NetBackup™ Snapshot Manager インストールおよびアップグレードガイド
- 概要
- 第 I 部 NetBackup Snapshot Manager のインストールおよび構成
- NetBackup Snapshot Manager のインストールの準備
- コンテナイメージを使用した NetBackup Snapshot Manager の配備
- NetBackup Snapshot Manager 拡張機能の配備
- VM への Snapshot Manager 拡張機能のインストール
- Azure の管理対象 Kubernetes クラスタ (AKS) への Snapshot Manager 拡張機能のインストール
- AWS の管理対象 Kubernetes クラスタ (EKS) への Snapshot Manager 拡張機能のインストール
- GCP の管理対象 Kubernetes クラスタ (GKE) への Snapshot Manager 拡張機能のインストール
- NetBackup Snapshot Manager クラウドプラグイン
- NetBackup Snapshot Manager アプリケーションエージェントとプラグイン
- NetBackup Snapshot Manager のエージェントレス機能を使用した資産の保護
- NetBackup Snapshot Manager でのボリュームの暗号化
- NetBackup Snapshot Manager のセキュリティ
- 第 II 部 NetBackup Snapshot Manager のメンテナンス
- NetBackup Snapshot Manager のログ記録
- NetBackup Snapshot Manager のアップグレード
- NetBackup Snapshot Manager のアンインストール
- NetBackup Snapshot Manager のトラブルシューティング
Snapshot Manager の移行を開始する前に
Snapshot Manager をインストールする前に、次の手順を完了していることを確認してください。
環境がシステム要件を満たしていることを確認します。
システム要件への準拠を参照してください。
Snapshot Manager をインストールするインスタンスを作成するか、物理ホストを準備します。
インスタンスまたは物理ホストで特定のポートが開いていることの確認を参照してください。
RHEL 8.6 または 8.4 ホストのインストールを準備します。既存の RHEL 7.x OS を RHEL 8.6 または 8.4 OS にアップグレードするか、RHEL 8.6 または 8.4 で新しいシステムを作成できます。
RHEL 7.x から RHEL 8.6 または 8.4 へのシステムのアップグレードについては、Red Hat 社のマニュアルに従ってください。
RHEL 8.6 または 8.4 で新しいシステムを作成する場合は、Podman コンテナプラットフォームを構成します。
表: コンテナプラットフォームのインストールを参照してください。
簡単な手順を以下に示します。
RHEL リポジトリを設定します。
AWS クラウドの場合は追加のリポジトリを有効にします。
# sudo yum-config-manager --enable rhui-REGION-rhel-server-extras
オンプレミスの場合はサブスクリプションを有効にします。
# sudo subscription-manager register --auto-attach --username=<username> --password=<password>
必要に応じて Podman をインストールします。
# sudo yum install -y podman
SELinux が有効になっている場合は、モードを permissive モードに変更してシステムを再起動します。
/etc/selinux/config
構成ファイルを編集し、SELINUX
パラメータ値をSELINUX=permissive
に変更します。
次のコマンドを実行して、必要なパッケージ (
lvm2
、udev
、dnsmaq
) をホストにインストールします。#yum install -y lvm2-<version>
#yum install -y lvm2-libs-<version>
#yum install -y python3-pyudev-<version>
#yum install -y systemd-udev-<version>
#yum install -y podman-plugins
次のコマンドを実行して、Podman と Conmon のバージョンをサポート対象バージョンにロックし、yum 更新で更新されないようにします。
sudo yum install -y podman-2.2.1-7.module+el8.3.1+9857+68fb1526
sudo yum install -y python3-dnf-plugin-versionlock
インスタンスまたは物理ホストで特定のポートが開いていることを確認します。
次に、RHEL 7.x ホストから新しく準備した RHEL 8.6 または 8.4 ホストに Snapshot Manager を移行します。