Veritas NetBackup™ OpsCenter レポートガイド
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[ディスクデバイスおよびテープデバイスアクティビティ (Disk and Tape Device Activity)] > [テープドライブの使用状況 (Tape Drive Utilization)]レポート
テープドライブはバックアップ先としてまだ非常に人気で、特に LTO3 から LTO4 への移行のように新しい更新が利用可能になるたびに新しいドライブを購入する場合はやや高価です。バックアップ処理時間帯が満たされていないときは、多くの場合、まずテープドライブを増やすことをお勧めします。ほとんどの場合、時刻に関する注意事項 (パフォーマンスの問題が原因でバックアップを日中実行できないこと) または単にメディアサーバーが少なすぎることが原因で、ユーザーはテープドライブの投資を十分に利用していないことがわかっています。OpsCenter と OpsCenter Analytics にはいくつかのドライブの使用状況レポートとスループットレポートがあり、テープドライブがいつ使われているか、バックアップポリシーの変更で埋めることができる使用状況の大きな差があるかどうかが一目でわかります。これにより、ドライブを全面的に活用できるだけでなく、ドライブの開放サイクルのタイミングが簡単にわかるため、ハードウェアの購入を延期できます。
このレポートはテープドライブの使用状況 (0 - 100%) を示します。レポートは「ヒートマップ」の概念を活用し、たとえば青の設定可能な色合いを通して使用状況の範囲を (低から高まで) 描写します。レポートは、時刻または曜日のいずれかに基づいています。レポートの各セルの使用状況の値を判断するために高度なロジックが使われます。使用状況は、デバイスの定期的なポーリングという従来の方法に対して計算の確実な精度を確保して 1 分を基準に計算されます。レポートは集約することができ、テープライブラリ、メディアサーバー、ドライブ形式、論理ドライブおよび物理ドライブの各レベルでフィルタ処理できます。ソートオプションを使用すると、大量のデータの直観的な表示が可能になります。これらのレポートは、パフォーマンス分析と容量計画のアクティビティの重要な情報源です。
[テープドライブの使用状況 (Tape Drive Utilization)]レポートでは、レポートを実行した時刻までではなく午前 1 時までのデータしか表示されないことに注意してください。これは、OpsCenter が[テープドライブの使用状況 (Tape Drive Utilization)]レポートのデータを 1 日 1 回、午前 1 時に収集するからです。収集するからです。 したがって、過去 24 時間という相対的な時間枠で実行されたときでも、[テープドライブの使用状況 (Tape Drive Utilization)]レポートは、その日の午前 1 時までのデータしか報告できません。同様に、[テープドライブの使用状況 (Tape Drive Utilization)]レポートを午後 2 時に実行した場合も、午前 1 時までに収集されたデータのみが表示されます。
図: [ドライブの使用状況 (Drive Utilization)]レポート に、[テープドライブの使用状況 (Tape Drive Utilization)]レポートの表示例を示します。
[Drive Utilization]レポートに関連する詳細を次に示します。
レポート名 | テープドライブの使用状況 (Tape Drive Utilization) |
レポートのカテゴリ | ディスクデバイスおよびテープデバイスアクティビティ (Disk and Tape Device Activity) |
場所 | [レポート (Report)]>[レポートテンプレート (Report Templates)]>[ディスクデバイスおよびテープデバイスアクティビティ (Disk and Tape Device Activity)]>[テープドライブの使用状況 (Tape Drive Utilization)] |
レポートの目的 | ライブラリ、メディアサーバー、テープドライブ、ドライブ形式ごとのドライブの使用率を示すヒートマップレポート。色が濃いほど、特定の時間のドライブの利用率は高くなります。 |
サポート対象の製品 | NetBackup、NetBackup Master Appliance |
該当するビュー | マスターサーバー |
レポートの表示 | 表形式 |
ドリルダウンレポート | なし |
スケジュール可能 | はい |
サポート対象の形式 | HTML |
VBR レポートとのマッピング | [すべてのレポート (All Reports)]>[標準レポート (Standard Report)]>[バックアップ (Backups)]>[テープデバイスアクティビティ (Tape Device Activity)]>[ドライブの使用状況 (Drive Utilization)] |
[Drive Utilization ]レポートを編集して、目的の列を表示したり非表示にすることができます。デフォルトではすべての列が表示されます。また、レポートをフィルタ処理して特定のマスターサーバーのレポートを表示することもできます。次の表に、[Drive Utilization ]レポートのフィルタと、これらのフィルタを使ってレポートに特定のデータを表示する方法を示します。
フィルタ | 列 | 説明 |
---|---|---|
表示 | レポートで、選択されたビューのデータを表示するビューを選択します。デフォルトでは、[すべてのマイビュー (All My Views)]が選択されます。 | |
マスターサーバー | マスターサーバー | 1 つ以上のマスターサーバーを選択すると、選択したマスターサーバーによってバックアップされる仮想クライアントのデータがレポートに表示されます。OpsCenter コンソールに追加されるすべてのマスターサーバーが、[値 (Value)]ドロップダウンリストに示されます。 |
ポリシー | ポリシー名 | 選択されたポリシーのデータを表示する 1 つ以上のポリシー名を選択します。 |
ジョブ | ジョブの形式 | 選択されたジョブ形式のデータを表示するために、アーカイブ、バックアップ、リストアなど 1 つ以上のジョブ形式を選択します。 |
ドライブ (Drive) | ドライブ (Drive) | ドライブの特定のデータを表示するために 1 つ以上のドライブを選択します。 |
テープライブラリ (Tape Library) | テープライブラリのシリアル番号 | テープに固有のデータを表示するために 1 つ以上のテープライブラリのシリアル番号を選択します。 |
フィルタの使用例: 特定のポリシー名に対してレポートを実行して、この特定のポリシーのみの詳細を表示できます。バックアップなどの特定の種類のジョブについてテープドライブの使用状況レポートを実行すると詳細を表示できます。
[ドライブの使用状況 (Drive Utilization)]レポートに対して次の拡張が行われました。
[次へ (Next)]オプションは[相対時間枠 (Relative Timeframe)]のドロップダウンメニューから削除されました。[次の 2 週間 (Next two weeks)]のような相対時間枠を入力することはできなくなりました。これは、レポートが将来のデータをサポートしないためです。
[テープドライブの使用状況 (Tape Drive Utilization)]レポートのフィルタに対して次の拡張が行われました。
このレポートに適用されないジョブ形式がフィルタから削除されました。サポート対象のジョブの形式は、バックアップ、アーカイブ、リストア、スナップショットからのバックアップ、スナップショット、複製、レプリケーションです。
[スケジュール (Schedule)]フィルタの[スケジュール/レベルの形式 (Schedule/Level Type)]列の値として[不明 (UNKNOWN)]が追加されました。スケジュール/レベルの形式が不明なレポートデータをフィルタ処理できるようになりました。