Veritas Appliance 管理ガイド

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Product(s): Appliances (3.3.0.1)
Platform: NetBackup Appliance OS
  1. 概要
    1.  
      概要
    2.  
      Appliance Management Server 1.4.1 で導入された変更
    3.  
      Appliance Management Console について
    4.  
      Appliance Management Server について
    5.  
      アプライアンス管理エージェントについて
    6.  
      AMS とエージェントのトポロジについて
  2. AMS としてのアプライアンス
    1.  
      AMS としてのアプライアンスの構成について
    2.  
      AMS としてのアプライアンスの構成
    3.  
      AMS の構成解除
    4.  
      AMS ユーザーロールについて
    5.  
      ユーザーまたはユーザーグループへの AMS ロールの付与
    6.  
      AMS ログの収集について
  3. Appliance Management Console の使用
    1.  
      Appliance Management Console へのログオン
    2.  
      [ホーム (Home)]ページの使用
    3.  
      AMS でのパスワードの変更
    4.  
      ダウンロードに使用する帯域幅の制限
    5.  
      アプライアンス管理コンソールからのログアウト
  4. [ホーム (Home)] ページからのアプライアンスの管理
    1.  
      アプライアンスの詳細の表示
    2.  
      アプライアンスの再ブート
    3.  
      アプライアンスのパフォーマンスグラフの表示
    4.  
      アプライアンスのパフォーマンスデータのエクスポート
    5.  
      アプライアンスの容量使用率の表示
    6.  
      Appliance Management Console への Appliance の追加
    7.  
      Appliance Management Console からの Agent の削除
    8. アプライアンスソフトウェアのアップグレードについて
      1.  
        複数のアプライアンスアップグレードのガイドライン
      2.  
        アプライアンスソフトウェアのアップグレード
    9. EEB またはアドオンの管理
      1.  
        EEB またはアドオンのインストール
      2.  
        EEB またはアドオンのアンインストール
    10. ステージングパッケージについて
      1.  
        パッケージのステージングに関する考慮事項
      2.  
        インストールまたはアップグレードのためのパッケージのステージング
    11. サービスの管理について
      1.  
        サービスを管理するための必要条件
      2.  
        サービスの開始、停止、再起動
    12.  
      メンテナンスリリースパッケージのインストール
  5. アクティビティとイベントの監視
    1.  
      アクティビティモニターについて
    2.  
      アクティビティモニターへのアクセス
    3.  
      イベントの監視
    4.  
      マイアプライアンスポータルへのアクセス
  6. リポジトリの管理
    1.  
      リポジトリの管理について
    2.  
      リポジトリにアップグレードパッケージまたはファイルを追加する場合のガイドライン
    3.  
      リポジトリへのアクセス
    4.  
      リポジトリへのアップグレードパッケージまたは EEB ファイルの追加
    5.  
      アップグレードパッケージまたは EEB ファイルのリポジトリからの削除
  7. 以前のバージョンのアプライアンスに管理更新プログラムを適用する
    1.  
      以前のバージョンの AMS とエージェントでサポートされるアップデートとダウンロード
    2.  
      AMS アップデートの管理
    3.  
      自動または手動のエージェントアップデートの実行
  8. NetBackup Virtual Appliance での AMS の実行
    1.  
      NetBackup Virtual Appliance での AMS
    2.  
      NetBackup を構成せずに、仮想アプライアンスでスタンドアロン AMS を構成する
    3.  
      仮想アプライアンスでマスターサーバーまたはメディアサーバーおよび AMS を構成する
    4.  
      Appliance Management Console のログインとユーザーパスワードの変更
  9.  
    索引

Appliance Management Server について

次のコンポーネントは、アプライアンス管理の鍵となります。

  • Appliance Management Server (AMS)

  • アプライアンス管理エージェント (エージェント)

バージョン 3.1 以降をインストールしている設定済みの NetBackup アプライアンスは、AMS として設定できます。AMS はマスターサーバーまたはメディアサーバーに構成できます。AMS 構成では、データベースやリポジトリの作成などのいくつかの処理を行います。AMS はエージェントによって送信される運用データを取得し、それをデータベースに挿入します。AMS ごとのエージェントの最大数に制限はありません。

単一の管理サーバーは、1 つの環境で複数のエージェントを管理します。バージョン 3.1 以降をインストールしている設定済みの NetBackup アプライアンスは、エージェントとして設定できます。エージェントは、マスターサーバーまたはメディアサーバーとして使用できます。すべてのエージェントは、REST API の呼び出しを介して、ポート 443 (https) で AMS と接続して通信します。これらのエージェントは、単一または複数のエンタープライズデータセンターに配置できます。エージェントが複数のデータセンターに配置されている場合、すべてのエージェントは同じエンタープライズネットワークインフラストラクチャに属していると見なされます。つまり、何らかの全社規模のネットワークによって、すべてのエージェントが互いの IP アドレスに直接接続できるということです。同じシステム内の全コンポーネント間の通信は、信頼できる識別情報証明書とセキュリティトークンに基づいており、安全です。このようにセキュリティで保護された通信インフラストラクチャは、AMS のインストール時、また Agent が Appliance Management Console に追加されたときに配置されます。セキュリティは証明書として保持され、Agent が Appliance Management Console から削除されるとトークンが期限切れまたは無効になります。

メモ:

アプライアンスは、エージェントと AMS の両方ではなく、そのいずれかに設定できます。

認証および認可された AMS 管理者のみが AMS コマンドを発行し、エージェントのノードを制御できます。すべてのエージェントは、定期的に状態情報を AMS に送信します。エージェントから AMS に情報を送信するフローは安全かつ連続的であり、ストレージ消費などの重要な時系列データの集合と重大なイベントをサポートします。

AMS ユーザーロールは、AMS がホストする Web アプリケーションを使用してアプライアンスを管理します。これは、Appliance Management Console と呼ばれます。Appliance Management Console では、NetBackup Appliance の全社規模の監視と管理が可能です。バージョンが同じアプライアンスで EEB をアップグレードおよび更新できます。常に専用のアプライアンスにログオンし、その他すべてのタスクに NetBackup Appliance Web コンソールを使用できます。