Veritas NetBackup™ OpsCenter レポートガイド
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[リスク分析 (Risk Analysis)]>[Recovery Point Objective (RPO)]レポート
RPO (Recovery Point Objective) と RTO (Recovery Time Objective) は、クライアントのリカバリ可能性を表すメトリック値として一般に認められるようになりました。このレポートは前回正常に完了したバックアップ以降に経過した時間の量ですべてのクライアントをランク付けします。このレポートは、各システムの正常バックアップ以降の経過時間を示すため、各システムがリカバリポイント目標を満たしているかどうかがわかります。より大きい環境でこのレポートを週単位で実行できれば、事前定義された期間内にバックアップされていないシステムを原因とするリスクがどこに存在するかが簡単にわかります。
[クライアントのリスク分析 (Client Risk Analysis)]レポートと対照をなして、詳細度のレベルはクライアントレベルであり、こうして複数のバックアップポリシーのクライアントはごく最近の成功したポリシーによって表されます。このレポートは複数ポリシーのクライアントのために使わないことを推奨します。 [クライアントの「IsActive」]フィルタを使用すると、アクティブにバックアップされていないホストを省略できます。レポートの経過時間は常に今と前回正常に完了したバックアップの間にあります。レポートは最も長い経過時間のクライアントを先頭に配置するグラフ形式のランク付けで効果的です。
図: [Recovery Point Objective (RPO)]レポート に、[Recovery Point Objective (RPO) (Recovery Point Objective)]レポートのビューの例を示します。
例では、ほぼ 10 時間にわたってすべてのクライアントでバックアップが実行されていません。これは、レポート上の 5 つのシステムの場合、最良の RPO がほぼ 10 時間であることを意味します。8 時間の RPO を約束している場合は、これらのシステムを早くバックアップしてその SLA を満たせる状態にする必要があります。
[Recovery Point Objective (RPO) (Recovery Point Objective)]レポートに関連付けられている詳細は次のとおりです。
レポート名 | Recovery Point Objective (RPO) |
レポートカテゴリ | [クライアント (Client)]レポート |
場所 | [レポート (Report)] > [レポートテンプレート (Report Templates)] > [クライアントレポート (Client Reports)] > [リスク分析 (Risk Analysis)] > [Recovery Point Objective (RPO) (Recovery Point Objective)] |
レポートの目的 | ユーザーが設定可能なしきい値に基づく、リカバリポイント目標を超えているクライアントのランキングレポート。 |
サポート対象の製品 | NetBackup、NetBackup マスターアプライアンス、Backup Exec、NetBackup PureDisk |
該当するビュー | マスターサーバー、クライアント |
レポートの表示 | ランク付け (グラフ) |
ドリルダウンレポート | いいえ |
スケジュール可能 | はい |
サポート対象のエクスポート形式 | PDF、CSV、TSV、HTML、XML |
VBR レポートとのマッピング | [バックアップ (Backups)] >[リスク分析 (Risk Analysis)] > [Recovery Point Objective - RPO] |
次の表に、[Recovery Point Objective (RPO)]レポートのフィルタと、これらのフィルタを使用してレポートに特定のデータを表示する方法を示します。
フィルタ | 列 | 説明 |
---|---|---|
表示 | レポートで、選択されたビューのデータを表示するビューを選択します。デフォルトでは、[すべてのマイビュー (All My Views)]が選択されます。 | |
マスターサーバー | マスターサーバー | レポートで、選択されたマスターサーバーのデータを表示するために 1 つ以上のマスターサーバーを選択します。OpsCenter コンソールに追加されるすべてのマスターサーバーが、[値 (Value)]ドロップダウンリストに示されます。 |
メディアサーバー | メディアサーバー | レポートで特定のメディアサーバーのデータを表示するために 1 つ以上のメディアサーバーを選択します。OpsCenter コンソールのマスターサーバーに接続されたすべてのメディアサーバーが[値 (Value)]ドロップダウンリストに示されます。 |
クライアント | クライアントがアクティブです クライアント名 クライアント OS | デフォルトで[はい (Yes)]が選択されています。デフォルトでは、アクティブなクライアントがレポートに表示されます。つまり、アクティブにバックアップされていないクライアントはデフォルトで省略されます。すべてのクライアントのレポートを表示するには、[いいえ (No)]を選択します。 レポートで、選択されたクライアントのデータを表示する 1 つ以上のクライアントを選択します。OpsCenter コンソールでマスターサーバーによって保護されるすべてのクライアントが表示されます。 レポートで、選択されたクライアント OS のデータを表示するために 1 つ以上のクライアント OS を選択します。 |
ポリシー | ポリシーのキーワード ポリシー名 ポリシー形式 | 選択されたキーワードが含まれるポリシーのデータを表示するために、1 つ以上のポリシーキーワードを選択します。 選択されたポリシーのデータを表示する 1 つ以上のポリシー名を選択します。 選択されたポリシー形式のデータを表示するために 1 つ以上のポリシー形式を選択します。 |
スケジュール | スケジュール/レベルの形式 スケジュール名 | 選択されたスケジュール形式のデータを表示するために、CINC、Copy、Daily など 1 つ以上のスケジュール形式を選択します。 選択されたスケジュール名のデータを表示する 1 つ以上のスケジュール名を選択します。 |
ジョブ | ジョブ状態 ジョブのトランスポート形式 ジョブの形式 | レポートで、選択されたジョブの状態のデータを表示するために、失敗、欠落、部分的に成功など 1 つ以上のジョブの状態を選択します。 選択されたトランスポート形式のジョブのデータを表示するために、FT、LAN、不明など 1 つ以上のトランスポート形式を選択します。 [ジョブの形式 (Job Type)]の値は必ず選択する必要があります。 デフォルトでは、バックアップジョブがレポートに表示されます。 アーカイブ、バックアップ、リストアなど 1 つ以上のジョブの形式を選択して、選択したジョブの形式のデータを表示できます。 |
フィルタの使用例: 特定のマスターサーバーのレポートを実行すると、特定のマスターサーバーによってバックアップされたクライアントの詳細を表示できます。
[メディアに格納されたバックアップイメージ (Stored Backup Images on Media)]レポートでは次の拡張が行われています。
各クライアントのバーをクリック (ドリルダウン)して、ジョブの形式、スケジュール/レベルの形式およびポリシー名で[Recovery Point Objective (RPO)]レポートを表示できるようになりました。
[ジョブの形式 (Job Type)]列が[ジョブ (Job)]フィルタに追加されました。
[ポリシー (Policy)]フィルタには、次の列が追加されました。
ポリシーのキーワード (Policy Keyword)
ポリシー形式 (Policy Type)
[スケジュール (Schedule)]フィルタが追加されました。
次の[レポート対象 (Report On)]パラメータが追加されました。
ジョブの形式 (Job Type)
ポリシー名 (Policy Name)
スケジュール/レベルの形式 (Schedule/Level Type)
以前は[ホストが有効です (Host is Active)]列に[ホスト (Host)]フィルタがありました。[ホスト (Host)]フィルタは削除されました。[ホストが有効です (Host is Active)]列の名前が[クライアントがアクティブです (Client is Active)]列に変更され、[クライアント (Client)]フィルタの下に配置されるようになりました。[クライアントがアクティブです (Client is Active)]列のデフォルト値は[はい (Yes)]です。