NetBackup™ Snapshot Manager インストールおよびアップグレードガイド

クラウドにあるスナップショットを使用して Snapshot Manager をリカバリするには

1. クラウドプロバイダのダッシュボードまたはコンソールを使用して、既存のスナップショットからボリュームを作成します。
2. 以前の Snapshot Manager サーバーと同等以上の仕様の新しい仮想マシンを作成します。
3. 新しいサーバーに Docker/Podman をインストールします。

4. 新しく作成されたボリュームをこの Snapshot Manager サーバーインスタンスに接続します。
5. このサーバーに Snapshot Manager のインストールディレクトリを作成します。

   次のコマンドを使用します。

   # mkdir /full_path_to_cloudpoint_installation_directory

   例:

   # mkdir /cloudpoint

6. 作成したインストールディレクトリに接続されたボリュームをマウントします。

   次のコマンドを使用します。

   # mount /dev/device-name /full_path_to_cloudpoint_installation_directory

   例:

   # mount /dev/xvdb /cloudpoint

7. 関連するすべての Snapshot Manager 構成データとファイルがディレクトリにあることを確認します。

   次のコマンドを入力します。

   # ls -l /cloudpoint

8. Snapshot Manager のインストーラバイナリを新しいサーバーにダウンロードするかコピーします。
9. Snapshot Manager をインストールします。

   次のコマンドを使用します。

   (Docker の場合)

   # sudo docker run -it --rm -u 0 
   -v /cloudpoint:/cloudpoint 
   -v /var/run/docker.sock:/var/run/docker.sock 
   veritas/flexsnap-deploy:10.1.0.0.1005 install

   (Podman の場合)

   # sudo podman run -it --rm -u 0
   -v /cloudpoint:/cloudpoint 
   -v /var/run/podman.sock:/var/run/podman.sock 
   veritas/flexsnap-deploy:10.1.0.0.1005 install

   ここで、10.1.0.0.1005 は、Snapshot Manager のバージョンを表します。現在インストールされている製品のバージョンに応じて、この値を置換します。

   メモ:

   これは 1 つのコマンドです。改行なしでコマンドを入力していることを確認します。

   インストールプログラムは、Snapshot Manager の既存のバージョンを検出し、既存の内容を上書きせずにすべての Snapshot Manager サービスを再インストールします。

   次のようなメッセージがコマンドプロンプトに表示されます。

   Configuration started at time Wed May 13 22:20:47 UTC 2020
   This is a re-install.
   Checking if a 1.0 release container exists ...

   操作が再インストールであることを示す行に注意してください。

10. インストールが完了したら、既存のクレデンシャルを使用して Snapshot Manager での作業を再開できます。

オンプレミスのバックアップを使用して Snapshot Manager をリカバリするには

1. 新しい Snapshot Manager サーバーに既存の Snapshot Manager バックアップをコピーし、それを Snapshot Manager のインストールディレクトリに抽出します。

   次の例では、/cloudpoint がバックアップされたため、コマンドで新しい /cloudpoint ディレクトリを作成します。

   # tar -zxf cloudpoint_dr.tar.gz -C /cloudpoint/

2. Snapshot Manager のインストーラバイナリを新しいサーバーにダウンロードするかコピーします。
3. Snapshot Manager をインストールします。

   次のコマンドを使用します。

   (Docker の場合)

   # sudo docker run -it --rm -u 0 
   -v /cloudpoint:/cloudpoint 
   -v /var/run/docker.sock:/var/run/docker.sock 
   veritas/flexsnap-deploy:10.1.0.0.1005 install

   (Podman の場合)

   # sudo podman run -it --rm -u 0 
   -v /cloudpoint:/cloudpoint 
   -v /var/run/podman.sock:/var/run/podman.sock 
   veritas/flexsnap-deploy:10.1.0.0.1005 install

   ここで、10.1.0.0.1005 は、Snapshot Manager のバージョンを表します。現在インストールされている製品のバージョンに応じて、この値を置換します。

   メモ:

   これは 1 つのコマンドです。改行なしでコマンドを入力していることを確認します。

   インストールプログラムは、Snapshot Manager の既存のバージョンを検出し、既存の内容を上書きせずにすべての Snapshot Manager サービスを再インストールします。

   次のようなメッセージがコマンドプロンプトに表示されます。

   Configuration started at time Wed May 13 22:20:47 UTC 2020
   This is a re-install.
   Checking if a 1.0 release container exists ...

   操作が再インストールであることを示す行に注意してください。

4. インストールが完了したら、既存のクレデンシャルを使用して Snapshot Manager での作業を再開できます。

GCP クロスプロジェクトリストアを使用して Snapshot Manager をリカバリするには

1. 次の権限を使用して、other-service-account にクロスプロジェクトの役割を作成します。

   • compute.snapshots.useReadOnly

   • compute.disks.create

   • Cloud KMS CryptoKey Encrypter/Decrypter

2. 上の役割を other-project プロジェクトの cp-host-service-account に割り当てます。