Veritas NetBackup 並列ストリームフレームワーク SDK 開発者ガイド
- NetBackup Parallel Streaming Framework を使用したワークロードの保護
- NetBackup Parallel Streaming Framework プラグインアーキテクチャ
- NetBackup Parallel Streaming Framework SDK の配備
- プラグイン開発の準備
- サンプルプラグインの使用
- 作業負荷プラグインの開発
- ワークロードプラグインの配備
- NetBackup Parallel Streaming Framework API リファレンス
- aapi_close_object
- aapi_close_server
- aapi_create_object
- aapi_delete_object
- aapi_discovery
- aapi_flush
- aapi_get_object_prop
- aapi_get_object_prop_byname
- aapi_get_server_prop
- aapi_get_snappath_from_realpath
- aapi_open_object
- aapi_open_server
- aapi_pgn_claim
- aapi_pgn_init
- aapi_postprocess
- aapi_read_object
- aapi_set_object_utimes
- aapi_terminate
- aapi_write_object
- aapi_restore_preprocess
- aapi_restore_postprocess
- NetBackup Parallel Streaming Framework API の戻り値
- ログとトラブルシューティング
NetBackup Parallel Streaming Framework について
Parallel Streaming Framework (PSF) を使用すると、NetBackup を使用して BigData 作業負荷を保護できるようになります。
バックアップのために、Parallel Streaming Framework では完全バックアップと増分バックアップを実行できるほか、スナップショットもサポートされます。バックアップ作成はより効率的ですが、Parallel Streaming Framework はデータブロックを並行してストリームして、作業負荷を分散します。
Parallel Streaming Framework では、NetBackup のカタログ、ポリシー、アクティビティモニター、およびログフレームワークを使用して、NetBackup フレームワークの利点を活用できます。
メモ:
リカバリの側面は、プラグイン開発者が処理する必要があります。リカバリは、SDK の現在のスコープには含まれません。
Parallel Streaming Framework は、特定の作業負荷プラグインを使用すると利用できます。プラグインはエージェントレスで、クラスタノード上に占有域はありません。
ベリタスでは、作業負荷のプラグインを定期的にリリースしています。ただし、Parallel Streaming Framework SDK を使用すると、プラグインが利用可能でない場合に、特定の BigData 作業負荷向けのプラグインを作成できます。
プラグインの操作を参照してください。
メモ:
現在、SDK を使用して作成されたプラグインは、NetBackup アプライアンスではサポートされません。
Parallel Streaming Framework の使用を開始する前に、関連する用語の定義を確認します。NetBackup Parallel Streaming Framework の用語を参照してください。
次の図は、BigData 作業負荷がどのように保護されるかの概要を示します。
メモ:
<Master> ノードは、アプリケーションソフトウェアとアプリケーションサーバーを実行するエンティティです。たとえば、Nutanix の場合はコントローラ VM で、Hadoop の場合はマスターノードで、HBase の場合は HMaster というようになります。
<Data> ノードは、バックアップが必要なエンティティです。たとえば、Nutanix の場合はゲスト VM で、Hadoop の場合はデータノードで、HBase の場合は地域サーバーというようになります。
図では次の内容を説明しています。
データは並列ストリームでバックアップされ、バックアップ時に <Master> ノードはデータブロックを同時に複数のバックアップホストに対してストリームします。ジョブの処理速度が、複数のバックアップホストと並列ストリームによって向上します。
作業負荷クラスタと NetBackup 間の通信は、その作業負荷の NetBackup プラグインを使用して有効になります。
プラグインは、すべてのバックアップホストにインストールする必要があります。
NetBackup 通信の場合、BigData ポリシーを構成し、関連するバックアップホストを追加する必要があります。
NetBackup のメディアサーバー、クライアント、またはマスターサーバーをバックアップホストとして構成することができます。また、<Data> ノードサーバーの数によっては、バックアップホストを追加または削除できます。バックアップホストをさらに追加することによって使用環境の規模を簡単に拡大することができます。
NetBackup 並列ストリームフレームワークにより、エージェントレスのバックアップが可能で、バックアップとリストア操作はバックアップホストで実行します。クラスタノードには、エージェントの占有域がありません。また、NetBackup は &; クラスタのアップグレードやメンテナンスの影響を受けません。
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