Veritas NetBackup™ OpsCenter レポートガイド
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[リスク分析 (Risk Analysis)]>[クライアントのリスク分析 (Client Risk Analysis)]レポート
[リスク分析 (Risk Analysis)]は、NetBackup Clients が保護されていない危険な状態にあるか、Recovery Point Objective (RPO)に基づいて保護されているかのレポートを提供します。
[クライアントのリスク分析 (Client Risk Analysis)]レポートは、所定の期間内に正常なバックアップを実施しなかったのでリストアまたはリカバリ可能性の観点からリスクを伴うバックアップクライアントを特定します。「指定の期間」は、フィルタリングのために他の複数の変数と共にユーザーが定義します。レポートは正常なバックアップなしで x 時間、日、週または月を経過したすべてのクライアントまたはポリシーの組み合わせとして解釈されます。
詳細度のレベルはクライアントかポリシーレベルにあり、それらの 1 つが繰り返し失敗することがある複数のバックアップポリシーがあるクライアントを表示します。主な使用例はすべてのクライアントが最後の x 時間現在にバックアップ済みであり、すべてのクライアントで完全バックアップが x 日以内に行われていることを示すことです。レポートには現在アクティブなもののみを含め、部分的な成功を成功として、また部分的な失敗を失敗として数える機能を持つ「Is Active」フィルタがあります。
図: [クライアントのリスク分析 (Client Risk Analysis)]レポート に、[クライアントのリスク分析 (Client Risk Analysis)]レポートのビューの例を示します。
次の表に、レポートに表示される各列の詳細を示します。
クライアント名 | バックアップが正常に完了せず、危険な状態にあるクライアントの名前。 |
サーバー名 | このクライアントに関連付けられているサーバーの名前。 |
ポリシー名 | 関連付けられているポリシーの名前。 |
最後の正常に完了したジョブ | このクライアントのバックアップが正常に作成された日時。 |
最後に終了した完全なジョブ | 最後の完全バックアップジョブが終了した日時。 |
最後に終了した増分ジョブ | 最後の増分バックアップジョブが終了した日時。 |
スケジュール名 | このクライアントの最後の正常なバックアップのスケジュールの名前。クライアントのバックアップが正常に作成されなかった場合、この列は常に空白になります。 |
状態 | クライアントの状態 (オンラインまたはオフライン)。 |
オンライン時刻 | クライアントがオフラインの場合、この列にはクライアントが再度オンラインになる時刻が表示されます。クライアントがすでにオンラインの場合、この列は空白になります。 |
[クライアントのリスク分析 (Client Risk Analysis)]レポートに関連付けられている詳細は次のとおりです。
レポート名 | [クライアントのリスク分析 (Client Risk Analysis)]レポート |
レポートのカテゴリ | [クライアント (Client)]レポート |
場所 | [レポート (Report)]>[レポートテンプレート (Report Templates)]>[クライアントレポート (Client Reports)]>[クライアントのリスク分析レポート (Client Risk Analysis Report)] |
レポートの目的 | このレポートは、構成されたすべてのクライアントを確認し、指定の期間内にクライアントの正常な完全バックアップが行われたかどうかを判断します。行われていない場合、そのクライアントはリスクとして指摘され、正常な完全バックアップを行う操作を実行できます。 |
サポート対象の製品 | NetBackup、NetBackup アプライアンス、Backup Exec、NetBackup PureDisk |
該当するビュー | マスターサーバー、クライアント |
レポートの表示 | 表形式 |
ドリルダウンレポート | いいえ |
スケジュール可能 | はい |
サポート対象のエクスポート形式 | CSV、HTML、PDF、XML、TSV |
VBR レポートとのマッピング | [バックアップ (Backups)] >[リスク分析 (Risk Analysis)] > [クライアントのリスク分析 (Client Risk Analysis)] |
次の表に、[クライアントのリスク分析 (Client Risk Analysis)]レポートのフィルタと、これらのフィルタを使用してレポートに特定のデータを表示する方法を示します。
フィルタ | 列 | 説明 |
---|---|---|
表示 | レポートで、選択されたビューのデータを表示するビューを選択します。デフォルトでは、[すべてのマイビュー (All My Views)]が選択されます。 | |
マスターサーバー | マスターサーバー | レポートで、選択されたマスターサーバーのデータを表示するために 1 つ以上のマスターサーバーを選択します。 OpsCenter コンソールに追加されるすべてのマスターサーバーが、[値 (Value)]ドロップダウンリストに示されます。 |
クライアント | クライアントがアクティブです | デフォルトで[はい (Yes)]が選択されています。デフォルトでは、アクティブなクライアントがレポートに表示されます。つまり、アクティブにバックアップされていないクライアントはデフォルトで省略されます。すべてのクライアントのレポートを表示するには、[いいえ (No)]を選択します。 |
スケジュール | スケジュール/レベルの形式 | 選択されたスケジュール形式のデータを表示するために、完全、増分など 1 つ以上のスケジュール形式を選択します。 |
ジョブ | ジョブ状態 | ジョブ状態 ([成功 (Successful)]または[部分的に成功 (Partially Successful)]または両方) を選択すると、選択したジョブ状態のデータがレポートに表示されます。 |
フィルタの使用例: [クライアントがアクティブです (Client is Active)]で[いいえ (No)]を選択して[クライアントのリスク分析 (Client Risk Analysis)]レポートを実行すると、すべてのクライアント (アクティブと非アクティブの両方) が含まれます。
[クライアントのリスク分析 (Client Risk Analysis)]レポートでは次の拡張が行われています。
相対時間枠の選択のために、[年間 (Years)]単位が追加されました。 過去 X 年のデータを表示できるようになりました。
[次へ (Next)]オプションは[相対時間枠 (Relative Timeframe)]のドロップダウンメニューから削除されました。[次の 2 週間 (Next two weeks)]のような相対時間枠を入力することはできなくなりました。
以前は[ホストが有効です (Host is Active)]列に[ホスト (Host)]フィルタがありました。[ホスト (Host)]フィルタは削除されました。[ホストが有効です (Host is Active)]列の名前が[クライアントがアクティブです (Client is Active)]列に変更され、[クライアント (Client)]フィルタの下に配置されるようになりました。[クライアントがアクティブです (Client is Active)]列のデフォルト値は[はい (Yes)]です。
[ジョブ (Job)]フィルタの下の[ジョブ状態 (Job Status)]列のデフォルト値は[成功 (Successful)]に変更されました。