイテムへのショートカットは作成しません。アーカイブから除外されたすべてのアイテムは、NSF ファイル内に残ります。