Enterprise Vault™ Veritas Information Classifier を使用した分類
- このマニュアルについて
- 分類のための Enterprise Vault の準備
- Veritas Information Classifier ポリシーの設定
- Enterprise Vault 分類ポリシーの定義と適用
- テストモードでの分類の実行
- スマートパーティションを使用した分類
- 付録 A. カスタムフィールドの検索に使う Enterprise Vault のプロパティ
- 付録 B. 分類に使う PowerShell cmdlet
- 付録 C. 分類キャッシュフォルダ
- 付録 D. FCI 分類から Veritas Information Classifier への移行
- 付録 E. 監視とトラブルシューティング
FCI 分類ルールを変換して Veritas 情報分類子で使用する
Enterprise Vault 12 は、最近の Windows Server エディションに組み込まれている分類エンジンであるファイル分類インフラストラクチャによるアイテムの分類方法を提供します。この方法は、現在のバージョンの Enterprise Vault でも、Veritas 情報分類子に加えて、またはその代替方法として、引き続き使用できます。ただし、Veritas 情報分類子は非常に洗練されていることと、両方の分類エンジンを同時に実行させるとパフォーマンスが低下することは、既存の分類ルールの Veritas 情報分類子への転送を検討すべき理由になります。ルールを転送したら、ファイル分類インフラストラクチャエンジンを無効にしても構いません。
FCI 分類ルールを変換して Veritas 情報分類子で使用するには
- Veritas 情報分類子を使用して分類を行うテストサーバーを準備します。最も重要なことは、PowerShell cmdlet の Initialize-EVClassificationVIC を実行して、Veritas 情報分類子を有効にすることです。
準備手順についてを参照してください。
Initialize-EVClassificationVICを参照してください。
- Veritas 情報分類子で、FCI 分類ルールと同じ機能を実行するポリシーを作成します。
ポリシーの作成または編集を参照してください。
- Veritas 情報分類子のテスト機能を使用し、それぞれのポリシーが期待通りに動作するかどうかを確認します。
- Enterprise Vault 管理コンソールで、個々のアーカイブに対して分類テストモードを実施します。これにより、Veritas 情報分類子のテスト機能で検出されなかったポリシーの問題も特定することができます。
分類テストモードについてを参照してください。
あるいは、Enterprise Vault が分類ファイルをキャッシュフォルダ内に保持するように設定し、PowerShell cmdlet の Get-EVClassificationVICTags を使用して Veritas 情報分類子がどのようにファイルをタグ付けしたかを確認できます。
キャッシュフォルダで分類ファイルを保持するための Enterprise Vault の構成を参照してください。
Get-EVClassificationVICTagsを参照してください。
- Veritas 情報分類子を使用して分類を行う実稼働サーバーを準備します。先ほどと同様に、PowerShell cmdlet の Initialize-EVClassificationVIC を実行して、Veritas 情報分類子を有効にする必要があります。
準備手順についてを参照してください。
Initialize-EVClassificationVICを参照してください。
Veritas 情報分類子が実稼働サーバー用のポリシー情報を保存するフォルダがテストサーバーで設定したフォルダとは異なる場合、テストサーバーのフォルダ内のコンテンツを新しいフォルダに移動する必要があります。
- 実稼働サーバーでファイル分類インフラストラクチャエンジンを無効にするために、PowerShell cmdlet の Disable-EVClassification を次のように実行します。
Disable-EVClassification -FCI
Disable-EVClassificationを参照してください。