Veritas NetBackup™ OpsCenter レポートガイド
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[状態および成功率 (Status & Success Rate)]>[成功率 (Success Rate)]>[成功率 - すべての試行 (Success Rate - All Attempts)]レポート
このレポートは試行 (「試み」) のレベルで集計した成功率を示します。ジョブは、状態コードで終了するまで x 回試行されるように構成できます。たとえば試行の設定が 2 であり、成功が 2 回目の試行で達成されれば、これは 50% の試行率と 100% のジョブ成功率に変換します。このメトリックは、試行レベルのデータを使用できるバックアップアプリケーションでのみサポートされています。ターゲットが超過した場合に簡単に確認できるように、ターゲットラインもサポートされています。主要なバックアップインフラコンポーネント (バックアップサーバー、メディアサーバー) と属性 (ポリシー、ポリシー形式、スケジュール、OS、製品、トランスポート形式) と共に、ビューまたはビュー内のレベルに対してレポートできます。フィルタ処理は、すべてのコンポーネントおよび属性で使用できます。主な使用例は主要なパフォーマンス指標の 1 つの長期履歴データです。
図: [成功率 - すべての試行 (Success Rate - All Attempts)]レポート に、[成功率 - すべての試行 (Success Rate - All Attempts)]レポートのビューの例を示します。
[成功率 - すべての試行 (Success Rate - All Attempts)]レポートと関連付けられる詳細は次のとおりです。
レポート名 | 成功率 - すべての試行 |
レポートのカテゴリ | バックアップ |
場所 | [レポート (Report)] > [レポートテンプレート (Report Templates)] > [バックアップ (Backup)] > [状態および成功率 (Status & Success Rate)] > [成功率 (Success Rate)] > [成功率 - すべての試行 (Success Rate - All Attempts)] |
レポートの目的 | このレポートは製品、ドメイン、クライアント、ポリシー、ビジネスレベルビューにまたがる、すべてのジョブ試行レベルによる成功率を示します。 |
サポート対象の製品 | NetBackup、NetBackup アプライアンス、Backup Exec、NetBackup PureDisk |
該当するビュー | マスターサーバー、クライアント |
レポートの表示 | 履歴 (グラフ) |
ドリルダウンレポート | いいえ |
スケジュール可能 | はい |
サポート対象のエクスポート形式 | CSV、HTML、PDF、XML、TSV |
VBR レポートとのマッピング | [バックアップ (Backups)] >[成功率 (Success Rate)] > [成功率 - すべての試行 (Success Rate - All Attempts)] |
次の表に、[成功率 - すべての試行 (Success Rate - All Attempts)]レポートのフィルタ、およびこれらのフィルタを使ってレポートに特定のデータを表示する方法を示します。
フィルタ | 列 | 説明 |
---|---|---|
表示 | レポートで、選択されたビューのデータを表示するビューを選択します。デフォルトでは、[すべてのマイビュー (All My Views)]が選択されます。 | |
マスターサーバー | マスターサーバー | レポートで、選択されたマスターサーバーのデータを表示するために 1 つ以上のマスターサーバーを選択します。 OpsCenter コンソールに追加されるすべてのマスターサーバーが、[値 (Value)]ドロップダウンリストに示されます。 |
メディアサーバー | メディアサーバー | レポートで特定のメディアサーバーのデータを表示するために 1 つ以上のメディアサーバーを選択します。[値 (Value)]ドロップダウンリストに、OpsCenter コンソールのマスターサーバーに接続されているすべてのメディアサーバーが表示されます。 |
クライアント | クライアント名 クライアント OS | レポートで、選択されたクライアントのデータを表示する 1 つ以上のクライアントを選択します。OpsCenter コンソールでマスターサーバーによって保護されるすべてのクライアントが表示されます。 レポートで、選択されたクライアント OS のデータを表示するために 1 つ以上のクライアント OS を選択します。 |
ポリシー | ポリシーデータの分類名 ポリシーのキーワード ポリシー名 ポリシー形式 | 選択されたポリシーデータの分類名のデータを表示するために、1 つ以上のポリシーデータ分類名を選択します。 選択されたキーワードが含まれるポリシーのデータを表示するために、1 つ以上のポリシーキーワードを選択します。 選択されたポリシーのデータを表示する 1 つ以上のポリシー名を選択します。 選択されたポリシー形式のデータを表示するために 1 つ以上のポリシー形式を選択します。 |
スケジュール | スケジュール/レベルの形式 スケジュール名 | 選択されたスケジュール形式のデータを表示するために、CINC、Copy、Daily など 1 つ以上のスケジュール形式を選択します。 選択されたスケジュール名のデータを表示する 1 つ以上のスケジュール名を選択します。 |
ジョブ | ジョブ状態 ジョブのトランスポート形式 ジョブの形式 製品の種類 | レポートで、選択されたジョブの状態のデータを表示するために、失敗、欠落、部分的に成功など 1 つ以上のジョブの状態を選択します。 選択されたトランスポート形式のジョブのデータを表示するために、FT、LAN、不明など 1 つ以上のトランスポート形式を選択します。 [ジョブの形式 (Job Type)]の値は必ず選択する必要があります。 デフォルトでは、バックアップジョブがレポートに表示されます。 アーカイブ、バックアップ、リストアなど 1 つ以上のジョブの形式を選択して、選択したジョブの形式のデータを表示できます。 選択された製品のデータを表示するために 1 つ以上のバックアップ製品を選択します。 |
成功率 | 部分的に成功したジョブを成功したと見なす | デフォルトで[はい (Yes)]が選択されています。 部分的に成功したジョブを成功したと見なさない場合は、[いいえ (No)]を選択します。 [はい (Yes)]または[いいえ (No)]を選択すると、レポートに示される[成功率 (Success Rate)]の割合に影響することがあります。すべてのジョブ試行で成功した 5 つのジョブ、部分的に成功した 3 つのジョブ、および失敗した 2 つのジョブを持つポリシーがあるとします。 [はい (Yes)]として値を選択した場合、[成功率 (Success Rate)]は 80% になります。 ただし、[いいえ (No)]として値を選択した場合、[成功率 (Success Rate)]は 50% になります。 |
フィルタの使用例: すべての試行の成功率を表示するいくつかのマスターサーバーに対してこのレポートを実行できます。
[成功率 - すべての試行 (Success Rate - All Attempts)]レポートに対して次の拡張が行われました。
相対時間枠の選択のために、[年間 (Years)]単位が追加されました。
過去 X 年のデータを表示できるようになりました。
[次へ (Next)]オプションは[相対時間枠 (Relative Timeframe)]のドロップダウンメニューから削除されました。[次の 2 週間 (Next two weeks)]のような相対時間枠を入力することはできなくなりました。これは、レポートが将来のデータをサポートしないためです。
次のオプションが[次の基準による時間枠グループ (Time Frame Group By)]から削除されました。
曜日平均 (Day of week Average)
曜日合計 (Day of Week total)
時間平均 (Hour of day Average)
時間合計 (Hour of day total)
分間 (Minutes)
月平均 (Month of year Average)
月合計 (Month of year total)
四半期 (Quarter)
四半期平均 (Quarter of year Average)
四半期合計 (Quarter of year total)
次の[レポート対象 (Report On)]のオプションが、[バックアップジョブの属性 (Backup Job Attributes)]に追加されました。
ジョブの状態 (完了と部分的な完了のみ) (Job Status (Complete and Partial only))
ジョブの状態 (完了のみ) (Job Status (Complete only))
[スケジュール (Schedule)]および[成功率 (Success Rate)]という名前の 2 つの新しいフィルタが追加されました。
[ターゲットパフォーマンス (Target Performance)]という名前の新しいチェックボックスが[時系列グラフのプロパティ (Timeline Chart Properties)]の[表示オプションの変更 (Modify Display Options)]ページに追加されました。 [ターゲットパフォーマンス (Target Performance)]オプションを使ってターゲットラインを描くレポートの位置を指定して、表示される実際のパフォーマンスと比較することができます。[ターゲットパフォーマンス (Target Performance)]オプションを使うと、Y1 軸線のターゲットを指定できます。 たとえば、Y1 軸線に値 100 を設定してレポートを実行した場合、Y1 軸線上の値を 100 として X 軸線に平行する直線が表示されます。 このオプションを使うと、実際のパフォーマンスをターゲットパフォーマンスと簡単に比較できます。