Enterprise Vault™ Veritas Information Classifier を使用した分類
- このマニュアルについて
- 分類のための Enterprise Vault の準備
- Veritas Information Classifier ポリシーの設定
- Enterprise Vault 分類ポリシーの定義と適用
- テストモードでの分類の実行
- スマートパーティションを使用した分類
- 付録 A. カスタムフィールドの検索に使う Enterprise Vault のプロパティ
- 付録 B. 分類に使う PowerShell cmdlet
- 付録 C. 分類キャッシュフォルダ
- 付録 D. FCI 分類から Veritas Information Classifier への移行
- 付録 E. 監視とトラブルシューティング
Veritas Information Classifier の概要
Veritas Information Classifier を使用すると、アイテムのコンテンツやメタデータに基づいてアイテムを分類できます。Veritas Information Classifier の主要な領域は、次のとおりです。
メモ:
Veritas Information Classifier は、Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge、Internet Explorer 11 をサポートします。Internet Explorer 11 を使っている場合、分析機能は機能しませんのでご注意ください。
メモ:
Veritas Information Classifier では、暗号化ファイルの分類はサポートされていません。
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ポリシー (Policies)。Veritas Information Classifier は、一連のポリシーを基準にした分類のために送信するアイテムを評価します。各ポリシーには、特定の分類タグの割り当てのためにアイテムが満たす必要のある条件が指定されています。さまざまな組み込みポリシーによって、アイテムの分類が必要な多数の規制や企業の基準が網羅されており、追加の要件がある場合はカスタムポリシーを作成できます。 ポリシーについてを参照してください。 |
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パターン (Patterns)。各組み込みポリシーが、分類のために送信したアイテムを 1 つ以上のパターンに対してチェックします。これらのパターンは高度なアルゴリズムを使用して、必要な信頼度レベルを満たす一致を検索します。組み込みパターンと、自分で作成したカスタムポリシーを組み合わせたり、独自のカスタムパターンを作成したりできます。 パターンについてを参照してください。 |
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タグ (Tags)。分類のために送信したアイテムがポリシーの条件を満たすと、Veritas Information Classifier は関連付けられたタグをアイテムに割り当てます。カスタムタグを作成して、組み込みタグを多数追加できます。 各タグをインデックスプロパティに関連付けます。これは、タグを格納するアイテムのメタデータプロパティです。また、タグを保持カテゴリに関連付けることもできます。これにより、アイテムに保持カテゴリを関連付けると同時に、Veritas Information Classifier がアイテムにタグを割り当てることが可能になります。 タグについてを参照してください。 |
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分析 (Analyze)。この機能を使用して、組織のファイルコンテンツのサンプルフォルダにあるポリシーの一致を検索します。利用可能なすべてのポリシーに対してコンテンツを評価することも、個々のポリシーまたはポリシーのグループに分析を制限することもできます。 分析の進行中、Veritas Information Classifier は、重要なデータが含まれている可能性のあるファイルの割合とそれらのファイルの推定されるリスクレベルについて、リアルタイムの統計情報を表示します。分析が完了したら、その結果のレポートを PDF 形式およびカンマ区切り値 (CSV) 形式でダウンロードできます。 ???を参照してください。 |
ポリシーとパターンについて詳しくは、『Veritas Information Classifier Policies and Patterns Guide』を参照してください。