Veritas NetBackup™ OpsCenter レポートガイド
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[重複排除チャージバック (Deduplication Chargeback)]レポート
このレポートは、重複排除技術のために実現される削減を示します。
このレポートを生成するには、まず[保護されたジョブのサイズ (Protected Job Size)]のコスト変数が必要です。
重複排除技術では、同一のデータを含み、それが一度のみバックアップする、ファイルの単一インスタンスとして扱うデータセグメントとファイルを識別できます。たとえば、PureDisk はそのうちの 20 MB のデータが重複しているか同一である 100 MB のデータをバックアップしています。PureDisk は同じデータを保護しますが、重複排除を使って重複を削除します。したがって、保護されるデータは 100 MB ですが、20 MB のデータは重複データなので、PureDisk によってバックアップされる実際のデータは 80 MB です。これにより 20 MB のデータが削減されます。重複排除を使って削減した量を示す[重複排除チャージバック (Deduplication Chargeback)]レポートを生成できます。
[重複排除チャージバック (Deduplication Chargeback)]レポートは分布、履歴およびランキングのビューで利用可能です。
図: [重複排除チャージバック (Deduplication Chargeback)] - 分布ビュー に、[重複排除チャージバック (Deduplication Chargeback)]レポートの分布ビューの例を示します。
図: [重複排除チャージバック (Deduplication Chargeback)] - 履歴ビュー に、[重複排除チャージバック (Deduplication Chargeback)]レポートの履歴ビューの例を示します。
図: [重複排除チャージバック (Deduplication Chargeback)] - ランキングビュー に、[重複排除チャージバック (Deduplication Chargeback)]レポートのランキングビューの例を示します。
[重複排除チャージバック (Deduplication Chargeback)]レポートと関連付けられる詳細は次のとおりです。
レポート名 | [重複排除チャージバック (Deduplication Chargeback)]レポート |
レポートのカテゴリ | [チャージバック (Chargeback)]レポート |
場所 | [レポート (Report)]>[レポートテンプレート (Report Templates)]>[チャージバック (Chargeback)]>[重複排除チャージバック (Deduplication Chargeback)]レポート |
レポートの目的 | このレポートは、重複排除技術のために実現される削減を示します。 |
サポート対象の製品 | NetBackup、NetBackup アプライアンス、Backup Exec、NetBackup PureDisk |
該当するビュー | マスターサーバー、クライアント |
レポートの表示 | 分布、履歴、ランキング |
ドリルダウンレポート | いいえ |
スケジュール可能 | はい |
サポート対象のエクスポート形式 | CSV、HTML、PDF、XML、TSV |
VBR レポートとのマッピング | [コスト (Costs)]>[削減レポート (Saving Reports)] |
次の表に、[重複排除チャージバック (Deduplication Chargeback)]レポートのフィルタ、およびこれらのフィルタを使ってレポートに特定のデータを表示する方法を示します。
フィルタ | 列 | 説明 |
---|---|---|
表示 | レポートで、選択されたビューのデータを表示するビューを選択します。デフォルトでは、[すべてのマイビュー (All My Views)]が選択されます。 | |
マスターサーバー | マスターサーバー | レポートで、選択されたマスターサーバーのデータを表示するために 1 つ以上のマスターサーバーを選択します。 OpsCenter コンソールに追加されるすべてのマスターサーバーが、[値 (Value)]ドロップダウンリストに示されます。 |
フィルタの使用例: 特定のマスターサーバーに対して[重複排除チャージバック (Deduplication Chargeback)]レポートを実行して、この特定のマスターサーバーのコスト削減を表示できます。
[重複排除チャージバック (Deduplication Chargeback)]レポートに対して次の拡張が行われました。
相対時間枠の選択のために、[年間 (Years)]単位が追加されました。
過去 X 年のデータを表示できるようになりました。
[次へ (Next)]オプションは[相対時間枠 (Relative Timeframe)]のドロップダウンメニューから削除されました。[次の 2 週間 (Next two weeks)]のような相対時間枠を入力することはできなくなりました。これは、レポートが将来のデータをサポートしないためです。
次のオプションが[次の基準による時間枠グループ (Time Frame Group By)]から削除されました。
曜日平均 (Day of week Average)
曜日合計 (Day of Week total)
時間平均 (Hour of day Average)
時間合計 (Hour of day total)
分間 (Minutes)
月平均 (Month of year Average)
月合計 (Month of year total)
四半期 (Quarter)
四半期平均 (Quarter of year Average)
四半期合計 (Quarter of year total)
次の[レポート対象 (Report On)]のオプションが、[バックアップジョブの属性 (Backup Job Attributes)]に追加されました。
ジョブの状態 (完了と部分的な完了のみ) (Job Status (Complete and Partial only))
ジョブの状態 (完了のみ) (Job Status (Complete only))
Master Server Operating systemフィルタが削除されました。
次の[レポート対象 (Report On)]オプションが削除されました。
バックアップイメージコピーが現在期限切れ
バックアップイメージコピーのメディアサーバー
バックアップイメージの暗号化状態
バックアップイメージフラグメントが現在期限切れ
バックアップイメージが現在期限切れ
バックアップイメージの形式
データ分類のマスターサーバー
データの分類名