Enterprise Vault™ Veritas Information Classifier を使用した分類
- このマニュアルについて
- 分類のための Enterprise Vault の準備
- Veritas Information Classifier ポリシーの設定
- Enterprise Vault 分類ポリシーの定義と適用
- テストモードでの分類の実行
- スマートパーティションを使用した分類
- 付録 A. カスタムフィールドの検索に使う Enterprise Vault のプロパティ
- 付録 B. 分類に使う PowerShell cmdlet
- 付録 C. 分類キャッシュフォルダ
- 付録 D. FCI 分類から Veritas Information Classifier への移行
- 付録 E. 監視とトラブルシューティング
パターンについて
ポリシーの条件で、Veritas Information Classifier が分類するアイテム内の 1 つ以上のパターンを検索するように指定できます。たとえば、「Ethics and Code of Conduct Policy」という組み込みポリシーの条件があります。
各条件は、既存のパターン (「Individual Communication」または「Ethics & Code of Conduct」) に一致するアイテムのコンテンツを検索します。アイテムが両方のパターンに一致する場合、このアイテムはポリシーの条件を満たします。
Veritas Information Classifier に付属の組み込みパターンでは、高度なアルゴリズムを使用してパターン一致を検索し、信頼度を割り当てます。アイテムリストでパターンを選択して、信頼度の範囲を参照できます。たとえば、「Credit/Debit Card Number」パターンで、クレジットカード番号の形式に該当する数字の文字列が検出された場合の信頼度は低くなりますが、これらの数字に「AMEX」や「Visa」などのクレジット関連のキーワードが続く場合、信頼度は高くなります。ポリシーの作成または編集時に、これらのパターン一致に対して必要な信頼度を設定できます。
各組み込みパターンは、組み込みポリシーの少なくとも 1 つによって使われ、作成した任意のカスタムポリシー内のパターンに組み込むことができます。組み込みパターンでニーズが満たされない場合は、カスタムパターンを作成することもできます。しかし、これらのカスタムパターンでは、組み込みパターンほど高度な処理が可能でないことに留意する必要があります。
カスタムパターンは編集および削除が可能ですが、組み込みパターンの場合は編集や削除ができません。
サポート対象言語: リリース 3.1.0 より、組み込みパターンのサポート対象言語に関する情報が[パターンの詳細]ページに表示されるようになりました。