NetBackup™ Web UI 管理者ガイド
- NetBackup Web ユーザーインターフェースの概要
- 第 I 部 セキュリティの管理
- 監視と通知
- 役割ベースのアクセス制御の管理
- セキュリティイベントと監査ログ
- セキュリティ証明書の管理
- ユーザーセッションの管理
- マスターサーバーのセキュリティ設定の管理
- API キーの作成と使用
- 認証オプションの設定
- ホストの管理
- Web UI のトラブルシューティング
- 第 II 部 ストレージとバックアップの管理
- 第 III 部 Veritas Resiliency Platform
- 第 IV 部 クレデンシャルの管理
信頼できるマスターサーバーについて
NetBackup ドメイン間の信頼関係によって、次の操作を実行できます。
レプリケーションのターゲットとして特定のドメインを選択します。この種類の自動イメージレプリケーションは「対象設定された A.I.R (Targeted A.I.R)」として知られます。
信頼関係がないと、NetBackup は、定義されたすべてのターゲットストレージサーバーにレプリケートします。メディアサーバー重複排除プールと PureDisk 重複排除プールをターゲットストレージにする場合、信頼関係の確立は省略できます。Cloud Catalyst ストレージサーバーを使用するには、信頼関係が必要です。
複数のマスターサーバーの使用状況レポートを含めます。
マスターサーバーは、NetBackup 認証局 (CA) 証明書または外部 CA 証明書を使用できます。NetBackup は、ソースドメインとターゲットドメインで使用される CA を判断し、サーバー間の通信に使用する適切な CA を選択します。両方の CA の種類に対してターゲットマスターサーバーが設定されている場合は、NetBackup によって使用する CA の選択を求められます。NetBackup CA を使用してリモートマスターサーバーとの信頼を確立するには、現在のマスターとリモートマスターの NetBackup バージョンが 8.1 以降である必要があります。外部 CA を使用してリモートマスターサーバーとの信頼を確立するには、現在のマスターとリモートマスターの NetBackup バージョンが 8.2 以降である必要があります。
表: サーバー間の信頼関係に使用する認証局 (CA) の決定
ソースマスターサーバーの CA (1 つまたは複数) |
ターゲットマスターサーバーの CA (1 つまたは複数) |
選択された認証局 |
---|---|---|
NetBackup CA と外部 CA |
外部 CA |
外部 CA |
NetBackup CA |
NetBackup CA | |
外部 CA と NetBackup CA |
NetBackup は、外部 CA を自動的に選択します。NetBackup CA を選択するには、nbseccmd コマンドを使用します。 | |
NetBackup CA |
外部 CA |
信頼は確立されません。 |
NetBackup CA |
NetBackup CA | |
外部 CA と NetBackup CA |
NetBackup CA |