NetBackup™ Web UI 管理者ガイド
- NetBackup Web ユーザーインターフェースの概要
- 第 I 部 セキュリティの管理
- 監視と通知
- 役割ベースのアクセス制御の管理
- セキュリティイベントと監査ログ
- セキュリティ証明書の管理
- ユーザーセッションの管理
- マスターサーバーのセキュリティ設定の管理
- API キーの作成と使用
- 認証オプションの設定
- ホストの管理
- Web UI のトラブルシューティング
- 第 II 部 ストレージとバックアップの管理
- 第 III 部 Veritas Resiliency Platform
- 第 IV 部 クレデンシャルの管理
役割の権限
役割の権限は、役割のユーザーが実行する権限を持つ操作を定義します。
表: NetBackup RBAC の権限の役割
カテゴリ |
説明 | ||
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グローバル |
グローバル権限は、すべての資産またはオブジェクトに適用されます。たとえば、NetBackup 8.3 では、ジョブまたはホストの権限は特定のジョブまたはホストに適用できません。ジョブまたはホストの権限を持つ役割は、すべてのジョブまたはホストに適用されます。 | ||
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NetBackup の構成と管理。 [グローバル (Global)]> [NetBackup の管理 (NetBackup management)]を参照してください。 | ||
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NetBackup バックアップポリシーとストレージライフサイクルポリシー。 [グローバル (Global)]> [保護 (Protection)]を参照してください。 | ||
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NetBackup セキュリティ設定。 [グローバル (Global)]> [セキュリティ (Security)]を参照してください。 | ||
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バックアップストレージの設定を管理します。 [グローバル (Global)]> [ストレージ (Storage)]を参照してください。 | ||
資産 |
クラウド、SQL Server、RHV、ユニバーサル共有、VMware などの資産を管理します。 資産を参照してください。 メモ: 資産は、役割を作成するときにのみ追加できます。既存の役割には追加できません。 | ||
保護計画 |
保護計画を使用してバックアップを実行する方法を管理します。 保護計画を参照してください。 メモ: 保護計画は、役割を作成するときにのみ追加できます。既存の役割には追加できません。 | ||
クレデンシャル (Credentials) |
SQL Server と外部 KMS のクレデンシャルを管理します。 クレデンシャルを参照してください。 メモ: クレデンシャルは、役割を作成するときにのみ追加できます。既存の役割には追加できません。 |
RBAC の役割の権限を構成する場合は、次の点に注意してください。
RBAC は、NetBackup 管理コンソールではなく、Web UI へのアクセスのみを制御します。
役割を作成するときに、ユーザーが Web UI にサインインして使用できるようにするために、最小数のアクセス権を確実に有効にします。個々のアクセス権が、Web UI の画面と直接的な相関を持たない場合があります。この種類のアクセス権しか付与されていないユーザーがサインインを試みると、「権限がない」ことを示すメッセージを受け取ります。
ユーザーが役割に追加または削除された場合、ユーザーの権限を更新するには、ユーザーがサインアウトして再度サインインする必要があります。
ほとんどの権限は暗黙的ではありません。
ほとんどのケースで、[作成 (Create)]の権限では、ユーザーに[表示 (View)]権限は付与されません。[リカバリ (Recovery)]権限では、[表示 (View)]権限や、[上書き (Overwrite)]などのその他のリカバリオプションはユーザーに付与されません。
すべての RBAC 制御された操作を NetBackup Web UI から使用できるわけではありません。(たとえば、NetBackup バックアップイメージは、API または NetBackup 管理コンソールからのみ表示および管理できます)。これらの種類の操作は RBAC に含まれているため、役割の管理者は、API ユーザーおよび Web UI ユーザーの役割を作成できます。
一部のタスクでは、複数の RBAC カテゴリの権限をユーザーに付与する必要があります。たとえば、リモートマスターサーバーとの信頼関係を確立するには、ユーザーはリモートマスターサーバーと信頼できるマスターサーバーの両方に対する権限を持っている必要があります。