Veritas NetBackup™ OpsCenter レポートガイド
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- [ジョブブラウザ (Job Browser)]>[表形式のバックアップレポート (Tabular Backup Report)]
- [状態および成功率 (Status & Success Rate)]>[状態 (Status)]>[1 週間の概要 (Week At A Glance)]レポート
- [状態および成功率 (Status & Success Rate)]>[状態 (Status)]>[ジョブの試行状態の詳細 (Job Attempt Status Detail)]レポート
- OpsCenter のカタログレポートについて
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- OpsCenter のクライアントレポートについて
- [リスク分析 (Risk Analysis)]>[クライアントの適用 (Client Coverage)]レポート
- 仮想クライアント概略レポート
- [クライアントごとのジョブの成功率 (Job Success by Client)]レポート
- [BMR クライアント構成バックアップの失敗 (BMR Client Configuration Backup Failures)]レポート
- クラウドレポートについて
- OpsCenter の[ディスクデバイスおよびテープデバイスアクティビティ (Disk and Tape Device Activity)]レポートについて
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- OpsCenter のポリシーレポートについて
- OpsCenter のリストアレポートについて
- ストレージライフサイクルポリシーレポートについて
- SLP レポートの制限事項
- OpsCenter の作業負荷アナライザレポートについて
- OpsCenter Analytics のカスタムレポート
作業負荷アナライザレポートテンプレートオプション
作業負荷アナライザレポートテンプレートは事前設定された 168 時間のレポートテンプレートです。このテンプレートでは、ヒートマップの技術によってさまざまな色を使って、分析されたデータを表示します。色の範囲は構成可能です。バックアップサーバー、メディアサーバー、クライアント、ポリシーなどの属性が含まれているレポートカテゴリによって、作業負荷とパフォーマンスの基本を理解するための適切な手段が提供されます。作業負荷アナライザレポートテンプレートを構成するすべてのレポートは時間に基づいています。次の図はサンプルレポートテンプレートです。
作業負荷アナライザレポートテンプレートの要点は次の通りです。
日付、時刻、時間、実際の時間の値などの詳細を取得するためにレポートの各セルにマウスを移動できます。
それぞれの色の範囲を構成できます。色はその時間に実行するジョブの密度を示します。また、キュー時間 (分単位)、転送されるデータ量、スループット率も表示します。セルの色が濃いほど、セルの値が大きいことを示します。
データを必要とするエンティティを選択するために「レポート対象」機能を使うことができます。たとえば、あるマスターサーバーに対して[レポート対象 (Report on)]を選択すると、レポートの 2 番目の列にはそのマスターサーバーのみに関するデータが表示されます。エンティティには、バックアップサーバー、メディアサーバー、バックアップクライアント、ポリシー、ポリシー形式、スケジュール、ジョブ形式、ジョブレベル、ジョブエラーコード、終了状態、ジョブ終了コード、ジョブのトランスポート形式、スケジュール/レベル形式、ストレージユニットが含まれます。
レポートの次のレベルにドリルダウンできます。2 番目の列はハイパーリンクされていて、ドリルダウンオプションを提供します。たとえば、マスターサーバーからクライアントにドリルダウンできます。ドリルダウンレポートが起動されます。クライアントへは、メディアサーバー、ポリシー、ポリシーのスケジュール、スケジュール、ジョブ形式、ジョブエラーコード、ジョブ状態、ジョブレベル、およびトランスポート形式からドリルダウンできます。他のドリルダウンオプションとしては、ポリシー形式からポリシー、ジョブ状態からジョブエラーコードのドリルダウンやビュー階層での次のレベルの表示があります。
レポートの最後の行は時間全体に渡るすべての行の合計値を表示します。最初の列は週全体のデータを表示しますが、時間の列はすべてのエンティティのその特定時間のデータを示します。
レポートでは各種フィルタを使うことができます。次のフィルタがあります。
フィルタ形式
説明
日付によるフィルタリング (Time filter)
絶対時間フィルタまたは相対時間フィルタに対するフィルタ
表示 (View)
任意のビューに対するフィルタ。
マスターサーバー (Master Server)、メディアサーバー (media server)
利用可能なマスターサーバーとメディアサーバーに対するフィルタ。
クライアント (Client)
利用可能なクライアントに対するフィルタ。
ポリシー (Policy)
ポリシーの名前と形式に対するフィルタ。
スケジュール (Schedule)
スケジュールに対するフィルタ
ジョブ (Job)
状態、状態コード、トランスポート形式、形式、スケジュールまたはレベル形式に対するフィルタ。
ストレージユニット (Storage Unit)
名前に対するフィルタ。
作業負荷 (Workload)
存続時間のしきい値と時間ベースのフィルタ。
異なる変数に[レポート対象 (Report on)]機能を使うことができます。変数に含まれるものは、[バックアップサーバー (Backup Server)]、[メディアサーバー (Media Server)]、[バックアップクライアント (NetBackup クライアント)]、[ポリシー (Policy)]、[ポリシー形式 (Policy Type)]、[スケジュール (Schedule)]、[ジョブ形式 (Job Type)]、[ジョブレベル (Job Level)]、[ジョブエラーコード (Job Error Code)]、および [ストレージユニット (Storage Unit)]です。
任意のセルでドリルダウンして、データについての詳細を知ることができます。
作業負荷アナライザのすべてのレポートで、次のドリルダウンオプションが利用できます。
マスターサーバーからクライアントへ
メディアサーバーからクライアントへ
ポリシー形式からポリシーへ
ポリシーからクライアントへ
ポリシースケジュールからクライアントへ
スケジュールからクライアントへ
ジョブ形式からクライアントへ
ジョブエラーコードからクライアントへ
ジョブ状態からクライアントへ ([ジョブ状態 (Job Status)]<>[失敗 (Failure)]の場合)
ジョブ状態からジョブエラーコードへ ([ジョブ状態 (Job Status)]が[失敗 (Failure)]の場合)
ジョブレベルからクライアントへ
トランスポート形式からクライアントへ
ビューからビュー階層の 1 つ下の階層へ
レポートの色は異なるデータ値を表します。次の表に色の情報を示します。
表: 色の範囲値
色の範囲 | 値 |
---|---|
アイドル状態 (Idle) | 実行中のジョブが割り当てられていないことを意味するグレーのセルが表示されます。 |
1 - 10 | 色範囲が 1 から 10 のデータの値が、薄い黄色のセルで表示されます。 |
11 - 50 | 色範囲が 11 から 50 のデータの値が、濃い黄色のセルで表示されます。 |
51 - 100 | 色範囲が 51 から 100 のデータの値が、オレンジ色のセルで表示されます。 |
100 以上 (More than 100) | 100 を超える色範囲のデータの値が、赤色のセルで表示されます。 |