Veritas NetBackup 並列ストリームフレームワーク SDK 開発者ガイド

代替リストアの場合、オブジェクトのリストアパスは、バックアップされたオブジェクトパスから代替リストアパスに変更されます。

たとえば、バックアップオブジェクトパスが /obj-container1/obj-container2/file.txt の場合、これは /mnt/vol-1/obj-container1/obj-container2/file.txt に変わります (代替の場所は mnt/vol-1)。

aapi_get_object_prop_byname API は、オブジェクトプロパティを取得するために、オブジェクトリストアパスを使用して呼び出されます。

たとえば、aapi_get_object_prop_byname API は、/mnt/vol-1/obj-container1/obj-container2/file.txt のメタプロパティを提供します。

4. オブジェクトリストアパスがすでに存在し、次の条件が該当する場合。

aapi_create_object API の実装を使用して、新しいオブジェクトが作成されます。

名前、サイズ、アクセス権、u/mtime、所有者などのオブジェクト情報は、オブジェクトプロパティの設定に使用する aapi_create_object の呼び出しに渡されます。

aapi_create_object API は、リストアパスのすべてのオブジェクト (最初のオブジェクトからリーフオブジェクトまで) に対して呼び出されます。したがって、オブジェクトコンテナが存在しない場合は、これらも作成されます。

たとえば、/mnt/vol-1/obj-container1/obj-container2/file.txt をリストアする場合、aapi_create_object API は階層ごとに 1 回ずつで合計 5 回呼び出されます。

オブジェクトは、バックアップイメージからバックアップ済みコンテンツを読み込み、aapi_write_object API を呼び出すことでリストアされます。

このプロセスは、オブジェクト全体が読み込まれるまで、順番に繰り返し実行されます。

aapi_set_object_utimes API が呼び出されて、オブジェクトのアクセス時刻と修正時刻がリストアされます。

すべてのオブジェクトがリストアされた後、aapi_set_object_utimes API が再び呼び出されて、オブジェクトコンテナのアクセス時刻と修正時刻がリストアされます。

aapi_close_object API を呼び出してオブジェクト関連のクリーンアップを実行して、データオブジェクトが閉じられます。

bpbrm プロセスは、メディアサーバー上で実行されます。

nbtar は、すべてのバックアップホストでバックアップを実行します。