Veritas NetBackup™ OpsCenter レポートガイド
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[状態および成功率 (Status & Success Rate)]>[状態 (Status)]>[部分的に成功したジョブ数 (Partially Successful Job Count)]レポート
このレポートは部分的に成功したジョブを集計し、時系列で表示します。バックアップジョブの間に開いているファイルをスキップするジョブのボリュームの傾向を視覚化します。主要なバックアップインフラコンポーネント (バックアップサーバー、メディアサーバー) と属性 (ポリシー、ポリシー形式、スケジュール、OS、製品、トランスポート形式) と共に、ビューまたはビュー内のレベルに対してレポートできます。フィルタ処理は、すべてのコンポーネントおよび属性で使用できます。レポートの主な使用例は、クライアントとポリシーのスケジュールを移動することによって開いているファイルの状況を修正するためにとった処置が結果を生み、傾向を逆転させるかどうかの検証です。
図: [部分的に成功したジョブ数 (Partially Successful Job Count)]レポート に、[部分的に成功したジョブ数 (Partially Successful Job Count)]レポートのビューの例を示します。
[部分的に成功したジョブ数 (Partially Successful Job Count)]レポートと関連付けられる詳細は次のとおりです。
レポート名 | 部分的に成功したジョブ数 |
レポートのカテゴリ | バックアップ |
場所 | [レポート (Report)] > [レポートテンプレート (Report Templates)] > [バックアップ (Backup)] > [状態および成功率 (Status & Success Rate)] > [状態 (Status)] > [部分的に成功したジョブ数 (Partially Successful Job Count)] |
レポートの目的 | このレポートは、部分的に成功したジョブの経時的な密度を示します。 |
サポート対象の製品 | NetBackup、NetBackup アプライアンス、Backup Exec、NetBackup PureDisk |
該当するビュー | マスターサーバー、クライアント |
レポートの表示 | 履歴 |
ドリルダウンレポート | いいえ |
スケジュール可能 | はい |
サポート対象のエクスポート形式 | CSV、HTML、PDF、XML、TSV |
VBR レポートとのマッピング | [バックアップ (Backups)] >[状態 (Status)] > [部分的に成功したジョブ数 (Partially Successful Job Count)] |
次の表に、[部分的に成功したジョブ数 (Partially Successful Job Count)]レポートのフィルタ、およびこれらのフィルタを使ってレポートに特定のデータを表示する方法を示します。
フィルタ | 列 | 説明 |
---|---|---|
表示 | レポートで、選択されたビューのデータを表示するビューを選択します。デフォルトでは、[すべてのマイビュー (All My Views)]が選択されます。 | |
マスターサーバー | マスターサーバー | レポートで、選択されたマスターサーバーのデータを表示するために 1 つ以上のマスターサーバーを選択します。OpsCenter コンソールに追加されるすべてのマスターサーバーが、[値 (Value)]ドロップダウンリストに示されます。 |
メディアサーバー | メディアサーバー | レポートで特定のメディアサーバーのデータを表示するために 1 つ以上のメディアサーバーを選択します。 OpsCenter コンソールのマスターサーバーに接続されたすべてのメディアサーバーが[値 (Value)]ドロップダウンリストに示されます。 |
クライアント | クライアント名 クライアント OS | レポートで、選択されたクライアントのデータを表示する 1 つ以上のクライアントを選択します。OpsCenter コンソールでマスターサーバーによって保護されるすべてのクライアントが表示されます。 レポートで、選択されたクライアント OS のデータを表示するために 1 つ以上のクライアント OS を選択します。 |
ポリシー | ポリシーデータの分類名 ポリシーのキーワード ポリシー名 ポリシー形式 | 選択されたポリシーデータの分類名のデータを表示するために、1 つ以上のポリシーデータ分類名を選択します。 選択されたキーワードが含まれるポリシーのデータを表示するために、1 つ以上のポリシーキーワードを選択します。 選択されたポリシーのデータを表示する 1 つ以上のポリシー名を選択します。 選択されたポリシー形式のデータを表示するために 1 つ以上のポリシー形式を選択します。 |
スケジュール | スケジュール/レベルの形式 スケジュール名 | 選択されたスケジュール形式のデータを表示するために、CINC、Copy、Daily など 1 つ以上のスケジュール形式を選択します。 選択されたスケジュール名のデータを表示する 1 つ以上のスケジュール名を選択します。 |
ジョブ | ジョブのトランスポート形式 ジョブの形式 製品の種類 | 選択されたトランスポート形式のジョブのデータを表示するために、FT、LAN、不明など 1 つ以上のトランスポート形式を選択します。 デフォルトでは、バックアップジョブがレポートに表示されます。 アーカイブ、バックアップ、リストアなど 1 つ以上のジョブの形式を選択して、選択したジョブの形式のデータを表示できます。 選択された製品のデータを表示するために 1 つ以上のバックアップ製品を選択します。 |
試行 | 試行の状態 | [試行の状態 (Attempt Status)]列には 2 つの値 ([試行 (Attempt)]、[ジョブ (Job)]) を指定することができます。 [ジョブ数 (Job Count)]の計算時に[試行 (Attempt)]が選択されると、すべての試行がレポートで考慮されます。 デフォルトでは、[ジョブ (Job)]が選択されます。 [ジョブ (Job)]が選択されると、試行数は考慮されません。 |
フィルタの使用例: 特定のポリシーに対して[部分的に成功したジョブ数 (Partially Successful Job Count)]レポートを実行して、この特定のポリシーの部分的に成功したジョブを表示できます。さらに特定の製品の部分的に成功したジョブ数を確認するには、[ジョブ (Job)]フィルタを使って[製品の種類 (Product Type)]列で[Backup Exec]を選択します。
[部分的に成功したジョブ数 (Partially Successful Job Count)]レポートに対して次の拡張が行われました。
相対時間枠の選択のために、[年間 (Years)]単位が追加されました。
過去 X 年のデータを表示できるようになりました。
[次へ (Next)]オプションは[相対時間枠 (Relative Timeframe)]のドロップダウンメニューから削除されました。[次の 2 週間 (Next two weeks)]のような相対時間枠を入力することはできなくなりました。これは、レポートが将来のデータをサポートしないためです。
次のオプションが[次の基準による時間枠グループ (Time Frame Group By)]から削除されました。
曜日平均 (Day of week Average)
曜日合計 (Day of Week total)
時間平均 (Hour of day Average)
時間合計 (Hour of day total)
分間 (Minutes)
月平均 (Month of year Average)
月合計 (Month of year total)
四半期 (Quarter)
四半期平均 (Quarter of year Average)
四半期合計 (Quarter of year total)
次の[レポート対象 (Report On)]のオプションが、[バックアップジョブの属性 (Backup Job Attributes)]に追加されました。
ジョブの状態 (完了と部分的な完了のみ) (Job Status (Complete and Partial only))
ジョブの状態 (完了のみ) (Job Status (Complete only))
スケジュール名によってデータをフィルタ処理するために、[スケジュール名 (Schedule Name)]列が[スケジュール (Schedule)]フィルタの下に追加されました。
レポートには、カスタマイズされた平均期間の傾向線が表示されるようになりました。
次のオプションが追加されました。
[3 の移動平均期間で傾向ラインを表示する (Show trendline with moving average period of 3)]。値は 1、2、3、7、14、30 のいずれかを選択できます。デフォルト値は 3 です。
平均の計算に使用するデータポイントの数を指定するには、[移動平均で傾向ラインを表示する (Show trendline with moving average)]チェックボックスをオンにしてドロップダウンメニューを使用します。グラフの各間隔において、傾向線は最新のデータポイントの移動平均を示します。例: 3 を指定すると、傾向ラインには、各間隔で現在のデータポイントと過去 2 つのデータポイントの平均が示されます。
[不明 (UNKNOWN)]がポリシーフィルタの[ポリシー形式 (Policy Type)]列の値として追加されました。ポリシー形式が不明なレポートデータをフィルタ処理できるようになりました。 OpsCenter の以前のバージョンでは、不明なポリシー形式は空白として示されました。 ジョブの形式、スケジュールの形式、ポリシーの形式など、すべての静的な列が、VBR でのように不明 (UNKNOWN) として表示されるようになりました。