NetBackup™ for VMware 管理者ガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (11.0)
  1. 概要
    1.  
      NetBackup for VMware について
    2.  
      データベースデータを含む仮想マシンのバックアップについて
    3.  
      VMware バックアップホストとしての NetBackup アプライアンスについて
    4.  
      NetBackup for VMware のコンポーネント
    5.  
      バックアップホストとしてのアプライアンス: コンポーネントの概要
    6.  
      バックアップまたは検出ホストとしてのメディアサーバー
    7.  
      VMware バックアップ処理の概要
    8.  
      NetBackup for VMware の用語
  2. 必須タスク: 概要
    1.  
      VMware の作業の概要
    2.  
      NetBackup の作業の概要
  3. VMware 管理者向けの RBAC の役割の構成
    1.  
      VMware 管理者の RBAC の役割
    2.  
      特定の VMware オブジェクトレベルでの権限の割り当て
    3.  
      VMware サーバーまたはデータセンター用のカスタム役割の作成
    4.  
      組織 VDC 管理者用のカスタム役割の作成
    5.  
      特定の VM を管理するためのカスタム役割の作成
    6.  
      データセンターの権限の管理
    7.  
      単一の VM に対する権限の管理
    8.  
      VM に対する RBAC の役割が持つ権限の他の VM への適用
  4. 注意事項および前提条件
    1.  
      NetBackup for VMware: 注意事項および制限事項
    2.  
      VVol (VMware Virtual Volumes) に関する注意事項
    3.  
      VMware IPv6 環境のバックアップに必要な NetBackup IPv6 パラメータ
    4.  
      NetBackup for VMware: Linux 仮想マシンの注意事項
    5.  
      VMware バックアップホストとしての NetBackup Appliance に関する注意事項
    6.  
      NetBackup for VMware による SAN マルチパスのサポート
    7.  
      耐障害性 VM に対する NetBackup for VMware のサポート
    8.  
      プライマリ VM 識別子に対する NetBackup の文字制限
    9.  
      ポリシーの問い合わせビルダーで、表示名、リソースプール名、vApp 名の大文字と小文字が区別される
    10.  
      hotadd トランスポートモードに関する注意事項
    11.  
      VMware Intelligent Policy の問い合わせにおけるタグの使用の注意事項と制限事項
    12.  
      VMware タグ関連付けのバックアップとリストアのための注意事項と制限事項
    13.  
      VMware ストレージポリシーのバックアップとリストアのための注意事項と制限事項
    14.  
      LVM シンプールベースボリュームのサポート
  5. VMware vSphere の権限
    1.  
      VMware vSphere 権限について
    2.  
      仮想マシンのバックアップに対する VMware vSphere 権限
    3.  
      VM の完全リストアに対する VMware vSphere 権限
    4.  
      インスタントアクセス VM を作成するための VMware vSphere 権限
    5.  
      NetBackup プラグイン操作の VMware vSphere 権限
    6.  
      インスタントロールバックの VMware vSphere 権限
    7.  
      エージェントレス SFR 権限の VMware vSphere 権限
    8.  
      個々の vmdk リストア権限についての VMware vSphere 権限
    9.  
      vApp リストアとテンプレートへの vApp リストアについての VMware vSphere 権限
    10.  
      VMware vSphere との円滑な統合のためのオプションの権限
  6. VMware サーバーの管理
    1. VMware 検出について
      1.  
        VMware 資産の自動検出の間隔の変更
      2.  
        VMware サーバーの資産の手動での検出
    2. VMware サーバーの追加
      1.  
        VMware Managed Object Browser を使ったサーバー名の検証
    3.  
      VMware サーバーのクレデンシャルの検証と更新
    4.  
      VMware サーバーの参照
    5.  
      VMware サーバーの削除
    6.  
      インテリジェント VM グループの作成
    7.  
      インテリジェント VM グループの削除
    8.  
      VMware アクセスホストの追加
    9.  
      VMware アクセスホストの削除
    10. VMware リソース形式のリソース制限の変更
      1.  
        VMware のリソース形式と制限
    11.  
      vCenter にイベントをホストする権限の設定
    12.  
      NetBackup vSphere プラグインのための認証トークン
    13.  
      NetBackup での VMware 仮想化サーバー証明書の検証
  7. VMware のバックアップポリシーの構成
    1.  
      VMware ポリシーの構成
    2.  
      [属性 (Attributes)]タブでポリシーごとのジョブ数を制限する (VMware)
    3. [VMware]タブのバックアップオプション
      1.  
        VMware バックアップホスト
      2.  
        [最適化 (Optimizations)]オプション (VMware)
      3.  
        [プライマリ VM 識別子 (Primary VM identifier)]オプション (VMware)
      4.  
        [既存のスナップショット処理 (Existing snapshot handling)]のオプション (VMware)
      5.  
        [トランスポートモード (Transport modes)]オプション (VMware)
      6.  
        アプリケーション保護オプション (VMware)
      7.  
        VMware - 高度な属性
      8.  
        [ポスト vCenter イベント (Post vCenter events)]オプション (VMware の高度な属性)
    4. [ディスクを除外 (Exclude disks)]タブ
      1.  
        仮想ディスクの選択におけるディスクのエクスクルードオプションについて
      2.  
        バックアップからディスクを除外する: 避けるべき例
      3.  
        ブートディスクまたはデータディスクをエクスクルードしたバックアップからのデータのリストア
    5.  
      VMware 仮想マシンの参照
    6.  
      仮想マシンを参照するときに NetBackup が検索する VMware サーバーの制限
    7.  
      VM がポリシーで手動で選択される場合は、仮想マシンのホスト名と表示名が一意である必要があります。
    8.  
      [プライマリ VM 識別子 (Primary VM identifier)]オプションと仮想マシンの手動選択
    9.  
      仮想マシンの増分バックアップについて
    10.  
      増分バックアップの構成
    11.  
      仮想マシンの Storage Foundation Volume Manager ボリューム
  8. VMware インテリジェントポリシーの構成
    1.  
      NetBackup for VMware における仮想マシンの自動選択について
    2.  
      VMware タグ関連付けのサポートと使用
    3.  
      NetBackup の問い合わせ規則の基本原則
    4.  
      仮想マシンの自動選択に関する重要事項
    5.  
      仮想マシンの自動選択の NetBackup の要件
    6.  
      仮想マシンの自動選択: タスクの概要
    7.  
      VMware 仮想マシンの選択オプション
    8. [VM 選択問い合わせ結果を再利用 (Reuse VM selection query results for)]オプションについて
      1.  
        vCenter に対する仮想マシンの検出の影響
    9.  
      仮想マシンの自動選択を構成する
    10.  
      基本モードでの既存の問い合わせの編集
    11.  
      詳細モードでの問い合わせビルダーの使用
    12.  
      クエリーの AND と OR
    13.  
      NetBackup 問い合わせビルダーの例
    14.  
      問い合わせの IsSet 演算子
    15.  
      複数のポリシーによる仮想マシンの選択について
    16.  
      問い合わせの演算の順序 (優先度規則)
    17.  
      複合問い合わせのカッコ
    18.  
      リソースプールの問い合わせ規則
    19.  
      データセンターフォルダ (ホストフォルダ) の問い合わせ規則
    20.  
      重複した名前の問い合わせ規則
    21.  
      タグの問い合わせ規則
    22.  
      問い合わせビルダーのフィールドの参照
    23.  
      VMware の「問い合わせのテスト (Test Query)」画面
    24.  
      問い合わせのテスト: 失敗した仮想マシン
    25.  
      [問い合わせのテスト (Test Query)]の結果の[選択項目 (Selecction)]列に対するプライマリ VM の識別子パラメータの効果
    26.  
      問い合わせのテストの結果の[VM 名 (VM Name)]列に対する[プライマリ VM 識別子 (Primary VM identifier)]パラメータの影響
    27.  
      問い合わせビルダーでの仮想環境の変更表示の更新
    28.  
      大規模な VMware 環境で VM 検出に必要な時間を短縮する
  9. アクセラレータを使用した仮想マシンのバックアップ
    1.  
      仮想マシンの NetBackup Accelerator について
    2.  
      アクセラレータ: 完全スケジュールと増分スケジュール
    3.  
      NetBackup アクセラレータが仮想マシンとどのように連携して働くか
    4.  
      Accelerator 仮想マシンの注意および要件
    5.  
      仮想マシンのアクセラレータ強制再スキャン (スケジュールの属性)
    6.  
      アクセラレータには OptimizedImage 属性が必要
    7.  
      アクセラレータバックアップおよび NetBackup カタログ
    8.  
      バックアップジョブ詳細ログのアクセラレータメッセージ
    9.  
      ネットワークを介して転送されたアクセラレータバックアップのデータ量の報告について
    10.  
      NetBackup コマンド出力でのネットワーク転送されたデータとのアクセラレータのイメージサイズの置換
  10. VMware の保護計画の構成
    1. VM またはインテリジェント VM グループの保護
      1.  
        スケジュール
      2.  
        バックアップオプション (Backup options) と詳細オプション (Advanced options)
      3.  
        バックアップからのディスクの除外
      4.  
        スナップショットの再試行オプション (Snapshot retry options)
    2.  
      VMware 資産の保護設定のカスタマイズ
    3.  
      VM またはインテリジェント VM グループの保護の解除
    4.  
      VM またはインテリジェント VM グループの保護状態の表示
  11. マルウェアスキャン
    1.  
      作業負荷の種類ごとの資産
  12. インスタントアクセス
    1.  
      インスタントアクセスの前提条件
    2.  
      インスタントアクセス機能を使用する前の考慮事項
    3.  
      インスタントアクセス VM の作成
    4.  
      VM バックアップイメージからのファイルとフォルダのリストア
    5.  
      VM バックアップイメージからのファイルとフォルダのダウンロード
    6. インスタントアクセス Build Your Own (BYO)
      1.  
        インスタントアクセス Build Your Own (BYO) の前提条件
      2.  
        インスタントアクセス Build Your Own (BYO) のハードウェア構成の必要条件
      3.  
        よく寄せられる質問
    7.  
      VM マルウェアスキャン
  13. インスタントロールバック
    1.  
      インスタントロールバックの前提条件
    2.  
      インスタントロールバック機能を使用する前の考慮事項
    3.  
      VM バックアップイメージからのインスタントロールバック
  14. 継続的なデータ保護
    1.  
      継続的なデータ保護について
    2.  
      CDP の用語
    3.  
      CDP アーキテクチャ
    4.  
      前提条件
    5.  
      CDP 用の容量ベースのライセンス
    6.  
      CDP を構成する手順
    7.  
      CDP ゲートウェイからの VM の削除
    8.  
      CDP ゲートウェイの定義
    9.  
      サイズ調整の注意事項
    10.  
      CDP の並列実行バックアップジョブの制限
    11.  
      完全同期の制御
    12.  
      CDP ジョブの監視
    13.  
      CDP でのアクセラレータの使用
    14.  
      CDP で保護されている VM のリカバリ
    15.  
      CDP の制限事項
    16.  
      CDP のトラブルシューティング
  15. 仮想マシンのバックアップ
    1.  
      仮想マシンを手動でバックアップする
    2.  
      VMware 向け試用版バックアップ
    3.  
      アクティビティモニターを使って仮想マシンバックアップを監視する
    4.  
      アクティビティモニターでジョブを個別に再起動する
    5.  
      vSphere Client (HTML5) での NetBackup アクティビティの表示
  16. VM のリカバリ
    1.  
      リストアの注意事項および制限事項
    2.  
      Linux でのリストアの注意事項および制限事項
    3. VMware 仮想マシン全体のリカバリ
      1.  
        リカバリオプション
      2.  
        ストレージポリシー
      3.  
        高度なリカバリオプション
      4.  
        高度なリカバリオプション: リストアされる仮想ディスクのフォーマット
      5.  
        高度なリカバリオプション: トランスポートモード
    4. VMware 仮想マシンディスクのリストア
      1.  
        VMware 仮想マシンディスクのリストアについて
      2.  
        仮想ディスクまたはファイルシステムの選択
      3.  
        仮想マシンディスクのリカバリオプション
      4.  
        ストレージターゲットのリストアオプション
  17. VMware エージェントレスリストア
    1.  
      VMware エージェントレスリストアについて
    2.  
      VMware エージェントレスリストアの前提条件と制限事項
    3. ゲスト VM へのエージェントレス単一ファイルリカバリのクレデンシャルへのアクセスの提供
      1.  
        VMware ゲスト VM のクレデンシャルの追加
      2.  
        ゲスト VM へのエージェントレス単一ファイルリカバリのカスタム役割の作成 (クレデンシャルを使用)
    4.  
      VMware エージェントレスリストアによるファイルとフォルダのリカバリ
    5.  
      制限されたリストアモードについて
  18. VMware バックアップからの個々のファイルとフォルダのリストア
    1.  
      個々の VMware ファイルおよびフォルダのリストアについて
    2.  
      個別のファイルとフォルダのリストア
    3.  
      VMware ファイルのリストアのリカバリオプション
    4.  
      VMware を Windows の共有仮想マシンドライブにリストアするための NetBackup Client Service の設定
  19. NetBackup を使用した Cloud Director 環境のバックアップ
    1.  
      vCloud Director の NetBackup について
    2.  
      vCloud のための NetBackup ポリシーの作成における注意点
    3.  
      仮想マシンの vCloud Director へのリストアに関する注意事項
    4. VMware Cloud Director 仮想マシンのリカバリ
      1.  
        リカバリターゲット
      2.  
        vApp オプション
      3.  
        リカバリオプション
    5.  
      複数の仮想マシンがある vApp テンプレートのリストア
    6.  
      大規模な vCloud 環境で VM 検出に必要な時間を短縮する
  20. インスタントリカバリを使用した仮想マシンのリストア
    1.  
      VMware のインスタントリカバリについて
    2.  
      VMware のインスタントリカバリのタスク概要
    3.  
      VMware 機能のインスタントリカバリにおけるパフォーマンスに関する推奨事項
    4.  
      VMware のインスタントリカバリの要件
    5.  
      VMware のインスタントリカバリの注意事項
    6.  
      Windows リストアホストで Client for NFS サービスを再起動する
    7.  
      nbrestorevm コマンドのインスタントリカバリオプション
    8.  
      VMware のインスタントリカバリを使った仮想マシンのリストア
    9.  
      VMware のインスタントリカバリを使用して、仮想マシンを別の場所にリストアする
    10.  
      現在の仮想マシン実行中の VMware 機能のインスタントリカバリによる個別のファイルのリストア
    11.  
      VMware のインスタントリカバリのジョブ形式
    12.  
      VMware のインスタントリカバリを使ったリストアされた仮想マシンの再有効化
  21. ハードウェアスナップショットとレプリケーションを使用した VM の保護
    1.  
      仮想マシンとハードウェアスナップショットについて
    2.  
      配備とアーキテクチャ
    3.  
      サポートされる機能とアプリケーション
    4.  
      ハードウェアスナップショットとレプリケーションの前提条件
    5.  
      ハードウェアスナップショットでサポートされる操作
    6.  
      ハードウェアスナップショットを使用するための VMware ポリシーの構成
    7.  
      NetBackup Snapshot Manager レプリケーションを使用するための VMware ポリシーの構成
    8.  
      VM にハードウェアスナップショットを使用するアクティビティモニターのジョブ
    9.  
      注意事項および制限事項
    10.  
      VMware ハードウェアスナップショットとレプリケーション操作のトラブルシューティング
  22. ベストプラクティスおよび詳細情報
    1. NetBackup for VMware のベストプラクティス
      1.  
        NetBackup for VMware で重複排除を実施
    2.  
      NetBackup がリストア時に VMware タグ関連付けを処理する方法
    3.  
      VMware タグの使用のベストプラクティス
    4. VMware バックアップサイズの縮小について
      1.  
        ブロックレベルバックアップ (BLIB): 完全と増分
      2.  
        vSphere Client のスナップショットの削除
    5.  
      NetBackup for VMware の補足情報
  23. VMware の操作のトラブルシューティング
    1. VMware の NetBackup ログ
      1.  
        仮想マシンでのアクセラレータの NetBackup ログ
      2.  
        VxMS ログの構成
      3.  
        VxMS core.log と provider.log のファイル名形式
      4.  
        VDDK ログレベルの設定
    2.  
      VMware のバックアップに関するトラブルシューティング
    3.  
      VMware のリストアとファイルのリストアのトラブルシューティング
    4.  
      VMware サーバーの追加に関するトラブルシューティング
    5.  
      VMware サーバーの参照に関するトラブルシューティング
    6.  
      新たに検出された VM の状態に関するトラブルシューティング
    7.  
      ポリシー構成のトラブルシューティング
    8.  
      インスタントアクセス VM からのファイルのダウンロードに関するトラブルシューティング
    9.  
      除外された仮想ディスクのバックアップとリストアのトラブルシューティング
    10.  
      NetBackup がバックアップまたはリストアに使用する ESX ネットワークの決定方法
    11.  
      DNS 問題によって引き起こされる参照遅延の回避
    12.  
      仮想マシン検出の参照タイムアウトの変更
    13.  
      vSphere のタイムアウトおよびログの値の変更
    14.  
      VMware サーバーのクレデンシャルが有効でない
    15. スナップショットエラーの発生 (状態コード 156)
      1.  
        スナップショットエラーの原因: NetBackup または VMware
    16.  
      NetBackup と VMware Storage vMotion with vSphere 5.0 以降の競合
    17.  
      バックアップまたはリストアジョブがハングアップする
    18.  
      Windows でのアプリケーション静止の VMware SCSI 要件
    19.  
      VMware 仮想マシンがリストア後に再起動しない
    20.  
      リストアされた仮想マシンが起動できない、またはファイルシステムにアクセスできない
    21.  
      NetBackup ジョブは VMware サーバーの更新タスクが原因で失敗しました。
    22.  
      vSphere インターフェースで仮想マシンの統合が必要であるとレポートされる
    23.  
      Linux VM と永続的なデバイス名前
    24.  
      Windows ダイナミックディスクを使う VMware 仮想マシンで、Windows リストアホストと hotadd トランスポートモードを使うと増分バックアップからのリストアに失敗する
    25.  
      同時 hotadd バックアップ (同じ VMware バックアップホストからのバックアップ) がステータス 13 で失敗する
    26.  
      VMware タグ使用のトラブルシューティング
    27.  
      ゲストのカスタマイズを vCloud Director に確実にリストアできるようにする
    28.  
      既存の VM への vmdk リストアに関するトラブルシューティング
    29.  
      仮想ボリューム (VVol) 上の仮想マシンのバックアップのトラブルシューティング
    30.  
      NetBackup クライアントの VMC (VMware Cloud) へのインストール中の CA 証明書の問題
  24. 付録 A. Windows の NFS のサービスの構成
    1.  
      Granular Recovery Technology (GRT) 用の Network File System (NFS) のインストールおよび構成について
    2. Windows Server 2012、2016 での NFS 用サービスの構成について (NetBackup for VMware)
      1.  
        Windows Server 2012、2016 メディアサーバーでのネットワークファイルシステム (NFS) 用サービスの有効化 (NetBackup for VMware)
      2.  
        Windows 2012、2016 リストアホストでのネットワークファイルシステム (NFS) 用サービスの有効化 (NetBackup for VMware)
    3.  
      Server for NFS の無効化 (NetBackup for VMware)
    4.  
      メディアサーバーでの Client for NFS を無効化 (NetBackup for VMware)
    5.  
      個別リカバリテクノロジ (GRT) 用の UNIX メディアサーバーと Windows バックアップまたはリストアホストの構成 (NetBackup for VMware)
    6.  
      NBFSD 用の個別のネットワークポート構成 (NetBackup for VMware)
  25. 付録 B. VMware raw デバイス (RDM) のバックアップ
    1.  
      VMware raw デバイスマッピング (RDM) について
    2.  
      RDM のバックアップの構成
    3.  
      RDM の代替クライアントバックアップについて
    4.  
      RDM の代替クライアントバックアップのための要件
    5.  
      RDM の代替クライアントバックアップの構成

インテリジェント VM グループの作成

問い合わせと呼ばれるフィルタのセットに基づいて、インテリジェント VM グループを作成できます。NetBackup は、問い合わせに基づいて自動的に仮想マシンを選択し、それらをグループに追加します。その後、グループに保護を適用できます。インテリジェントグループでは、VM 環境内の変更が自動的に反映されるため、グループ内の VM のリストを手動で修正する必要がないことに注意してください。

メモ:

問い合わせで選択できる状態になるには、Web UI が各サーバー上の VM を検出する必要があります。VMware サーバーが Web UI に最近追加された場合、その VM は検出されない可能性があります。

VMware 資産の自動検出の間隔の変更を参照してください。

VM をすぐに検出する方法については、次の情報を参照してください。

VMware サーバーの資産の手動での検出を参照してください。

メモ:

インテリジェント VM グループは VMware Cloud Director VM ではサポートされていません。

インテリジェント VM グループを作成するには

  1. 左側で[作業負荷 (Workloads)]、[VMware]の順にクリックします。
  2. [インテリジェント VM グループ (Intelligent VM groups)]タブ、[追加 (Add)]の順にクリックします。
  3. グループの名前と説明を入力します。
  4. 適切な VMware サーバーを選択します。
  5. 次のいずれかを実行します。

    • [すべての VM を含める (Include all VMs)]を選択します。

      このオプションでは、デフォルトの問い合わせを使用して、保護計画の実行時に vCenter または ESXi に現在あるすべての VM をバックアップ対象として選択します。

    • 特定の条件を満たす VM のみを選択するには、独自の問い合わせを作成するために[条件の追加 (Add condition)]をクリックします。

  6. 条件を追加するには、ドロップダウンを使用してキーワードと演算子を選択し、値を入力します。

    この手順の後に、オプションについて説明しますインテリジェント VM グループ作成のための問い合わせオプション

    こちらに例もあります。問い合わせの例

    問い合わせの効果を変更するには、[条件 (Condition)]をクリックし、[AND]または[OR]をクリックして、条件のキーワード、演算子、値を選択します。次に例を示します。

    必要に応じて、条件にサブクエリーを追加することもできます。[サブクエリー (Sub-query)]をクリックし、[AND]または[OR]をクリックしてから、サブクエリーの条件のキーワード、演算子、値を選択します。次に例を示します。

  7. 問い合わせをテストするには、[プレビュー (Preview)]をクリックします。

    問い合わせベースの選択処理は動的です。仮想環境の変更は、保護計画の実行時に問い合わせが選択する仮想マシンに影響する可能性があります。その結果、保護計画が後で実行されたときに問い合わせが選択する VM が、プレビューに現在表示されているものと同一でなくなる可能性があります。

  8. グループを保護計画に追加せずに保存するには、[追加 (Add)]をクリックします。

    保存して保護計画に追加するには、[追加と保護 (Add and protect)]をクリックして計画を選択し、[保護する (Protect)]をクリックします。

    メモ:

    [プレビュー (Preview)]をクリックするかグループを保存した場合、グループの VM を選択するときに、問い合わせオプションでは大文字小文字が区別されます。[仮想マシン (Virtual machine)]で、グループに選択されていない VM をクリックすると、[仮想マシングループのメンバー (Member of virtual machine groups)]フィールドは none になります。

    ただし、保護計画にグループを追加したときに、保護計画のバックアップが実行されると、一部の問い合わせオプションは、大文字と小文字が区別されないものとして扱われます。その結果、同じ VM がグループに含められてバックアップされる場合があります。

    各オプションの大文字小文字関連の動作は、「インテリジェント VM グループ作成のための問い合わせオプション」を参照してください。

 

インテリジェント VM グループ作成のための問い合わせオプション

インテリジェント VM グループについては、次の点に注意してください。

  • [インテリジェント VM グループ (Intelligent VM groups)]で問い合わせを使用する場合、問い合わせ条件に英語以外の文字が含まれていると、問い合わせに一致する正確な VM のリストが NetBackup Web UI に表示されないことがあります。ただし、バックアップ中は、VM の属性が英語以外でも、正しい VM が選択されます。

  • 任意の属性に not equals フィルタ条件を使用すると、属性に値が存在しない (null) 資産を含む資産が戻されます。tag などの複数値の属性では、属性値のうち少なくとも 1 つに一致しないと資産は戻されません。

  • インテリジェント VM グループのサーバーが更新されると、インテリジェントグループが新しいサーバー名前空間に登録されるため、そのインテリジェントグループに設定されているすべての既存のアクセス定義は削除されます。更新されたインテリジェントグループに新しいアクセス定義を追加する必要があります。

 

表: 問い合わせキーワード

キーワード

説明

保護計画の実行時に大文字と小文字が区別される

annotation

vSphere Client の VM の注釈に追加されるテキスト。

はい

connectionState

ESX Server への VM 接続の状態。たとえば、仮想マシンの ESX Server が停止している場合、その仮想マシンは接続されていません。

いいえ

cluster

VM が存在するクラスタ (ESXi Server のグループ) の名前。

いいえ

datacenter

データセンターの名前。

いいえ

datacenterPath

データセンターへのパスを定義するフォルダの構造。フィルタリングの基準にするデータセンター名が環境で一意でない場合にこのオプションを使います。

はい

datastore

データストアの名前。

はい

displayName

VM の表示名。

はい

host

ESXi Server の名前。ESXi ホスト名は vCenter Server で定義された名前と一致する必要があります。

いいえ

dnsName

vSphere Client の VM の DNS 名。

いいえ

guestOS

vSphere Client に記録される VM のゲスト OS の種類。

はい

hostName

IP アドレスの逆引きから導かれる VM 名。

いいえ

instanceUuid

VM のインスタンス UUID。

例: 501b13c3-52de-9a06-cd9a-ecb23aa975d1

いいえ

networkName

ネットワークスイッチ (ESX Server 上) または分散スイッチの名前。

いいえ

powerState

VM の電源状態。

いいえ

tag

VM のタグの名前。

はい

template

VM が仮想マシンテンプレートかどうかを示します。

いいえ

version

仮想マシンの VMware バージョン。例: vmx-04、vmx-07、vmx-08。

はい

vmFolder

VM フォルダ (データセンター内の) の名前。VM が格納されているフォルダのパスも含みます。

VMFolder の例を参照してください。

いいえ

vmxDatastore

VMX データストアの名前 (VMX ディレクトリや構成データストアと呼ばれることもあります)。

はい

vmxDatastoreType

VMX データストアの形式。値は NFS または VMFS です。

いいえ

 

問い合わせ演算子

表: 問い合わせ演算子

演算子

説明

Starts with

文字列の先頭に値が出現する場合に一致します。

たとえば、入力した値が「box」の場合、このオプションは文字列「box_car」と一致しますが、「flatbox」とは一致しません。

Ends with

文字列の末尾に値が出現する場合に一致します。

たとえば、入力した値が「dev」の場合、このオプションは文字列「01dev」と一致しますが、「01dev99」または「devOP」とは一致しません。

Contains

入力した値が文字列のどこにある場合でも一致します。

たとえば、入力した値が「dev」の場合、このオプションは「01dev」、「01dev99」、「devOP」、「development_machine」などの文字列と一致します。

=

入力した値にのみ一致します。

たとえば、入力した値が「VMTest27」の場合、このオプションは「VMtest27」 (大文字小文字が同じ) とは一致しますが、「vmtest27」、「vmTEST27」、または「VMtest28」とは一致しません。

!=

入力した値と等しくない任意の値と一致します。

 

問い合わせの例

この例の問い合わせは、表示名に prod が含まれるすべての VM をグループに追加します。

 

問い合わせの効果を変更するには、[条件 (Condition)]をクリックし、[AND]または[OR]をクリックして、条件のキーワード、演算子、値を選択します。例:

この例では、AND を使用して問い合わせの範囲を絞り込みます。表示名に prod が含まれ、eng という名前のタグを持つ VM のみが選択されます。VM の表示名に prod が含まれず、eng という名前のタグがない場合、その VM はグループに追加されません。

 

問い合わせの範囲を広げるには、[OR]を使用します。

この例では、[OR]が設定されているため、問い合わせでグループに次の VM が追加されます。

  • 表示名に prod が含まれる VM (タグに関係なく)。

  • eng という名前のタグを持つ VM (表示名に関係なく)。

 

必要に応じて、条件にサブクエリーを追加することもできます。[サブクエリー (Sub-query)]をクリックし、[AND]または[OR]をクリックしてから、サブクエリーの条件のキーワード、演算子、値を選択します。例:

この例では、サブクエリーを使用して問い合わせの範囲をさらに絞り込みます。表示名に prod を含み、eng という名前のタグを持つ VM のうち、clust で始まるクラスタに含まれている VM のみが選択されます。

 

VMFolder の例

たとえば、次の VM フォルダに合計で 65 個の VM が含まれていると想定します。

vm\VM_backup_prod1 (5 個の VM を含む)

vm\VM_backup_prod1\cluster1 (10 個の VM を含む)

vm\VM_backup_prod2 (50 個の VM を含む)

 

vm\VM_backup_prod1 の VM を含め、cluster1 またはその他のフォルダの VM は除外する場合は、次のように指定します。

VMFolder Equal "vm\VM_backup_prod1"

 

vm\VM_backup_prod1 の VM とそのサブフォルダ cluster1 を含めるには、次のように指定します。

VMFolder Equal "vm\VM_backup_prod1"

または

VMFolder StartsWith "vm\VM_backup_prod1"

注意: 最初のバックスラッシュは、続くバックスラッシュがリテラル文字として解釈されるようにするためのエスケープ文字です。

 

65 個のすべての VM を含めるには、VMFolder StartsWith "vm\VM_backup_prod" のように指定します。

注意: vm\VM_backup_prod で始まるパス内にあるすべての VM が含められます。