Veritas Appliance 管理ガイド
- 概要
- AMS としてのアプライアンス
- Appliance Management Console の使用
- [ホーム (Home)] ページからのアプライアンスの管理
- アクティビティとイベントの監視
- リポジトリの管理
- 以前のバージョンのアプライアンスに管理更新プログラムを適用する
- NetBackup Virtual Appliance での AMS の実行
- 索引
Appliance Management Server について
次のコンポーネントは、アプライアンス管理の鍵となります。
Appliance Management Server (AMS)
アプライアンス管理エージェント (エージェント)
バージョン 3.1 以降をインストールしている設定済みの NetBackup アプライアンスは、AMS として設定できます。AMS はマスターサーバーまたはメディアサーバーに構成できます。AMS 構成では、データベースやリポジトリの作成などのいくつかの処理を行います。AMS はエージェントによって送信される運用データを取得し、それをデータベースに挿入します。AMS ごとのエージェントの最大数に制限はありません。
単一の管理サーバーは、1 つの環境で複数のエージェントを管理します。バージョン 3.1 以降をインストールしている設定済みの NetBackup アプライアンスは、エージェントとして設定できます。エージェントは、マスターサーバーまたはメディアサーバーとして使用できます。すべてのエージェントは、REST API の呼び出しを介して、ポート 443 (https) で AMS と接続して通信します。これらのエージェントは、単一または複数のエンタープライズデータセンターに配置できます。エージェントが複数のデータセンターに配置されている場合、すべてのエージェントは同じエンタープライズネットワークインフラストラクチャに属していると見なされます。つまり、何らかの全社規模のネットワークによって、すべてのエージェントが互いの IP アドレスに直接接続できるということです。同じシステム内の全コンポーネント間の通信は、信頼できる識別情報証明書とセキュリティトークンに基づいており、安全です。このようにセキュリティで保護された通信インフラストラクチャは、AMS のインストール時、また Agent が Appliance Management Console に追加されたときに配置されます。セキュリティは証明書として保持され、Agent が Appliance Management Console から削除されるとトークンが期限切れまたは無効になります。
メモ:
アプライアンスは、エージェントと AMS の両方ではなく、そのいずれかに設定できます。
認証および認可された AMS 管理者のみが AMS コマンドを発行し、エージェントのノードを制御できます。すべてのエージェントは、定期的に状態情報を AMS に送信します。エージェントから AMS に情報を送信するフローは安全かつ連続的であり、ストレージ消費などの重要な時系列データの集合と重大なイベントをサポートします。
AMS ユーザーロールは、AMS がホストする Web アプリケーションを使用してアプライアンスを管理します。これは、Appliance Management Console と呼ばれます。Appliance Management Console では、NetBackup Appliance の全社規模の監視と管理が可能です。バージョンが同じアプライアンスで EEB をアップグレードおよび更新できます。常に専用のアプライアンスにログオンし、その他すべてのタスクに NetBackup Appliance Web コンソールを使用できます。