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Veritas NetBackup™ OpsCenter レポートガイド

Last Published: 2017-11-14

Product(s): NetBackup (8.1)

［計画アクティビティ (Planning Activity)］ > ［格納されたバックアップイメージ (Stored Backup Images)］ > ［格納されたバックアップイメージ (Stored Backup Images)］ > ［メディアに格納されたバックアップイメージ (Stored Backup Images on Media)］

このレポートは、過去 2 週間の各日バックアップ済みで、期限切れになっていないデータの合計量を GB 単位で示します。このレポートには、NetBackup および NetBackup アプライアンスの結果のみが示されます。このレポートでは、カスタマイズされた平均期間のグラフを表示できるようになりました。

表形式の詳細を表示するには、レポートの下にある［表としてグラフを表示 (Show Chart as Table)］リンクをクリックします。

また、レポートをフィルタ処理して、1 つ以上のポリシー、クライアント、ビュー、ジョブ状態のような、限られたサンプルセットの期限が切れていないバックアップデータを表示することができます。フィルタをグループ分けする時間枠を使うことができます。例: 2010 年 1 月 1 日から 2010 年 2 月 1 日までの期間で期限の切れていないバックアップイメージを表示する場合は、1 週の各グループで、［グループ分け (Group by)］ドロップダウンリストから［1 週間 (1 Week)］を選択します。レポートでは、4 つの積み上げ棒グラフが週ごとに表示されます。［レポート対象 (Report On)］パラメータを使って、ドロップダウンリストからレポート対象にするレポートのグループ分け属性を選択できます。例: ［バックアップジョブの属性 (Backup Job Attributes)］、［バックアップイメージの属性 (Backup Image Attributes)］など。

［メディアに格納されたバックアップイメージ (Stored Backup Images on Media)］レポートに関連する詳細を次に示します。

レポート名	メディアに格納されたバックアップイメージ
レポートのカテゴリ	バックアップ
場所	［レポート (Report)］ > ［レポートテンプレート (Report Templates)］ > ［バックアップ (Backup)］ > ［計画アクティビティ (Planning Activity)］ > ［メディアに格納されたバックアップイメージ (Stored Backup Images on Media)］
レポートの目的	製品、ドメイン、クライアント、ポリシー、ビジネスレベルビューにまたがる、期限が切れていないイメージサイズの履歴レポート。
サポート対象の製品	Backup Exec、NetBackup、NetBackup マスターアプライアンス、NetBackup PureDisk
該当するビュー	マスターサーバー
レポートの表示	履歴
ドリルダウンレポート	なし
スケジュール可能	はい
サポート対象の形式	PDF、CSV、TSV、XML、HTML
VBR レポートとのマッピング	［バックアップ (Backups)］>［計画アクティビティ (Activity Planning)］>［スケジュールが設定されたジョブ (Scheduled Job)］>［格納されたバックアップイメージ (Stored Backup Images)］
VBR との違い	VBR は Image_fragment 表からの有効期限時刻を使うのに対して、OpsCenter は Image_Copy 表からの有効期限時刻を設定するため、VBR および OpsCenter からのこのレポートのデータは一致しません。この変更は、レポートの動作を訂正し、パフォーマンスを向上するために、OpsCenter 7.1 で導入されました。

図: ［メディアに格納されたバックアップイメージ (Stored Backup Images on Media)］レポートに［メディアに格納されたバックアップイメージ (Stored Backup Images on Media)］レポートのビューの例を示します。

図: ［メディアに格納されたバックアップイメージ (Stored Backup Images on Media)］レポート

次の表に、［メディアに格納されたバックアップイメージ (Stored Backup Images on Media)］レポートのフィルタと、それらのフィルタを使ってレポートで特定のデータを表示する方法を示します。

フィルタ	列	説明
表示		レポートで、選択されたビューのデータを表示するビューを選択します。デフォルトでは、［すべてのマイビュー (All My Views)］が選択されます。
マスターサーバー	マスターサーバー	レポートで、選択されたマスターサーバーのデータを表示するために 1 つ以上のマスターサーバーを選択します。OpsCenter コンソールに追加されるすべてのマスターサーバーが、［値 (Value)］ドロップダウンリストに示されます。
メディアサーバー	メディアサーバー	レポートで特定のメディアサーバーのデータを表示するために 1 つ以上のメディアサーバーを選択します。 OpsCenter コンソールのマスターサーバーに接続されたすべてのメディアサーバーが［値 (Value)］ドロップダウンリストに示されます。
クライアント	クライアント名クライアント OS	レポートで、選択されたクライアントのデータを表示する 1 つ以上のクライアントを選択します。OpsCenter コンソールでマスターサーバーによって保護されるすべてのクライアントが表示されます。レポートで、選択されたクライアント OS のデータを表示するために 1 つ以上のクライアント OS を選択します。
ポリシー	ポリシーデータの分類名ポリシーのキーワードポリシー名ポリシー形式	選択されたデータ分類名のポリシーのデータを表示するために、ゴールド (Gold)、シルバー (Silver)、ブロンズ (Bronze) など 1 つ以上のポリシーデータ分類名を選択します。選択されたキーワードが含まれているポリシーのデータを表示するために、1 つ以上のポリシーキーワードを選択します。選択されたポリシーのデータを表示する 1 つ以上のポリシー名を選択します。選択されたポリシー形式のデータを表示するために 1 つ以上のポリシー形式を選択します。
スケジュール	スケジュール/レベルの形式スケジュール名	選択されたスケジュール形式のデータを表示するために、完全、増分など 1 つ以上のスケジュール形式を選択します。選択されたスケジュール名のデータを表示する 1 つ以上のスケジュール名を選択します。
ジョブ	ジョブ状態ジョブのトランスポート形式ジョブの形式製品の種類	レポートで、選択されたジョブの状態のデータを表示するために、失敗、欠落、部分的に成功など 1 つ以上のジョブの状態を選択します。選択されたトランスポート形式のジョブのデータを表示するために、FT、LAN、不明など 1 つ以上のトランスポート形式を選択します。選択されたジョブ形式のデータを表示するために、アーカイブ、バックアップ、リストアなど 1 つ以上のジョブ形式を選択します。選択された製品のデータを表示するには、Backup Exec など、製品を 1 つ以上選択します。

［フィルタの使用例 (Example of filter usage)］: 特定のポリシーの期限が切れていないイメージサイズを表示するには、特定のポリシーに対して［メディアに格納されたバックアップイメージ (Stored Backup Images on Media)］レポートを実行できます。さらに特定の製品の期限が切れていないイメージサイズを確認するには、［ジョブ (Job)］フィルタを使って［製品の種類 (Product Type)］列で［Backup Exec］を選択します。

［メディアに格納されたバックアップイメージ (Stored Backup Images on Media)］レポートでは次の拡張が行われています。

レポートの拡張機能

レポートに次の拡張が行われました。

レポートには、カスタマイズされた平均期間の傾向線が表示されるようになりました。
次のオプションが追加されました。
［3 の移動平均期間で傾向ラインを表示する (Show trendline with moving average period of 3)］。可能な値は、1、2、3、7、14、または 30 です。デフォルトは 3 です。
［移動平均で傾向線を表示する (Show trendline with moving average)］チェックボックスを選択し、ドロップダウンリストを使って、平均の対象にするデータポイントの数を指定します。グラフの各間隔において、傾向線は最新のデータポイントの移動平均を示します。例: 3 を指定すると、傾向線は、現在のデータポイントと、以前の 2 つのデータポイントの平均を各間隔で示します。
データの正確性と VBR とのパリティが修正されました。
値 NULL の場合のイメージの有効期限がレポートで考慮されるようになりました。

フィルタの拡張機能

フィルタに次の拡張が行われました。

相対時間枠の選択のために、［年間 (Years)］単位が追加されました。過去 X 年のデータを表示できるようになりました。レポートの右上から［年 (Year)］を選択できます。
［次へ (Next)］オプションは［相対時間枠 (Relative Timeframe)］のドロップダウンメニューから削除されました。［次の 2 週間 (Next two weeks)］のような相対時間枠を入力することはできなくなりました。
時間枠グループの次の単位が削除されました。
- 曜日平均 (Day of week Average)
- 曜日合計 (Day of Week total)
- 時間平均 (Hour of day Average)
- 時間合計 (Hour of day total)
- 分間 (Minutes)
- 月平均 (Month of year Average)
- 月合計 (Month of year Total)
- 四半期 (Quarter)
- 四半期平均 (Quarter of year Average)
- 四半期合計 (Quarter of year total)
デフォルトの［レポート対象 (Report On)］パラメータは［なし (None)］になりました。以前は［マスターサーバー (Master Server)］でした。
［不明 (UNKNOWN)］がポリシーフィルタの［ポリシー形式 (Policy Type)］列の値として追加されました。ポリシー形式が［不明 (unknown)］のレポートデータをフィルタ処理できるようになりました。OpsCenter の以前のバージョンでは、不明なポリシー形式は空白として示されました。ジョブの形式、スケジュール形式、ポリシー形式など、すべての静的な列は、VBR にあるように［不明 (UNKNOWN)］と表示されるようになりました。
［ジョブの形式 (Job Type)］列の次の値は［ジョブ (Jobs)］フィルタに対して削除されました。
- 自動検出と保護 (Automatic Discovery and Protection)
- クリーニング (Cleaning)
- DB リカバリ (DB Recover)
- DQTS
- 消去 (Erase)
- 汎用 (Generic)
- イメージのクリーンアップ (Image cleanup)
- インポート (Import)
- インベントリ (Inventory)
- ラベル (Label)
- LiveUpdate
- メディアの内容 (Media Contents)
- 移行 (Migration)
- なし (None)
- 再利用 (Reclamation)
- レプリケーション (Replication)
- レポート (Report)
- リストア (Restore)
- 保持 (Retention)
- 取得 (Retrieve)
- ストレージプールの管理 (Storage Pool Management)
- テープの取り出し (Tape Eject)
- テープフォーマット (Tape Formatting)
- テープ要求 (Tape Request)
- 最後のタスク (Task Last)
- テスト実行 (Test Run)
- 未定義 (Undefined)
- ユーティリティ (Utility)
- Vault
- 検証 (Verify)
［ジョブの形式 (Job Type)］列は必須であり、［ジョブの形式 (Job Type)］列に対してデフォルトで選択される値は［バックアップ (Backup)］です。以前は［ジョブの形式 (Job Type)］列はデフォルトでは適用されませんでした。
［スケジュールが設定されたジョブ (Scheduled Jobs)］という新しいフィルタが追加されました。［スケジュール名 (Schedule Name)］または［スケジュール/レベルの形式 (Schedule/Level Type)］に基づいてフィルタ処理を実行できるようになりました。
Y1 軸のデフォルトの単位は［GB］になりました。以前は MB でした。

このレポートの［配布 (Distribution)］ビューと［ランキング (Ranking)］ビューは［有効なバックアップイメージ (Valid Backup Images)］の一部です。