Veritas NetBackup™ OpsCenter レポートガイド
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- [状態および成功率 (Status & Success Rate)]>[状態 (Status)]>[1 週間の概要 (Week At A Glance)]レポート
- [状態および成功率 (Status & Success Rate)]>[状態 (Status)]>[ジョブの試行状態の詳細 (Job Attempt Status Detail)]レポート
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[状態および成功率 (Status & Success Rate)]>[状態 (Status)]>[失敗したジョブ数 (Failed Job Count)]レポート
[状態および成功率 (Status & Success Rate)]は、バックアップ処理時間帯ごと、1 週間の概要ごとのビューで、NetBackup の操作全般の成功と失敗の割合のレポートを基本および詳細の形式で提供します。
[成功率 (Success Rate)]は、完全ジョブと増分ジョブの両方のスケジュールにおいて再試行と部分的に成功したジョブをフィルタで除外する機能を使用して NetBackup のジョブ成功率の詳細レポートを提供します。
[失敗したジョブ数 (Failed Job Count)]レポートは失敗したジョブを集計し、時系列で表示します。実際は、失敗したジョブが最初であるか、または最後かどうか区別されていないため、このレポートは「すべてのジョブ」と同じです。問題となる傾向があるかどうかを視覚化します。主要なバックアップインフラコンポーネント (バックアップサーバー、メディアサーバー) と属性 (ポリシー、ポリシー形式、スケジュール、OS、製品、トランスポート形式) と共に、ビューまたはビュー内のレベルに対してレポートできます。フィルタ処理は、すべてのコンポーネントおよび属性で使用できます。レポートの主な使用例は、永続的なエラーを修正するためにとった処置が結果を生み、傾向を逆転させるかどうかの検証です。 このレポートでは、カスタマイズされた平均期間のグラフを表示できるようになりました。
図: [失敗したジョブ数 (Failed Job Count)]レポート に、[失敗したジョブ数 (Failed Job Count)]レポートのビューの例を示します。
[失敗したジョブ数 (Failed Job Count)]レポートに関連付けられている詳細は次のとおりです。
レポート名 | 失敗したジョブ数 |
レポートのカテゴリ | バックアップ |
場所 | [レポート (Report)] > [レポートテンプレート (Report Templates)] > [バックアップ (Backup)] > [状態および成功率 (Status & Success Rate)] > [状態 (Status)] > [失敗したジョブ数 (Failed Job Count)] |
レポートの目的 | このレポートでは、一定期間に失敗したジョブの密度を示します。 |
サポート対象の製品 | NetBackup、NetBackup アプライアンス、Backup Exec、NetBackup PureDisk |
該当するビュー | マスターサーバー、クライアント |
レポートの表示 | 履歴 |
ドリルダウンレポート | いいえ |
スケジュール可能 | はい |
サポート対象のエクスポート形式 | CSV、HTML、PDF、XML、TSV |
VBR レポートとのマッピング | [バックアップ (Backups)] >[状態 (Status)] > [失敗したジョブ数 (Failed Job Count)] |
次の表に、[失敗したジョブ数 (Failed Job Count)]レポートのフィルタと、これらのフィルタを使用してレポートに特定のデータを表示する方法を示します。
フィルタ | 列 | 説明 |
---|---|---|
表示 | レポートで、選択されたビューのデータを表示するビューを選択します。デフォルトでは、[すべてのマイビュー (All My Views)]が選択されます。 | |
マスターサーバー | マスターサーバー | レポートで、選択されたマスターサーバーのデータを表示するために 1 つ以上のマスターサーバーを選択します。OpsCenter コンソールに追加されるすべてのマスターサーバーが、[値 (Value)]ドロップダウンリストに示されます。 |
メディアサーバー | メディアサーバー | レポートで特定のメディアサーバーのデータを表示するために 1 つ以上のメディアサーバーを選択します。 OpsCenter コンソールのマスターサーバーに接続されたすべてのメディアサーバーが[値 (Value)]ドロップダウンリストに示されます。 |
クライアント | クライアント名 クライアント OS | レポートで、選択されたクライアントのデータを表示する 1 つ以上のクライアントを選択します。OpsCenter コンソールでマスターサーバーによって保護されるすべてのクライアントが表示されます。 レポートで、選択されたクライアント OS のデータを表示するために 1 つ以上のクライアント OS を選択します。 |
ポリシー | ポリシーデータの分類名 ポリシーのキーワード ポリシー名 ポリシー形式 | 選択されたポリシーデータの分類名のデータを表示するために、1 つ以上のポリシーデータ分類名を選択します。 選択されたキーワードが含まれるポリシーのデータを表示するために、1 つ以上のポリシーキーワードを選択します。 選択されたポリシーのデータを表示する 1 つ以上のポリシー名を選択します。 選択されたポリシー形式のデータを表示するために 1 つ以上のポリシー形式を選択します。 |
スケジュール | スケジュール/レベルの形式 スケジュール名 | 選択されたスケジュール形式のデータを表示するために、CINC、Copy、Daily など 1 つ以上のスケジュール形式を選択します。 選択されたスケジュール名のデータを表示する 1 つ以上のスケジュール名を選択します。 |
ジョブ | ジョブのトランスポート形式 ジョブの形式 製品の種類 | 選択されたトランスポート形式のジョブのデータを表示するために、FT、LAN、不明など 1 つ以上のトランスポート形式を選択します。 デフォルトでは、バックアップジョブがレポートに表示されます。 アーカイブ、バックアップ、リストアなど 1 つ以上のジョブの形式を選択して、選択したジョブの形式のデータを表示できます。 選択された製品のデータを表示するために 1 つ以上のバックアップ製品を選択します。 |
試行 | 試行の状態 | [試行の状態 (Attempt Status)]フィルタに指定できる値は、[試行 (Attempt)]または[ジョブ (Job)]の 2 つです。 [ジョブ数 (Job Count)]の計算時に[試行 (Attempt)]が選択されると、すべての試行がレポートで考慮されます。 デフォルトでは、[ジョブ (Job)]が選択されます。 [ジョブ (Job)]が選択されると、試行数は考慮されません。 |
フィルタの使用例: [失敗したジョブ数 (Failed Job Count)]レポートですべてのジョブの試行数を表示するには、[試行の状態 (Attempt Status)]で[試行 (Attempt)]を選択します。
[失敗したジョブ数 (Failed Job Count)]レポートでは次の拡張が行われています。
相対時間枠の選択のために、[年間 (Years)]単位が追加されました。
過去 X 年のデータを表示できるようになりました。
[次へ (Next)]オプションは[相対時間枠 (Relative Timeframe)]のドロップダウンメニューから削除されました。[次の 2 週間 (Next two weeks)]のような相対時間枠を入力することはできなくなりました。これは、レポートが将来のデータをサポートしないためです。
次のオプションが[次の基準による時間枠グループ (Time Frame Group By)]から削除されました。
曜日平均 (Day of week Average)
曜日合計 (Day of Week total)
時間平均 (Hour of day Average)
時間合計 (Hour of day total)
分間 (Minutes)
月平均 (Month of year Average)
月合計 (Month of year total)
四半期 (Quarter)
四半期平均 (Quarter of year Average)
四半期合計 (Quarter of year total)
次の[レポート対象 (Report On)]のオプションが、[バックアップジョブの属性 (Backup Job Attributes)]に追加されました。
ジョブの状態 (完了と部分的な完了のみ) (Job Status (Complete and Partial only))
ジョブの状態 (完了のみ) (Job Status (Complete only))
[スケジュール名 (Schedule Name)]列が[スケジュール (Schedule)]フィルタに追加され、スケジュール名でデータをフィルタ処理できるようになりました。
レポートには、カスタマイズされた平均期間の傾向線が表示されるようになりました。
次のオプションが追加されました。
[3 の移動平均期間で傾向ラインを表示する (Show trendline with moving average period of 3)]。値は 1、2、3、7、14、30 のいずれかを選択できます。デフォルト値は 3 です。
平均の計算に使用するデータポイントの数を指定するには、[移動平均で傾向ラインを表示する (Show trendline with moving average)]チェックボックスをオンにしてドロップダウンメニューを使用します。グラフの各間隔において、傾向線は最新のデータポイントの移動平均を示します。例: 3 を指定すると、傾向ラインには、各間隔で現在のデータポイントと過去 2 つのデータポイントの平均が示されます。
[不明 (UNKNOWN)]がポリシーフィルタの[ポリシー形式 (Policy Type)]列の値として追加されました。ポリシー形式が不明なレポートデータをフィルタ処理できるようになりました。 OpsCenter の以前のバージョンでは、不明なポリシー形式は空白として示されました。 ジョブの形式、スケジュールの形式、ポリシーの形式など、すべての静的な列が、VBR でのように不明 (UNKNOWN) として表示されるようになりました。