NetBackup™ トラブルシューティングガイド

1.

NetBackup Web UI へのログインを試行しましたが、多要素認証を構成するためのページが表示されます。

NetBackup 管理者がドメインに多要素認証を適用していますが、まだ自分のユーザーアカウントを構成していません。

多要素認証が適用されているため、自分のユーザーアカウントに対して多要素認証を構成する必要があります。

2.

多要素認証の構成中に、多要素認証構成 UI を使用して QR コードをスキャンできません。

QR コードまたは QR コードスキャナに問題があるかもしれません。

多要素認証構成 UI から QR コードをスキャンできない場合は、シークレットキーをコピーまたは参照し、認証アプリケーションにシークレットキーを手動で挿入できます。

3.

多要素認証の構成中に、ユーザーが多要素認証構成 UI からシークレットキーを参照またはコピーできません。

UI の非表示/表示オプションまたはコピーオプションに問題がある可能性があります。

認証アプリケーションから QR コードをスキャンできます。

4.

多要素認証の構成中に、正しいワンタイムパスワードを指定して ［構成 (Configure)］をクリックすると、次のエラーが表示されます。

Failed to validate one-time password.

ハンドヘルドデバイスの時間と NetBackup プライマリサーバーの時間に違いがあるか、指定されたワンタイムパスワードが間違っています。

ハンドヘルドデバイスの時間が、プライマリサーバーの時間と一致していることを確認します。

期限切れになる前に、正しいワンタイムパスワードを入力します。

5.

多要素認証の構成中に QR コードをスキャンし、認証アプリケーションで既存のセキュリティ情報を上書きしようとすると、エラーが表示されます。

認証アプリケーションはセキュリティ情報を上書きできません。

QR コードをスキャンする前に、重複したエントリが存在しないことを確認してください。

6.

多要素認証が構成されていても、認証アプリケーションのセキュリティエントリが存在しません。その結果、ワンタイムパスワードを表示できず、認証できません。

認証アプリケーションではワンタイムパスワードを生成できません。スマートデバイスは失われます。

多要素認証構成をリセットするには、NetBackup 管理者に連絡する必要があります。

正常にリセットされたら、ユーザーアカウントに対する多要素認証を再構成します。

7.

NetBackup 管理者である自分のユーザーアカウントに多要素認証を構成しているが、ワンタイムパスワードを使用できません。

セキュリティ情報が認証アプリケーションから削除されているか、ハンドヘルドデバイスが認識されていません。

多要素認証構成をリセットするように他の管理者に依頼できます。その後、自分のユーザーアカウントの多要素認証を再構成できます。

または、次のコマンドを使用して多要素認証構成をリセットするように、OS 管理者に対して要求できます。

nbseccmd -resetMFA -userinfo <domain type>:<domain name>:<user name>

8.

bpnbat -login CLI が次のエラーを示します。

AT authentication failed

自分のユーザーアカウントに多要素認証を構成しましたが、ログイン形式「AT」が多要素認証をサポートしません。

ユーザーアカウントに多要素認証が構成されている場合は、bpnbat -login -logintype WEB コマンドを使用します。

多要素認証が構成されている場合は、対話モード (bpnbat -login (-Interactive | -i )) を使用してログインすることをお勧めします。

9.

自分のユーザーアカウントに多要素認証を構成していませんが、bpnbat -login が失敗します。

NetBackup 管理者が、ドメイン内のすべてのユーザーに多要素認証を適用している可能性があります。

多要素認証が適用されている場合は、自分のユーザーアカウントを構成し、bpnbat -login (-Interactive | -i ) コマンドを実行してログインする必要があります。

10.

bpnbat -login の操作中に、正しいユーザー名とパスワードを指定して 10.3 より前の NetBackup ホストにログオンしようとしましたが、認証が失敗します。

ユーザーアカウントに多要素認証が構成されています。

bpnbat -login コマンドを実行する場合は、パスワードの後にワンタイムパスワードを指定する必要があります。

11.

bpnbat -login の操作中に、cred ファイル (-cf) が使用されますが、ログインに失敗しました。

ユーザーアカウントに多要素認証が構成されています。

cred ファイルを使用する場合は、bpnbat -login (-Interactive | -i ) コマンドを使用してログインする必要があります。

12.

bpnbat -login の実行中に正しいユーザー名、パスワード、ワンタイムパスワードを指定しましたが、認証に失敗しました。

ハンドヘルドデバイスの時間と NetBackup プライマリサーバーの時間に違いがあるか、指定されたワンタイムパスワードが間違っています。

ハンドヘルドデバイスの時間が、プライマリサーバーの時間と一致していることを確認します。

期限切れになる前に、正しいワンタイムパスワードを入力します。

13.

NetBackup 管理コンソールのログイン中に、［ユーザーアカウントで多要素認証が有効になっているかどうかを確認できませんでした。(Failed to check whether multi-factor authentication is enabled for the user account or not.)］というエラーが表示されます。

Web サービスが停止しているか、要求を処理できません。

Web サービスが起動して実行中であることを確認します。次のログを確認します。

bpjava ログ: /usr/openv/netbackup/logs/bpjava-msvc

Web サービスログ: /usr/openv/logs/nbwebservice

14.

NetBackup 管理コンソールのログイン中に、正しいユーザー名とパスワードが指定されていても、［ユーザー名またはパスワードが無効です。(Invalid username or password.)］というエラーが表示されます。

ユーザーアカウントに多要素認証が構成されています。

パスワードの後にワンタイムパスワードを指定する必要があります。

15.

NetBackup 管理コンソールに、［ワンタイムパスワードの認証に失敗しました。(Failed to validate the one time password.)］というエラーが表示されます。

Failed to validate the one-time password.

ハンドヘルドデバイスの時間と NetBackup プライマリサーバーの時間に違いがあるか、指定されたワンタイムパスワードが間違っています。

ハンドヘルドデバイスの時間が、プライマリサーバーの時間と一致していることを確認します。

期限切れになる前に、正しいワンタイムパスワードを入力します。

16.

nbseccmd を使用して NetBackup プライマリサーバー間の信頼を設定するときに、認証に失敗しました。

ユーザーアカウントに多要素認証が構成されています。

パスワードの後にワンタイムパスワードを指定する必要があります。

17.

1 台以上のプライマリサーバーで nbdeployutil --gather コマンドが失敗しました。

失敗したプライマリサーバーで、自分のユーザーアカウントに多要素認証が構成されています。

次のコマンドを実行します。

--apikey-file オプションを指定して nbdeployutil --gather CLI を実行します。

apikey キーファイルの形式は「NetBackup プライマリホスト名 : APIKey」である必要があります。NetBackup ドメインが複数ある場合は、すべてのプライマリサーバーホストに対して apikey が提供されていることを確認します。

18.

NetBackup Web UI、NetBackup 管理コンソール、nbseccmd CLI からのプライマリサーバー間の信頼の設定に失敗した場合

ユーザーアカウントに多要素認証が構成されています。

ユーザーアカウントが、ターゲットホストで多要素認証用に構成されている場合は、パスワードのほかに適切なワンタイムパスワードを追加します。

19.

Validate OTP API を使用すると、次のエラーが表示されます。

The multifactor authentication request ID does not exist.

指定された要求 ID が存在しません。

Validate OTP API の使用中に、有効な要求 ID を指定します。

20.

Validate OTP API を使用すると、次のエラーが表示されます。

The multifactor authentication request is not valid.

後続の API 呼び出しに使用される JWT トークンが、以前のものと異なります。

両方の API 呼び出しに同じ JWT トークンを使用します。

21.

NetBackup 構成を変更すると、次のエラーが表示されます。

The configuration cannot be changed using this host.

ユーザーアカウントに多要素認証が構成されていますが、このホストで多要素認証がサポートされていません。

NetBackup Web UI を使用して操作を実行します。

22.

nbcertcmd または nbseccmd コマンドを実行すると、次のエラーが表示されます。

EXIT STATUS 3676: invalid error number

ユーザーアカウントに多要素認証が構成されていますが、このホストで多要素認証がサポートされていません。

NetBackup Web UI を使用して操作を実行します。

28.

グローバルセキュリティ設定の変更、API キーの作成、nbcertcmd または nbseccmd コマンドの実行を行っている際に、次のエラーが表示されます。

The multifactor authentication request has timed out.

ワンタイムパスワードの入力で遅延がありました。

多要素認証時には、180 秒以内にワンタイムパスワードを入力してください。

API を使用する場合は、180 秒以内に「Validate OTP」API を続けて呼び出してください。