Veritas NetBackup 並列ストリームフレームワーク SDK 開発者ガイド
- NetBackup Parallel Streaming Framework を使用したワークロードの保護
- NetBackup Parallel Streaming Framework プラグインアーキテクチャ
- NetBackup Parallel Streaming Framework SDK の配備
- プラグイン開発の準備
- サンプルプラグインの使用
- 作業負荷プラグインの開発
- ワークロードプラグインの配備
- NetBackup Parallel Streaming Framework API リファレンス
- ログとトラブルシューティング
NetBackup Parallel Streaming Framework SDK のインストール
SDK をインストールして、gcc-c++
パッケージがインストールされた RHEL または SUSE 開発サーバー上にファイルを抽出する必要があります。開発サーバーへの NetBackup のインストールはオプションです。プラグインの開発に NetBackup は必要ありませんが、プラグインのテストには NetBackup が必要です。
NetBackup Parallel Streaming Framework SDK は、psf_sdk/include
ディレクトリに次のファイルを配置します。
表: SDK ファイル
ファイル |
目的 |
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プラグインの API が参照する共通ヘッダーファイルで、データ形式、データ構造、列挙、および型定義が含まれます。 |
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プラグインが使用できる PSF エラーコード定義が含まれます。 |
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プラットフォーム固有のデータと型定義が含まれます。 |
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プラグインで使用される API のすべてのプロトタイプが含まれます。 |
NetBackup Parallel Streaming Framework SDK は、psf_sdk/plugins/sample
ディレクトリに次のサンプルファイルを配置します。
表: サンプルプラグインのファイル
ファイル |
目的 |
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サンプルプラグインをコンパイルしてビルドします。 |
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サンプルプラグインの構造について説明します。 |
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すべてのフェーズのすべての主要機能の実装が含まれます。 |
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すべての主要な関数の宣言です。 |
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作業負荷ファイルを生成するための関数の実装が含まれます。 |
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検出に使用する内部メソッドの宣言です。 |
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NetBackup へのログ記録用の関数の実装が含まれます。 |
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NetBackup へのログ記録用のすべての関数の宣言です。 |
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内部データ構造です。 |
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SDK の配置を検証するには、次の手順を完了します。
plugins/sample
フォルダにmakefile
が含まれることを確認します。ビルドホストが正しく構成されており、関連するすべてのパッケージがインストールおよび構成されていることを確認します。簡単なプログラムのビルドと実行を試みます。
makefile
のインクルードパスを確認します。makefile
では、相対パスを使用して SDK のヘッダーファイルを参照します。インクルードフォルダが別の場所に移動されている場合は、makefile
でも相応の変更が必要です。サンプルプラグインをビルドしてテストします。
次のコマンドのいずれかを使用して、
libaapipgnsample.so
サンプルプラグインをビルドします。make libaapipgnsample.so
make all
サンプルプラグインに、すべて (ユーザー、グループ、およびその他) に対する読み取りと実行などの適切な権限があることを確認します。
このサンプルプラグインを使用して、バックアップとリストアをテストします。
サンプルプラグインに、すべて (ユーザー、グループ、およびその他) に対する読み取りと実行などの適切な権限があることを確認します。